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36.竜族はやヴぁい
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甘すぎて溶けないのが不思議だと思った。ジャンはとろとろと精を出していた俺自身も舐めしゃぶり、それから洗浄魔法をかけてやっと服を着せてくれた。一人で着られると思うのにここらへんとても甲斐甲斐しい。そうして当たり前のように抱き上げられて居間に連れて行かれる。
「カイト、目が真っ赤だ」
ジャックに心配そうに声をかけられた。誰のせいだよ。お前らに散々泣かされたせいじゃないか。俺はジャックを睨んだ。
ジャックは昼飯だろう料理をテーブルに置くと、
「あとスープと肉がある」
ジャンにそう言って俺を受け取った。本当にこのうちの中では俺は一歩も歩かせてもらえないらしい。本気で歩き方を忘れそうで怖いなと思う。ジャンが入れ替わりに台所に向かい、くだんの竜族と共に料理を運んできた。
なにがどうしてこの竜族を返品しなかったのか聞きたかったけど、それよりも俺の腹の虫の方がメシ! と叫んでいたので昼飯を食べることにした。いっぱい食べないと身体が持たない。それになんか、イクと腹が減るような気がする。イッたことでカロリー消費とかしてんのかな。
昼はサイコロステーキっぽいのが出てきた。一口サイズに切ってあって食べやすい。でもこの大きさって、ジャンやジャックにとっては食べた気がしないんじゃないかなって思った。
「なぁ、こんな大きさで腹の足しになんの?」
「ん? カイトが気にすることはない」
ジャックに優しく頬を撫でられて、俺の為に食べやすい大きさに切っているということがわかり頬が熱くなった。こんな気遣いされたら惚れちゃうだろ? 俺ってばチョロインかよ。
食べ終えてお茶を一口啜ってから、俺は気になっていたことを聞くことにした。
「なぁ、ジャン。なんでソイツがいんの?」
俺はソイツと竜族を指さした。肌が少し緑がかっていて、ジャンよりは背が低め。肌のところどころに鱗のようなものが見え、爬虫類系の尾がある。顔はもうすんごい美形で、目が蛇っぽくなければめちゃくちゃモテるだろうと思われた。
「……かなり痛めつけたんだがな……一目ぼれしたと、カイトが抱かれている姿を見ていたいと言われてはな」
「えええ……」
俺が誰かに抱かれている姿を見たいとかどんな変態だよ。
「当然ながらカイトを抱きたいようだ。だから、一月カイトに触れずに護衛を勤められれば一度だけヤらせてやることにした」
「……俺、そんなの聞いてない」
「今言っただろう」
なんで決定する前に俺に言わないんだろう。ヤられるのは俺なのに。くやしく涙が出てきた。
「カイトにはわからないだろうが、天使というのは全てを魅了する力がある。特に俺たちのような亜人にとってはごちそうのようなものだ」
目の端でビットと例の竜族が全力でヘッドバンキングしてた。お前らいったいなんなんだよ。
「……わかってたのに、俺に引き合わせたわけ?」
「まさかあんな傲慢なことを言い出すとは思わなかったからな」
そうじゃなければやっぱりヤらせるつもりでいたらしい。意味わからん。
「なぁジャック」
俺の椅子になっているジャックに、顔を後ろを向けて声をかけた。
「なんだ?」
「俺が他の奴に抱かれるのって嫌じゃないの?」
「嫌だがしかたがない。カイトを守るためだ」
ジャンとジャックだけでは俺を守りきれないって二人は知っているようだった。そうか、と思った。やっぱり俺ってばお荷物なんだなと。でもただのお荷物じゃない。大事に大事に愛されているのはわかる。愛情表現がかなり過激だけど。
ジャンが竜族に声をかけた。
「おい、竜族の」
「はい」
「抱かれているカイトを見てどう思った?」
「私も抱きたいと思いました」
「カイトを舐めたいとは?」
「はい、もちろん思いました。おまんこを一日中舐めさせていただきたいと」
い、一日中って……。
竜族の舌もけっこう長い。ジャンやジャックと同じぐらいあるんじゃないだろうか。
それに竜族のセックスって……。
俺はジャンに買われる前に竜族とセックスしたことを思い出した。されるがままではあったけど、すごかったという記憶がある。尻穴の中を限界まで舐めまくり、中をたっぷり濡らしてからその長くて大きいイチモツをねじ込まれたのだが、奴はあろうことか俺の身体を持ち上げて歩き始めたのだ。
