上 下
179 / 214

177.後戯が長いのも考えもの

しおりを挟む
「あーっ、あーっ、あーっ……!!」

 とうとう二人がイッてしまい、奥をせーえきで満たされてしまった。その凄まじい快感にはもう悲鳴を上げることしかできなくて、俺は何度も首を振った。過ぎた快感はどうしたらいいのかわからなくなるぐらいたいへんになる。俺はジャンの胸に身体を預けたまますんすんと鼻を鳴らした。

「あっ……あっ、ぁあっ……!」
「カイト、かわいい……」
「ぁあっ、やぁあっ……!」

 ジャックの手が、またイッてしまった俺のちんちんをくにくにと揉む。

「やっ、さわっちゃぁっ、あぁんっ……!」

 びくびくと震えながら悲鳴を上げる。感じてしまってだめだ。頭が本当におかしくなってしまう。

「兄さん、カイトのおっぱい飲みたいです」
「ああ、抜くぞ」
「やぁあああーーーっっ……!」

 ジャックに抱きしめられて、身体を持ち上げられた。ジャンのが抜けていくのにも感じて悲鳴を上げた。ジャンのが抜かれたってジャックのは入ったままだから快感が全然収まらなくて困ってしまう。

「やぁんっ、らめっ、抜い、てぇっ、らめぇっ……!」
「そんな悲しくなることを言わないでくれ」

 びくびくと震えながら、ジャックが体勢を変えたことでまた感じてしまう。ジャックはゆっくりと身体を仰向けに倒した。おかげで俺の身体もジャンに向かって仰向けになってしまった。

「あっ、あっ、あっ……!」
「カイトのおっぱい、飲ませろよ」

 ジャンが覆い被さってきてとろとろと出始めている乳をに吸い付いた。

「あぁあああーーーっっ……!」

 ジャックのが中でムクムクとまた力を取り戻していくのを感じながら俺はジャンにいっぱい乳を飲まれてしまった。

「らめっ、らめぇっ、あぁあんっ……!」

 乳飲まれるのも感じてしまうからつらい。両方の乳首を交互に吸われて乳を飲まれ、その快感でまた俺自身が立ち上がってしまう。際限がないからもう勘弁してほしかった。

「……あのとろっとろになってるの、ヤりてえな……」
「おっぱい、飲みたい……」

 なんか声が聞こえるんだけど、何を言っているのかわからない。言葉は言葉として認識しているのだけど、過ぎた快感で頭がバカになってしまっているみたいだった。ジャンもジャックも俺の乳を思う存分飲み、更に俺自身も舐めしゃぶったりして俺をただひたすらに啼かせた。
 感じすぎてつらいからやっぱり二輪挿しはだめだって思う。だって後戯がもうしつこすぎるし。もちろんそれだけじゃすまなくて、最後はロンドに尻穴を舐めまくられてまた感じてしまった。愛液とか言って飲むなよって思った。
 おかげでぐっすりと泥のように眠った。ジャンは仕事に行ったわけじゃなかったから夜中に起きることもなく、珍しくそのまま朝を迎えた。
 目が覚めた時はいつも通りジャンの腕の中にいた。

「おはようカイト、よく眠れたか?」
「おはよ……おかげさまで? でも、ヤりすぎ……」

 ジャンがくくっと喉の奥で笑った。

「気持ちよかっただろう?」
「もうっ……」

 否定はしない。二人に抱かれるのは確かに気持ちいいから。

「……手加減しろって言ってんの……」
「無理だろ? カイトがこんなにかわいいんだから」

 当たり前のように言われて顔がカッと熱くなる。

「……感じすぎちゃうから、つらいんだって……」
「感度が上がりすぎなんだな。それは僕たちがどうにかできることではないだろう?」
「ばか……」

 ちゅ、ちゅと口づけられて、すぐに口づけは深くなった。

「んっ……」

 ジャンにされるキスだってもちろん好きだ。ただ、どちらかといえばジャックのキスの方が好きなだけで。
 口腔内を肉厚の舌で舐めまわれ、舌を絡め取られたらびくびく震えてしまう。

「んっ、んんっ……!?」

 ジャンの手が俺の尻を撫で、優しく揉み始めた。そんなことされたら尻穴に響いちゃうからやめてほしい。俺は身じろごうとしたが、がっしりと掴まれていて無理だった。

「んっ、はぁ、んっ、やっ……!」
「何が嫌なんだ?」
「あぁっ、揉んじゃ、あぁんっ……!」

 以前だったら尻を揉まれたぐらいじゃ感じなかったと思うけど、今はどういうわけか揉まれているだけで尻穴がひくひくしてしまう。

「どんだけ感じやすくなってんだよ」

 ジャンは楽しそうに言いながら俺の尻をぐにぐにと揉み続けた。

「だめっ、だってばぁっ……!」
「おまんこ犯しながら尻を揉みまくったらどうなっちまうんだろうな?」
「だめぇっ……!」

 もう、ジャンの鬼ぃ。
 ジャンは好きなだけ俺の尻を揉みまくってから、ようやくひくひくと震えている尻穴を指でなぞった。

「ひぃんっ……!?」
「カイト、おねだりしてみろよ」
「そん、なぁっ……」
「おまんこ犯してくださいって。敏感なおまんこ、いっぱいいじめてくださいってよ」
「や、だぁっ……!」

 昨夜いっぱいいじめられちゃったからもう勘弁してほしい。

「昨夜、いじめられたし……」
「昨夜のはかわいがってただろ? いじめるっつーのはなぁ……」
「あぁああんっっ!?」

 ジャンがいきなり尻穴に指を三本すぼめて入れ、そのままぐちょぐちょと激しく動かし始めた。

「こーゆーことを言うんだよっ!」
「やっ、だめっ、あぁあああんっっ……!」

 今日もいっぱいされてしまうみたいだった。



ーーーーー
らぶらぶー! らぶ(何
しおりを挟む
感想 40

あなたにおすすめの小説

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

【書籍化確定、完結】私だけが知らない

綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ 目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2024/12/26……書籍化確定、公表 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

兄たちが弟を可愛がりすぎです

クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!? メイド、王子って、俺も王子!? おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?! 涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。 1日の話しが長い物語です。 誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。

【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます

猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」 「いや、するわけないだろ!」 相川優也(25) 主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。 碧スバル(21) 指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。 「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」 「スバル、お前なにいってんの……?」 冗談? 本気? 二人の結末は? 美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。

美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました

SEKISUI
BL
 ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた  見た目は勝ち組  中身は社畜  斜めな思考の持ち主  なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う  そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される    

処理中です...