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98.なんだかんだ言って二輪挿し
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「隠さないでくれ。カイトの顔が見たい」
俺は熱くなっている頬を両手で隠しながら、いやいやをするように首を振った。だっていいよ、って即答してしまいそうで怖い。
「カイト」
ジャックがそっと俺の顔から俺の手を剥した。なんてことするんだ。俺はジャックを睨んだ。
「カイト、かわいい。好きだ。抱きたい」
「ううう~~……」
どうにも返事できなくて唸っていたらジャックに抱き上げられた。そしてベッドにジャックが腰掛ける。俺はジャックにダッコされた状態になった。
「ジャックッ……!」
「……やっぱりだめだ。カイトに触れていたい」
意味がわからない。ずっと俺に触れてるじゃないか。ちゅ、ちゅとバードキスが顔全体に降ってきた。それまで拒否する気にはなれない。俺はそっと目を閉じて、ジャックのキスを受けた。
「カイト、抱きたい……」
「……だめ……」
そんな切なそうな声を出されたらほだされてしまいそうだが、抱かれたらめちゃくちゃに感じさせられてしまうことはわかっている。だから俺はそっとジャックの肩を押した。
「好き、だからって……俺が嫌がることしちゃいけないと思う……」
ジャックは目を見開いた。
「いや、なのか? 俺たちに抱かれるのが……」
「そ、そうじゃないけど……その……」
顔の熱が全く去らなくて困る。
「わけわかんなく、なっちゃうから……」
二人に抱かれるとたいへんなのだ。感じすぎてしまい、もっとしてとおねだりしたくなってしまう。そんなことをしたらもっとめちゃくちゃにされてしまうだろう。抱かれることがクセになるのもなんか嫌なのだ。
こんなこと言わせないでほしい。
つか、もう何度も言ってる気がするんだけど。
「カイト」
ジャンが近づいてきた。
「カイトはわけがわからなくなるから僕たちに抱かれたくないんだな?」
「うん……」
「その”わけがわからなくなる”というのが僕にはわからない」
真面目にコイツと会話をしようとした俺がバカだった。俺はムッとした。ジャンはわかっていて聞いているのだ。
「か……」
「か?」
「感じすぎちゃうんだよっ! 気持ちよすぎてっ……!」
「そうだな。カイトはすごく感じやすい。もっともっと抱きたくなる」
「だっ……!」
「全身を舐めて、おまんこをぐちょぐちょにして、もっとしてっておねだりさせたくなる」
「なっ……!」
ジャンの目が欲望にぎらぎら光っているように見えた。求められてるって、俺を食いたがってるっていることをありありと感じて、尻穴がきゅんとした。もうだめだった。
「や、だ。優しく、してぇっ……!」
そんな今にも襲い掛かりたいって目で見つめないで。
「……優しくする。わけわかんなくなればいい。カイトは僕たちのかわいい奥さんなんだからな。妻は夫に可愛がられるのが仕事だ」
耳たぶを甘噛みされながらそんなことを囁かれたらもう逆らえなかった。
だって二人のこと好きなんだもん。ああでもない、こうでもないって言ったって、ジャンとジャックのこと好きだから。
「あぁっ……!」
俺はとうとうコクリと頷いてしまった。その途端ジャックに口づけられ、ジャンにシーツを剥がされた。もうっ、どんだけこの二人は俺を抱きたいんだよっ。
でもなんか安心してしまった。ジャックのキスに応えながら、俺は素直に身を委ねた。
結局二輪挿しも許してしまった。
「あぁんっ、あんっ、あんっ、あんっ……!」
仰向けのジャックの上にうつ伏せの状態で、ジャンのイチモツも受け入れる。二輪挿し、やっぱりすごい。限界まで拡げられるのがわかるんだけど、天使の身体のせいか痛みなんて欠片もないし、むしろ拡げられたところ全てが気持ちよくて陶然としてしまう。
「カイト、気持ちよさそうだな……?」
ジャンに囁くように言われてびくんびくんと身体が震えた。
「んっ、あっ、ああっ、きもち、いいっ、なかっ、ごりごりっ、やぁんっ、そんなっ、ごりごりっ、やぁあっ、だめっ、だめぇっ……!」
二人のイチモツが動くたびに中を抉られるのがたまらなく気持ちいい。そんなに抉られたら壊れちゃう。もっと気持ちよくなっちゃう。俺はジャックの胸に縋りながら涙と涎をこぼして凄まじい快感に支配されていた。
「優しく、してるだろ?」
「あんっ、あんっ、あんっ……!」
ジャンも中にすっかり納まってしまうと、そこから二人のイチモツがぬっくんぬっくんと優しく中をこね始めた。
「ああんっ、こねこねっ、だめぇっ、こねちゃっ、やああっ、あんっ、あんっ、だめだめっ……!」
全身溶けてしまいそうな快感で尻穴のひくつきがおさまらないし、中はぐねぐねと勝手に動いてるしでどうしたらいいのかわからない。
「だめばっかりだな」
ジャックが苦笑しながら深いところをこね回す。
「ああんっ、だって、だってぇっ……!」
気持ちよすぎるのだ。やっぱり二輪挿しはだめなのだ。
「やっ、ふたりっ、むりっ、なかっ、ああんっ……!」
「カイト、気持ちいいだろう?」
「きもち、いいっ、だめっ、だめだめっ……!」
溶けちゃう溶けちゃう。ぐずぐずになっちゃう。
