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 知らない人の視線にさらされながらイッてしまうなんて、とあまりの恥ずかしさに身もだえた。両手で顔を覆って少しでも自分を隠そうとする。本来なら身をよじってでも、と思うんだけどジャックが萎えた俺自身をそのままくちゅくちゅと舐めしゃぶっているから動くこともできない。

「あっ、ジャックッ、玉は、だめぇっ……」

 萎えた俺自身だけじゃなくてジャックは俺の玉も口腔内に収めてしまう。そのおもちゃにされてるかんじにぞくぞくして、また感じてしまう。

「やっ、やっ、だめっ、だめだめっ……!」

 くちゅくちゅごっくん、と濡れた音が止まらない。恥ずかしい、すっごく気持ちいいけど、恥ずかしいよぉ。
 ごくり、と唾を飲み込む音が少し離れたところから聞こえた。

「……嫌がっているようですが?」

「妻は恥ずかしがり屋でね。だが身体の感度は最高だから感じすぎていやとかだめとか言っているんだよ。かわいくてしょうがないだろう?」

 がくがくと震える身体を押さえながら、ジャックは俺のちんちんと玉をたっぷり可愛がった。

「あっ、またっ、イッちゃ、イッちゃうっ、あぁああんっっ……!」

 びくびくーっ! と身体を震わせて俺はまたイッてしまった。ダイレクトにそんなにイカされたらたいへんだからやめてほしい。
 ゴクリ、とジャックが俺の精液を飲んでから顔を上げた。

「ジャン、ソイツは?」
「ロンドの言った通りだった。カイトで筆おろしをした竜族らしい」
「初めまして、アテと申します。カイトさんをどうしても忘れることができずこちらを訪ねてしまいました」

 俺はおそるおそる顔を覆った指の間からその竜族とやらを見た。
 ロンドより少し背が低いぐらいだが同じぐらいイケメンだし、身体つきもがっしりしている。ホント、この世界って美形が多いよな。

「カイト、覚えているか?」

 ジャックに聞かれてふるふると首を振った。竜族にほぼ一日ヤられ続けたという記憶はあったが、駅弁されて、感じはしたけど体勢が不安定で怖かったという印象しかないので顔までは覚えていなかった。それにあの頃は投げやりになっていた時期だから、感じてはいたけど今ほどじゃなかったと思う。
 なんかまた怖くなり、俺は顔から手を外してジャックに手を伸ばした。

「カイト?」
「……だっこ」
「かわいいな」

 ジャックは嬉しそうに呟くと俺を抱きしめて例の竜族から見えないようにしてくれた。俺はジャックの胸に顔を埋めてぎゅうぎゅう抱き着いた。うちにいる人たち以外絶対に受け入れたくないし姿も見られたくない。
 ジャックとジャン、それからビットはたまになら、って思うけど……ロンドの相手とかしたくないけど、そこまでは妥協するけど……。他の、元仲間のレイドとかシャオとなんて考えられないし、一度だけ顔を合わせた他の奴隷たちの相手も勘弁してほしい。例外は先輩だけど、先輩は俺が抱きたいんだし。

「カイトが怯えている。ソイツを表へ出せ」
「……随分大事にしているんですね。天使でしょう?」

 低い声が聞こえてぶるりと震えた。

「ああそうだ。天使は大事に愛さなければいけない。俺たちの大切な妻だ」
「……天使では子を成せないのでは?」
「それがどうした。俺たちは妻以外いらない」

 竜族の者ははーっとため息をついた。

「……たまに抱かせていただくことはできませんか?」
「死にたいのか?」

 ジャンが殺気を含んだ声を発した。それも怖くてジャックにしがみつく。

「……どうしてもだめですか」
「当たり前だろう。図々しいにもほどがある。すでに童貞ではないだろう。とっとと自分の”つがい”を探しにいけ」

 竜族の者に忌々しそうに答えたのはロンドだった。そういえばロンドに抱かれるのっていつだっけ?

「たぶん、その方が私の”つがい”だと思うのですが……」
「却下だ。私にとっても奥様は”つがい”だ」
「……天使はみなに愛されるというのは本当なのですね……」

 竜族の者とロンドが話し合う。頼むから二人ともここから出てってほしい。

「ジャック……あの二人追い出して。……ジャックの、ほしい……」

 ジャックの身体の上に乗せられて抱きしめられているせいか、すでにバキバキに勃起しているジャックのイチモツを押し付けられている形なのだ。自分が抱かれるなんて冗談じゃないと思っていたけど、天使の身体はイチモツに反応して尻穴がひくひくしてきた。もう尻穴がジャックのイチモツがほしいってぱくぱくしている。

「うちの奥さんはかわいいな……ジャン、ソイツらをつまみ出せ。これからたっぷり可愛がるんだからな」
「そうですね。出て行け」

 ジャンはロンドを思いきり蹴り、もう一人の竜族の頭をアイア〇クローのような形で掴んだ。そんなに力強かったんだっけと少し引いた。

「えええ……」
「魔法で身体強化をしているんだ」
「そ、そうなんだ……」

 ジャンはロンドを蹴りながら部屋の外に出し、もう一人の頭を掴みながら部屋の向こうに出た。ドガーン! と派手は音がしたかと思うと、ジャンは戻ってきた。

「え、ええと?」
「ロンドが責任もって追い出すだろう。兄さん、僕もいいですか」
「ああ、もちろんだ」

 よくわかんないけど、俺はこれから二人に二輪挿しされちゃうみたいです。
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