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185.好きだけどばか
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涙があとからあとからこぼれて止まらない。涙腺がばかになってしまったみたいだった。
「ぁああああーーーーっっ……!!」
悲鳴のような声を上げて、俺は久しぶりに意識を失った。気持ちいいなんて言葉じゃ言い表せないほど感じさせられてしまい、頭がショートしたような状態になったみたいだった。
「ぁあんっ、あっ、あっ、あっ……!」
でもそれだけでは終わらなくて、目覚めは快感と共に訪れた。
「カイト、目覚めたか」
「カイト、大丈夫か?」
ちゅくちゅくと乳首をしゃぶりながら言うことではないと思う。
「ばかぁあああ~~~っっ……!」
二人の精を受け入れた身体は乳を分泌させてしまうから、俺の無事を確認した後は乳を飲んでいたらしい。百年の恋も覚めそうだなと思った。
でも乳を飲まれるのも気持ちよくて、俺は涙をまたぼろぼろこぼしながら二人に乳を飲まれ続けた。やっぱり二人がかりなんて無理だと思う。感じすぎて頭おかしくなってしまいそうだし。
ぐすぐすとべそをかきながらジャックに抱きしめられた。
「も、やぁ~っ! きらいっ、きらいぃっ……!」
「そんなことないよな。俺たちのことが好きだろう? おまんこの中をいっぱいにされるのも好きだよな。かわいい……」
「やだぁ……」
もうなんか全部バレてしまったみたいでいたたまれない。一応シーツでくるまれているからあちこち触られることはないものの、ジャックは満足そうだった。
そういえば禁止ワードを決めたのにそれどころではなかった。頭が真っ白になってしまったし。でも禁止ワードを言っても止まらなかったらそれはそれで困る。
その後はベッドでごろごろして過ごした。ジャンがベッドの横の椅子に腰かけて俺の頭を撫でるのが心地良かった。こういうふれあいで満足できるならいいんだけどなと思う。現実は抱かれまくりな爛れた日々だ。
「ジャン」
「なんだ?」
「先輩のところ、いつ連れてってくれる?」
「そうだな……二日後はどうだろうか。聞きたいことがあるのだろう?」
「うん」
もうあれもこれも好きってバレちゃったから意味がないかもしれないけど、早川先輩には会いたい。
先輩が住んでいるというセイム村は以前先輩がいた村よりは遠い。それでもここから馬車で一日という距離だとは聞いた。それほど遠くはないなと思う。馬車はジャンが普段使っているものだと小さいので、もっといいものを借りるのだと言っていた。
……いい馬車を借りるとか。最低三日だよな。いったいいくらかかるんだろう。ビットが御者を担うそうだ。ロンドは自分で馬に乗っての護衛である。他の奴隷たちには変わらず家の周辺を見回らせるようだ。まぁ、奴隷にかけた魔法はかけた本人にしか解けないから大丈夫だろう。なんかいろいろ忘れている気がしたが、疲れていたのかそのまま寝てしまった。
起きた時ジャンはすでに仕事に行った後だった。見送りしたかったなぁ。
「……見送りしたかった」
呟いたらジャックが嬉しそうに笑んだ。
「カイトはかわいいな」
「……かわいいって言葉しか知らないのかよ……」
もー、相変わらず恥ずかしい。
「そうだな。カイトの前では”かわいい”しか言えないな」
当たり前のように言われて顔がカーッ! と熱くなるのを感じた。絶対ジャックの目は曇っていると思う。それか目が悪いんだ、きっと。
「……目ぇ悪いだろ……」
「目はいい方だ」
「じゃあ……好みがおかしいんだ」
「カイトが俺の最愛なんだからそれでいいだろう」
「ううう……」
思わず悶えてしまう。だめだ、絶対うちの夫たちはおかしい。つか男の俺に夫がいること自体がおかしい。混乱している自覚はあるがしょうがない。
「カイト」
顔が近づいてきて、唇を塞がれてしまった。……ジャックのキスが好きすぎてつらい。何度も唇を食まれて、舌を舐められて、絡め取られたらぼうっとしてしまう。そういえば馬車に丸一日乗ってることになるんだろうけど、その間ってどう過ごすことになるんだろう。以前はどうしてたっけ。
唇を離されてしまったので追いかけた。
「やっ、もっとキス……」
「ほら、かわいいじゃないか……」
もうかわいくてもなんでもいいからキスしたい。もういいから。大好きだから。
たっぷりキスされて、半分勃ち上がってしまったちんちんに触れられてはっとした。
「んんっ……やっ、ちんちんはぁっ……」
「カイトの蜜を飲ませてくれ」
「あぁっ、だめぇっ……!」
いつのまにかシーツをはだけられて、くちゅくちゅとちんちんをしごかれ股間に顔を埋められてしまった。
「あぁんっ、ジャックぅ……だめっ、だめぇえっ……!」
勃起したちんちんを根元まで咥えられて舐めしゃぶられ、俺は啼いた。ちんちんは本当にだめだってば。ジャックの髪を掴んでがくがくと震え、すぐに俺はイカされてしまった。
「あっ、ああっ、ああああーーーーっっ……!」
萎えた俺を優しくしゃぶられながら精液を飲まれてしまう。
「だめって、言った、のにぃ……」
「……カイトの蜜はおいしい」
「だめだって……」
「カイトはどこもかしこもおいしい」
本当にバカだって思った。今日は俺、二人にどんだけばかばか言ったんだろう。でもそんな二人のことが好きなんだから俺も大概バカだなって思った。
