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159.尻穴疼いてたいへん

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 尻穴の疼きが収まらない……。
 ちょっと身じろぐだけでもきゅんっとなってしまって困る。なんで俺の身体こんなになってんの?

「カイト、そろそろ中を洗浄しよう」
「え?」

 ジャックに言われたことの意味がわからなくて、俺は首を傾げた。

「いつも抱く前に洗浄魔法でキレイにしていたが、そろそろ便意も出てくるだろう? だから一日二回はおまんこの中をキレイにしないとな」
「ト、トイレに行くってのは?」
「それだと本当の意味ではキレイにならないだろう?」

 そ、そうだけど、そうだけど……。

「せ、洗浄ってあれだよね? その、指入れてってやつ」

 ジャックがニヤリとした。

「別に指とは限らない。舌でもいいんだぞ?」

 し、舌! 舌ってことは舐めるってこと? 頬がカーッと熱くなった。舐めて中をキレイにされるとか勘弁してほしい。

「ゆ、指でオネガイシマス……」

 トイレはだめって言われた。トイレに行っても洗浄魔法は使うって。これだけは譲れないらしい。
 ジャックは嬉しそうに笑んだ。なんでそんなに嬉しそうなんだよぉ。今日はもう絶対Hしないんだからなっ。
 抱きしめられている形だったから、少しジャックが身体を離して俺の足を広げた。実は俺、素っ裸だったんである。
 しないって言ってるのにベッドに下ろされたら服も剥かれてしまったのだ。

「しないんじゃ……」

 って言ったけど、できないのならせめて裸でいてくれと言われてしまったら逆らえなかった。いや、逆らってもよかったんだけどな? でもどーせシーツ被ってるんだからいいかって思ってしまった。俺も大概ほだされてるよな。
 話を戻そう。そんなわけでジャックに全身を見られてしまっている俺、ジャックとのキスで半勃ちになっている股間が恥ずかしい。俺は顔をそらして自分の姿を見ないようにした。

「朝したきりだからな……カイトのかわいいおまんこが傷ついたら困る」

 ジャックはそんなことを言い、指でって頼んだのに尻穴に顔を寄せた。

「ジャ、ジャック! だめっ!」
「だめじゃない」
「えええっ? ぁあんっ……!」

 ぺろり、と尻穴を舐められてびくん、と身体が震えてしまった。すぐに尻穴がひくひくし始める。そこは刺激しちゃだめんなんだってばあ。

「やっ、舐めないっ、でぇっ……!」
「してないんだ。聞けない」

 Hしてないからってことなんだろうけど、慣らさなくたってそのまま指を入れられても大丈夫なの知ってるくせにぃっ。なんなら全然慣らさなくたってジャックのイチモツも受け入れられる。ちょっと身体が慣れるまではびっくりしてしまうかもしれないけど、いきなりジャックのイチモツを入れられたとしても俺の尻穴は喜んで感じまくってしまうんだから。
 ぺろぺろと、ひくひくしている尻穴を舐められる。

「や、だぁっ……!」

 舐めないで、舐めないで。
 感じちゃうから、おっきいのちょうだいって言いたくなっちゃうから。

「ひゃぁああんっ……!?」

 肉厚の舌がぐにぐにと入ってきて、俺は背を反らせて感じてしまった。

「ああああっ……!」

 中になんか、魔法を使われているのがわかる。これが洗浄魔法みたいなんだけど、尻穴の中をべろべろ舐められるの気持ちいいよぉ。

「あっ、あっ、ジャックぅ、だめっ、だめぇっ……!」

 イチモツ欲しいよぉ。もうどうでもいいから乱暴でもなんでもいいからぐちょぐちょに犯されたい。でもジャックは中をこれでもかと舐めると顔を上げた。

「カイトの愛液はたまらないな。中も洗浄したぞ。これであとは明日の朝また洗えばいいな」
「ばかぁああ……」

 ジャックが自分の口の周りを舐め、嬉しそうにそんなことを言った。
 恥ずかしいだけじゃなくて、もっと尻穴がきゅんきゅんして困ってしまう。でもジャックは襲い掛かってきたりはしなくて、俺をまた優しく抱きしめて何度もキスしてくれた。ううう、なんか生殺しかもしれない。でも俺がしたくないって言ったんだから……。
 身体の疼きがひどくて、夕飯はあまり喉を通らなかった。

「カイト、もしかして口に合わなかったか?」
「う、ううん……大丈夫……」

 お風呂にも入れてもらった。ジャックに洗われるのもちょっとたいへんだった。

「カイト、ちんちんの蜜を飲ませてくれ」
「えええ……」

 でも俺も欲望に負けて口に咥えてもらった。

「あっ、あっ、あっ、あっ……!」

 気持ちいいけど、気持ちいいけど、尻穴もいじってほしいよぉ。イチモツで満たされながらちんちん舐めてほしいかも。尿道も怖かったけど、尿道を抜き差しされるのもすっごく気持ちいい。ビットの舌で尿道責めされながら尻穴をいっぱいいっぱい犯してほしい。
 絶対に言えないけど。

「あっ、イクッ、イクイクッ、あーーーっ……!」

 すぐにイッてしまった。ジャックは出てしまった精をおいしそうに舐め取るとゴクリと嚥下した。

「あ……」
「カイトの蜜はとてもおいしい……もっと飲みたい……」
「だめっ、今日はもうっ……!」
「そうか。それはとても残念だ」

 ジャックがしゅんとした。そりゃあちんちんいじられるのはとても気持ちいいけど、それをされちゃうと尻穴の方がもっと疼いてしまうから止めさせないと危ないのだ。
 だってもう、撤回したくてしょうがなくなってきてるんだもん。
 丁寧にバスタオルで拭かれて、新しいバスタオルにくるまって寝室に運ばれて。
 いつもならこれからHなんだけど今日はただ寝るだけだ。

「おやすみ、カイト」
「……おやすみ」

 尻穴の疼きがどんどんひどくなってきているんだけど、あえて俺は無視した。寝ちゃえば大丈夫だって思ったんだ。
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