もちろんいくら訴えたって二人がやめてくれるはずなんかなくて、俺は尻穴を延々拓かれて喘ぎまくったのだった。
やっぱりだめ。
俺は熱くなっている頬を両手で隠しながら、いやいやをするように首を振った。だっていいよ、って即答してしまいそうで怖い。
「カイト」
ジャックがそっと俺の顔から俺の手を剥した。なんてことするんだ。俺はジャックを睨んだ。
「カイト、かわいい。好きだ。抱きたい」
「ううう~~……」
どうにも返事できなくて唸っていたらジャックに抱き上げられた。そしてベッドにジャックが腰掛ける。俺はジャックにダッコされた状態になった。
「ジャックッ……!」
「……やっぱりだめだ。カイトに触れていたい」
意味がわからない。ずっと俺に触れてるじゃないか。ちゅ、ちゅとバードキスが顔全体に降ってきた。それまで拒否する気にはなれない。俺はそっと目を閉じて、ジャックのキスを受けた。
「カイト、抱きたい……」
「……だめ……」
そんな切なそうな声を出されたらほだされてしまいそうだが、抱かれたらめちゃくちゃに感じさせられてしまうことはわかっている。だから俺はそっとジャックの肩を押した。
「好き、だからって……俺が嫌がることしちゃいけないと思う……」
ジャックは目を見開いた。
「いや、なのか? 俺たちに抱かれるのが……」
「そ、そうじゃないけど……その……」
顔の熱が全く去らなくて困る。
「わけわかんなく、なっちゃうから……」
二人に抱かれるとたいへんなのだ。感じすぎてしまい、もっとしてとおねだりしたくなってしまう。そんなことをしたらもっとめちゃくちゃにされてしまうだろう。抱かれることがクセになるのもなんか嫌なのだ。
こんなこと言わせないでほしい。
つか、もう何度も言ってる気がするんだけど。
「カイト」
ジャンが近づいてきた。
「カイトはわけがわからなくなるから僕たちに抱かれたくないんだな?」
「うん……」
「その”わけがわからなくなる”というのが僕にはわからない」
真面目にコイツと会話をしようとした俺がバカだった。俺はムッとした。ジャンはわかっていて聞いているのだ。
「か……」
「か?」
「感じすぎちゃうんだよっ! 気持ちよすぎてっ……!」
「そうだな。カイトはすごく感じやすい。もっともっと抱きたくなる」
「だっ……!」
「全身を舐めて、おまんこをぐちょぐちょにして、もっとしてっておねだりさせたくなる」
「なっ……!」
ジャンの目が欲望にぎらぎら光っているように見えた。求められてるって、俺を食いたがってるっていることをありありと感じて、尻穴がきゅんとした。もうだめだった。
「や、だ。優しく、してぇっ……!」
そんな今にも襲い掛かりたいって目で見つめないで。
「……優しくする。わけわかんなくなればいい。カイトは僕たちのかわいい奥さんなんだからな。妻は夫に可愛がられるのが仕事だ」
耳たぶを甘噛みされながらそんなことを囁かれたらもう逆らえなかった。
だって二人のこと好きなんだもん。ああでもない、こうでもないって言ったって、ジャンとジャックのこと好きだから。
「あぁっ……!」
俺はとうとうコクリと頷いてしまった。その途端ジャックに口づけられ、ジャンにシーツを剥がされた。もうっ、どんだけこの二人は俺を抱きたいんだよっ。
でもなんか安心してしまった。ジャックのキスに応えながら、俺は素直に身を委ねた。
結局二輪挿しも許してしまった。
「あぁんっ、あんっ、あんっ、あんっ……!」
仰向けのジャックの上にうつ伏せの状態で、ジャンのイチモツも受け入れる。二輪挿し、やっぱりすごい。限界まで拡げられるのがわかるんだけど、天使の身体のせいか痛みなんて欠片もないし、むしろ拡げられたところ全てが気持ちよくて陶然としてしまう。
「カイト、気持ちよさそうだな……?」
ジャンに囁くように言われてびくんびくんと身体が震えた。
「んっ、あっ、ああっ、きもち、いいっ、なかっ、ごりごりっ、やぁんっ、そんなっ、ごりごりっ、やぁあっ、だめっ、だめぇっ……!」
二人のイチモツが動くたびに中を抉られるのがたまらなく気持ちいい。そんなに抉られたら壊れちゃう。もっと気持ちよくなっちゃう。俺はジャックの胸に縋りながら涙と涎をこぼして凄まじい快感に支配されていた。
「優しく、してるだろ?」
「あんっ、あんっ、あんっ……!」
ジャンも中にすっかり納まってしまうと、そこから二人のイチモツがぬっくんぬっくんと優しく中をこね始めた。
「ああんっ、こねこねっ、だめぇっ、こねちゃっ、やああっ、あんっ、あんっ、だめだめっ……!」
全身溶けてしまいそうな快感で尻穴のひくつきがおさまらないし、中はぐねぐねと勝手に動いてるしでどうしたらいいのかわからない。
「だめばっかりだな」
ジャックが苦笑しながら深いところをこね回す。
「ああんっ、だって、だってぇっ……!」
気持ちよすぎるのだ。やっぱり二輪挿しはだめなのだ。
「やっ、ふたりっ、むりっ、なかっ、ああんっ……!」
「カイト、気持ちいいだろう?」
「きもち、いいっ、だめっ、だめだめっ……!」
溶けちゃう溶けちゃう。ぐずぐずになっちゃう。
もちろんいくら訴えたって二人がやめてくれるはずなんかなくて、俺は尻穴を延々拓かれて喘ぎまくったのだった。
やっぱりだめ。
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