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90.乳首ばっかりされちゃう

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 くちゅ、ちゅぷぅ……と何度も舌を絡ませ合うキスをする。ジャンとのキスも好き。

「んっ、んっ、あ……」
「乳が出たと聞いたぞ」
「んっ、やっ、もっとキス……」

 おっぱいの話とかやだ。ジャックにすっごくしつこくいじられちゃったし。もちろん、気持ちよかったけど。

「しょうがないな……」

 ジャンがまた出した舌に舌を絡めてくれた。ジャンも好き。二人とも好き。

「んんっ……」

 くにくにと乳首をいじられる。甘やかな感覚がすぐに走って、俺はぴくんと身体を震わせた。

「んっ、んっ……」

 口腔内をぺろぺろと舐められる。唾液が口端から垂れた。キス、好き。もっとしていたい。
 なのにジャンは優しく俺の口腔内を舐めると、

「おっぱい、舐めさせろよ」

 すぐに俺の乳首に口づけてしまった。

「やっ、ジャン、キスぅ……」
「キスしてるだろ?」
「乳首じゃなくってぇ……」
「僕はカイトのおっぱいにキスしたいんだよ」
「やぁあっ、出ない、からぁっ……!」

 がっしりと抱きしめられて乳首を舐められる。そうじゃなくたってがたいのいい二人からは逃れられないのに、こんな風に固定されたら身じろぎすらも難しい。

「わかってる」

 そう言いながら隠れていた乳首をぺろぺろと舐め、ぷくりと顔を出させてしまった。なんか、顔を出すのが早くなった気がする。絶対いじられすぎだろ。
 顔を出してしまったらジャンも容赦なく俺の乳首を責め始めた。

「やっ、やっ、おっぱい、出ないっ、あんっ、あんっ……」

 ちゅくちゅくと舐め転がされてびくびくと震えてしまう。もう片方の乳首もくにくにと優しく揉まれた。交互に舐め転がされた後、ジャンは解放してくれた。

「朝はするからな。ああ、でもどうやって乳を飲めば……悩ましいな……」

 もう、バカなことばっかり言ってる。
 ジャンとジャックとは体格差があるから、対面座位でしても俺とキスすることも難しい(ジャンとなら相当がんばればできないことはない?)。身長とかそんなに差がなければ対面座位ですれば乳を飲むこともできるみたいだけど……って何を言ってるんだ俺は。
 でもジャックがイッた後しばらくは出てたみたいだから、そうやって飲んでもらうしかないのかな。
 って、だからなんで飲んでもらう前提なんだよ。おかしいだろ、俺。
 そんなこと考えながらまた寝た。
 で、朝起きたら……。

「ぁあ、んっ……」

 甘い感覚。胸の辺りにそれがあって、ちゅうっと乳首を吸われる気持ちよさと共に、意識が浮上した。

「んっ……あっ……」

 俺の胸にジャンが吸い付いていた。もう、どんだけコイツらは俺の乳が出るのを待ってたんだよ?
 甘くとろっとろに抱いて一か月以上経ってから、みたいなことを前聞いたような気がするが、確かにジャンに買われてから二か月以上? 経ってるもんな。しかも早川先輩の乳首に吸い付いてからはことさら甘く抱かれてる気がする。
 二輪挿しまでも甘く感じてるってなんなんだろう。

「やぁ、んっ、出ないって、ば……」

 ジャンが顔を上げていら立ったように前髪をかき上げた。なんだよもう、カッコよすぎだろ。

「わかってるっつってんだろ? お前の乳首がかわいくてしょうがねーんだよ。あんまり嫌がると魔力全身に流していつでも乳が出るようにしてやるからな」
「そん、なぁ……」

 俺は涙目になった。そんなことされたらミルクサーバーになってしまうではないか。
 ジャンがまた俺の胸に顔を落とす。ちゅうっと乳首を吸われてびくっとした。

「やぁっ、ちくび、やっ、へんに、なっちゃうぅっ……!」

 朝からそんなに乳首いじめないでほしい。舌でたっぷり濡らして、舐め転がされて、ちゅうって吸われたらすぐに勃ってしまう。

「……かわいすぎだろっ!」

 くにくにくにくにと指でこねられても感じてしまう。

「あんっ、あんっ、やっ、だめっ、ちくび、だめっ……!」

 朝だから余計に俺自身が勃起してしまい、それもしごかれて、しまいには口にぱくりと咥えられて……。

「やっ、ジャンッ、だめっ、イッちゃ、イッちゃううっ……!」

 俺自身を舐めしゃぶられて、俺はすぐにイッてしまった。おっぱいとちんちん、だめ。気持ちよすぎる。
 ゴクリ、とジャンの喉が鳴るのがいたたまれない。また精液飲まれてしまった。

「……カイトの蜜は甘いな。乳はどれほど甘いのか……」
「やだぁ……」

 そんなエッチなこと言わないでほしい。

「恥じらうカイトもかわいいが……そんなに恥じらっていると、もっと恥ずかしいことをしてやりたくなるな」

 俺はたまらず両手で顔を隠した。
 だって本当に恥ずかしい。二人のことを好きって気持ちが大きくなったら、どんどん恥ずかしくなってきて困っている。
 ちゅ……とまた乳首にキスされた。

「んっ……ちくび、ばっかり……」
「嫌か? ならおまんこを舐めるが」
「もうっ……」

 どこ触られたって恥ずかしいんだよっ。

「こんなに抱いてるのに、何がそんなに恥ずかしいんだ?」
「だって……」
「うん」
「……好き、みたいなんだもん……」

 もん、ってなんだ俺。なんか最近退行しているような気がする。

「それは……僕たちのことを、でいいんだよな?」

 そんなの確認しないでほしい。俺は両手で顔を隠したままコクリと頷いた。

「……カイトは、どれだけ僕たちを夢中にさせれば気が済むんだ?」

 はーっとため息をつかれ、その後はまるで嵐のようだった。



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