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123.最終的に何人に抱かれることになるのか
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自分たちが一月ぐらいしたらロンドに俺を抱かせるみたいなこと言いだしたんじゃないか! 俺はそのことを確認したかっただけであって、抱かれたいなんて思ってないぞ。だって竜族の交尾って言ったら、さぁ……。ねえ?
「んんっ……」
軽くぽかぽかとジャックを叩く。だから人の話を聞けっての。
舌をキュッキュッと吸われるとすぐに頭がぼうっとしてしまう。絡め取られるのも、口腔内を舐められるのもすごく気持ちいい。ジャックのキスは特に好きだからもっとしてって思っちゃうけど、今は誤解を解く方が先決だった。
「カイト……?」
「んっ、きい、てっ、ジャックぅ……」
解放された唇を無理矢理動かして訴える。ちゃんと話さないともっとえっちなことされちゃうかもしれない。もっとえっちなことってなんだろ?
「……なんだ?」
「ジャン、とジャック、が言った……じゃん、ロンドの、こと、はっ……」
キスしてほしくてうまく伝えることができない。ジャックははっとしたような顔をした。どうにかわかってもらえたようだ。
「……そういえば、そうだったな。だがあれは……」
「……あれは?」
ジャックはくやしそうに唇を噛んだ。ジャックにとっては不本意だったってことなのかな? でも約束は約束だもんね。確か、一回だったと思う。まだ一か月経つにはあと数日あるはずだ。その間に覚悟すればいいのかな。
「……ロンド」
ジャックが低く、唸るような声をロンドにかけた。
「はい」
「俺たちの妻を、どうしても抱きたいか」
「はい」
「……それでもし俺に殺されるようなことになってもか?」
え? 殺すって? どういうこと? そんなに思いつめちゃうようなことなわけ?
「ビ、ビット~」
「な、なんだ?」
「ジャン呼んできて~」
「カイト?」
「承知!」
ビットが俺の泣きそうな声に反応して即部屋を出て行った。俺をヤるかヤらないか程度で殺人とか勘弁してほしい。
「……惚れた相手と番えるとは限りませんが、死ぬ前に一度でも交われたなら本望です」
ロンドもなんでそんなに真面目なわけ? 俺のことヤッたら死んじゃうとかいう重いのはやだってば!
「……それほどなのか」
「はい」
寝室の扉が開いた。
「カイトが呼んでるって聞いたんだが、どうしたんだ?」
「ジャン~ジャックがああ~~」
ジャックのこと好きだけどそういうの怖いからやめてほしい。
ジャンはジャックとロンドから話を聞いて軽く何度も頷いた。そして俺をビットに預けて、二人を眺めた。俺は何故かビットの腕の中に収まっている。体格似てると思ったけど、筋肉の厚みが違う。なんかくやしい。
「兄さんは落ち着いて。ロンドにカイトを抱かせるのは一回と今のところ言ってある。そこまではわかるよね?」
「ああ……」
「それから、僕たち二人だけではカイトを守ることは難しいってこともわかってるよね?」
「……ああ、わかってる」
ジャックが苦しそうに答えた。胸がきゅんとした。
「カイトは何人もに抱かれるのは不本意かもしれないけど、何があってもカイトを守れる人材は必要なんだ。わかるよね?」
「う、うん……」
なんか俺に矛先が向かってきた。
「ロンドに一度抱かせてから、抱かせる頻度を考えなくちゃいけない。カイトはすぐ気をやってしまうから……」
頬がぼんっと熱くなった。だってすっごく気持ちいいんだからしょうがないじゃないか。
「カイトは天使さまなんだからしょうがないけどね。でも、少しでも傷つけたら何がなんでも殺すから、覚えておいてくれ」
「はい。奥さまを抱けるのを楽しみに待っています」
なんかビットの腕の中にいるのも落ち着かない。だってなんか触りたそうに手がわきわきしてるんだもん。ビットに抱かれた日のことを思い出して身震いした。
「奥さま?」
「なんでも、ない……」
あの時はジャックと二輪挿し状態だったんだよな。ビットのイチモツから触手が出てきて、中を舐めたり吸い付いてきたりして……あんなのだめって思った。太くて長いのに中をちゅうちゅう吸われる快感はとんでもなかった。ジャックとジャンのイチモツも気持ちよかったけど、ビットのも、そのぅ……。俺ってスキモノなのかな?
「ビット、カイトの乳首とちんちんを可愛がってやれ。ちんちんは中までな」
「ええっ?」
「承知しました」
ビットは指先の形状を変えると、一つの手だけで俺の両方の乳首をくりくりといじりはじめた。
「あっ、ちくびっ、やぁっ……!」
「陥没乳首だったのにこんなにエロくして……奥さまは最高だ」
「やっ、ビットぉっ……!」
言っちゃやだって思ったけど、もう片方の手は俺のちんちんをしごきだした。
「あっ、あっ、あっ、あっ……!」
そしてすぐに勃起させてしまうと、その鈴口に指先を近づけて……。
「あっ、ひぃいいいんっっ!?」
細い触手がずぶずぶと尿道の中に押し入ってきた。
「あひっ、やああっ、あああんっ……!」
「奥さまはかわいいな……」
「カイトがかわいく喘いでる間に話を詰めよう。せっかくの竜族の奴隷を僕も失いたくはないからね」
俺を喘がせる必要なんかないのに、どうしてこうなっちゃったんだろう? 俺は散々ビットにいじられたあげく、射精しないまま二回もイカされてしまったのだった。
「んんっ……」
軽くぽかぽかとジャックを叩く。だから人の話を聞けっての。
舌をキュッキュッと吸われるとすぐに頭がぼうっとしてしまう。絡め取られるのも、口腔内を舐められるのもすごく気持ちいい。ジャックのキスは特に好きだからもっとしてって思っちゃうけど、今は誤解を解く方が先決だった。
「カイト……?」
「んっ、きい、てっ、ジャックぅ……」
解放された唇を無理矢理動かして訴える。ちゃんと話さないともっとえっちなことされちゃうかもしれない。もっとえっちなことってなんだろ?