ーーーーー
やっと更新できたああああ~~~~(多忙中
「ぁああああーーーーっっ……!!」
悲鳴のような声を上げて、俺は久しぶりに意識を失った。気持ちいいなんて言葉じゃ言い表せないほど感じさせられてしまい、頭がショートしたような状態になったみたいだった。
「ぁあんっ、あっ、あっ、あっ……!」
でもそれだけでは終わらなくて、目覚めは快感と共に訪れた。
「カイト、目覚めたか」
「カイト、大丈夫か?」
ちゅくちゅくと乳首をしゃぶりながら言うことではないと思う。
「ばかぁあああ~~~っっ……!」
二人の精を受け入れた身体は乳を分泌させてしまうから、俺の無事を確認した後は乳を飲んでいたらしい。百年の恋も覚めそうだなと思った。
でも乳を飲まれるのも気持ちよくて、俺は涙をまたぼろぼろこぼしながら二人に乳を飲まれ続けた。やっぱり二人がかりなんて無理だと思う。感じすぎて頭おかしくなってしまいそうだし。
ぐすぐすとべそをかきながらジャックに抱きしめられた。
「も、やぁ~っ! きらいっ、きらいぃっ……!」
「そんなことないよな。俺たちのことが好きだろう? おまんこの中をいっぱいにされるのも好きだよな。かわいい……」
「やだぁ……」
もうなんか全部バレてしまったみたいでいたたまれない。一応シーツでくるまれているからあちこち触られることはないものの、ジャックは満足そうだった。
そういえば禁止ワードを決めたのにそれどころではなかった。頭が真っ白になってしまったし。でも禁止ワードを言っても止まらなかったらそれはそれで困る。
その後はベッドでごろごろして過ごした。ジャンがベッドの横の椅子に腰かけて俺の頭を撫でるのが心地良かった。こういうふれあいで満足できるならいいんだけどなと思う。現実は抱かれまくりな爛れた日々だ。
「ジャン」
「なんだ?」
「先輩のところ、いつ連れてってくれる?」
「そうだな……二日後はどうだろうか。聞きたいことがあるのだろう?」
「うん」
もうあれもこれも好きってバレちゃったから意味がないかもしれないけど、早川先輩には会いたい。
先輩が住んでいるというセイム村は以前先輩がいた村よりは遠い。それでもここから馬車で一日という距離だとは聞いた。それほど遠くはないなと思う。馬車はジャンが普段使っているものだと小さいので、もっといいものを借りるのだと言っていた。
……いい馬車を借りるとか。最低三日だよな。いったいいくらかかるんだろう。ビットが御者を担うそうだ。ロンドは自分で馬に乗っての護衛である。他の奴隷たちには変わらず家の周辺を見回らせるようだ。まぁ、奴隷にかけた魔法はかけた本人にしか解けないから大丈夫だろう。なんかいろいろ忘れている気がしたが、疲れていたのかそのまま寝てしまった。
起きた時ジャンはすでに仕事に行った後だった。見送りしたかったなぁ。
「……見送りしたかった」
呟いたらジャックが嬉しそうに笑んだ。
「カイトはかわいいな」
「……かわいいって言葉しか知らないのかよ……」
もー、相変わらず恥ずかしい。
「そうだな。カイトの前では”かわいい”しか言えないな」
当たり前のように言われて顔がカーッ! と熱くなるのを感じた。絶対ジャックの目は曇っていると思う。それか目が悪いんだ、きっと。
「……目ぇ悪いだろ……」
「目はいい方だ」
「じゃあ……好みがおかしいんだ」
「カイトが俺の最愛なんだからそれでいいだろう」
「ううう……」
思わず悶えてしまう。だめだ、絶対うちの夫たちはおかしい。つか男の俺に夫がいること自体がおかしい。混乱している自覚はあるがしょうがない。
「カイト」
顔が近づいてきて、唇を塞がれてしまった。……ジャックのキスが好きすぎてつらい。何度も唇を食まれて、舌を舐められて、絡め取られたらぼうっとしてしまう。そういえば馬車に丸一日乗ってることになるんだろうけど、その間ってどう過ごすことになるんだろう。以前はどうしてたっけ。
唇を離されてしまったので追いかけた。
「やっ、もっとキス……」
「ほら、かわいいじゃないか……」
もうかわいくてもなんでもいいからキスしたい。もういいから。大好きだから。
たっぷりキスされて、半分勃ち上がってしまったちんちんに触れられてはっとした。
「んんっ……やっ、ちんちんはぁっ……」
「カイトの蜜を飲ませてくれ」
「あぁっ、だめぇっ……!」
いつのまにかシーツをはだけられて、くちゅくちゅとちんちんをしごかれ股間に顔を埋められてしまった。
「あぁんっ、ジャックぅ……だめっ、だめぇえっ……!」
勃起したちんちんを根元まで咥えられて舐めしゃぶられ、俺は啼いた。ちんちんは本当にだめだってば。ジャックの髪を掴んでがくがくと震え、すぐに俺はイカされてしまった。
「あっ、ああっ、ああああーーーーっっ……!」
萎えた俺を優しくしゃぶられながら精液を飲まれてしまう。
「だめって、言った、のにぃ……」
「……カイトの蜜はおいしい」
「だめだって……」
「カイトはどこもかしこもおいしい」
本当にバカだって思った。今日は俺、二人にどんだけばかばか言ったんだろう。でもそんな二人のことが好きなんだから俺も大概バカだなって思った。
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やっと更新できたああああ~~~~(多忙中
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