「……なんだ?」
「ジャン、とジャック、が言った……じゃん、ロンドの、こと、はっ……」
キスしてほしくてうまく伝えることができない。ジャックははっとしたような顔をした。どうにかわかってもらえたようだ。
「……そういえば、そうだったな。だがあれは……」
「……あれは?」
ジャックはくやしそうに唇を噛んだ。ジャックにとっては不本意だったってことなのかな? でも約束は約束だもんね。確か、一回だったと思う。まだ一か月経つにはあと数日あるはずだ。その間に覚悟すればいいのかな。
「……ロンド」
ジャックが低く、唸るような声をロンドにかけた。
「はい」
「俺たちの妻を、どうしても抱きたいか」
「はい」
「……それでもし俺に殺されるようなことになってもか?」
え? 殺すって? どういうこと? そんなに思いつめちゃうようなことなわけ?
「ビ、ビット~」
「な、なんだ?」
「ジャン呼んできて~」
「カイト?」
「承知!」
ビットが俺の泣きそうな声に反応して即部屋を出て行った。俺をヤるかヤらないか程度で殺人とか勘弁してほしい。
「……惚れた相手と番えるとは限りませんが、死ぬ前に一度でも交われたなら本望です」
ロンドもなんでそんなに真面目なわけ? 俺のことヤッたら死んじゃうとかいう重いのはやだってば!
「……それほどなのか」
「はい」
寝室の扉が開いた。
「カイトが呼んでるって聞いたんだが、どうしたんだ?」
「ジャン~ジャックがああ~~」
ジャックのこと好きだけどそういうの怖いからやめてほしい。
ジャンはジャックとロンドから話を聞いて軽く何度も頷いた。そして俺をビットに預けて、二人を眺めた。俺は何故かビットの腕の中に収まっている。体格似てると思ったけど、筋肉の厚みが違う。なんかくやしい。
「兄さんは落ち着いて。ロンドにカイトを抱かせるのは一回と今のところ言ってある。そこまではわかるよね?」
「ああ……」
「それから、僕たち二人だけではカイトを守ることは難しいってこともわかってるよね?」
「……ああ、わかってる」
ジャックが苦しそうに答えた。胸がきゅんとした。
「カイトは何人もに抱かれるのは不本意かもしれないけど、何があってもカイトを守れる人材は必要なんだ。わかるよね?」
「う、うん……」
なんか俺に矛先が向かってきた。
「ロンドに一度抱かせてから、抱かせる頻度を考えなくちゃいけない。カイトはすぐ気をやってしまうから……」
頬がぼんっと熱くなった。だってすっごく気持ちいいんだからしょうがないじゃないか。
「カイトは天使さまなんだからしょうがないけどね。でも、少しでも傷つけたら何がなんでも殺すから、覚えておいてくれ」
「はい。奥さまを抱けるのを楽しみに待っています」
なんかビットの腕の中にいるのも落ち着かない。だってなんか触りたそうに手がわきわきしてるんだもん。ビットに抱かれた日のことを思い出して身震いした。
「奥さま?」
「なんでも、ない……」
あの時はジャックと二輪挿し状態だったんだよな。ビットのイチモツから触手が出てきて、中を舐めたり吸い付いてきたりして……あんなのだめって思った。太くて長いのに中をちゅうちゅう吸われる快感はとんでもなかった。ジャックとジャンのイチモツも気持ちよかったけど、ビットのも、そのぅ……。俺ってスキモノなのかな?
「ビット、カイトの乳首とちんちんを可愛がってやれ。ちんちんは中までな」
「ええっ?」
「承知しました」
ビットは指先の形状を変えると、一つの手だけで俺の両方の乳首をくりくりといじりはじめた。
「あっ、ちくびっ、やぁっ……!」
「陥没乳首だったのにこんなにエロくして……奥さまは最高だ」
「やっ、ビットぉっ……!」
言っちゃやだって思ったけど、もう片方の手は俺のちんちんをしごきだした。
「あっ、あっ、あっ、あっ……!」
そしてすぐに勃起させてしまうと、その鈴口に指先を近づけて……。
「あっ、ひぃいいいんっっ!?」
細い触手がずぶずぶと尿道の中に押し入ってきた。
「あひっ、やああっ、あああんっ……!」
「奥さまはかわいいな……」
「カイトがかわいく喘いでる間に話を詰めよう。せっかくの竜族の奴隷を僕も失いたくはないからね」
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