これって駅弁? とゆっさゆっさ揺すられながら思った記憶がある。しかも一度入れたらイクまで抜けない仕様になっていて、俺は都合二回分駅弁をされて尻穴が締まらなくなるんじゃないかと思った。確かあの後ジャンにヤられて……とそこまで思い出して顔が熱くなった。
「確か竜族は立ったまま抱くのだったな」
「はい、我らは陸竜ですので。妻のおまんこは常に満足させていなければなりませんが、それでは他のことができなくなってしまいます。妻のおまんこを満足させながら仕事をするのが基本です」
「えええ……」
竜族ってなんなんだ。
「陸竜ということは飛竜はどうなのだ?」
「飛びながらどちらかを犯した方が夫となります」
すげえカルチャーショック。竜族怖い。
「そうか。竜族の里に行った時、至る所でくっついている者たちがいたがあれは夫婦だったのだな」
ジャックが合点がいったように呟いた。
「はい。竜族は子ができにくいので常に妻のおまんこを満足させなければなりません」
それ、かえってできにくいんじゃ……。まぁ俺は関係ないけど。
「子ができたらいくらなんでも離れるんだよな?」
疑問に思っておそるおそる聞いてみた。
「はい。ですが子ができれば二日ほどで卵が生まれますので、その後は卵を長老に預けます。そうして今度は妻の乳を出す為に抱き続けます」
眩暈がしそうだった。卵生なのか、とも思ったし、乳を出させる為に抱き続けるとかいったいどこのエロマンガなんだろう。
「頭痛い……」
「それはたいへんだ。休もう」
ジャックが慌てて俺を寝室に運ぶ。そうして優しくいっぱいキスをされ、頭痛もいつのまにかなくなってしまった。
ーーーー
明日は更新お休みします。よろしくお願いします。
「カイト、目が真っ赤だ」
ジャックに心配そうに声をかけられた。誰のせいだよ。お前らに散々泣かされたせいじゃないか。俺はジャックを睨んだ。
ジャックは昼飯だろう料理をテーブルに置くと、
「あとスープと肉がある」
ジャンにそう言って俺を受け取った。本当にこのうちの中では俺は一歩も歩かせてもらえないらしい。本気で歩き方を忘れそうで怖いなと思う。ジャンが入れ替わりに台所に向かい、くだんの竜族と共に料理を運んできた。
なにがどうしてこの竜族を返品しなかったのか聞きたかったけど、それよりも俺の腹の虫の方がメシ! と叫んでいたので昼飯を食べることにした。いっぱい食べないと身体が持たない。それになんか、イクと腹が減るような気がする。イッたことでカロリー消費とかしてんのかな。
昼はサイコロステーキっぽいのが出てきた。一口サイズに切ってあって食べやすい。でもこの大きさって、ジャンやジャックにとっては食べた気がしないんじゃないかなって思った。
「なぁ、こんな大きさで腹の足しになんの?」
「ん? カイトが気にすることはない」
ジャックに優しく頬を撫でられて、俺の為に食べやすい大きさに切っているということがわかり頬が熱くなった。こんな気遣いされたら惚れちゃうだろ? 俺ってばチョロインかよ。
食べ終えてお茶を一口啜ってから、俺は気になっていたことを聞くことにした。
「なぁ、ジャン。なんでソイツがいんの?」
俺はソイツと竜族を指さした。肌が少し緑がかっていて、ジャンよりは背が低め。肌のところどころに鱗のようなものが見え、爬虫類系の尾がある。顔はもうすんごい美形で、目が蛇っぽくなければめちゃくちゃモテるだろうと思われた。
「……かなり痛めつけたんだがな……一目ぼれしたと、カイトが抱かれている姿を見ていたいと言われてはな」
「えええ……」
俺が誰かに抱かれている姿を見たいとかどんな変態だよ。
「当然ながらカイトを抱きたいようだ。だから、一月カイトに触れずに護衛を勤められれば一度だけヤらせてやることにした」
「……俺、そんなの聞いてない」
「今言っただろう」
なんで決定する前に俺に言わないんだろう。ヤられるのは俺なのに。くやしく涙が出てきた。
「カイトにはわからないだろうが、天使というのは全てを魅了する力がある。特に俺たちのような亜人にとってはごちそうのようなものだ」
目の端でビットと例の竜族が全力でヘッドバンキングしてた。お前らいったいなんなんだよ。
「……わかってたのに、俺に引き合わせたわけ?」
「まさかあんな傲慢なことを言い出すとは思わなかったからな」
そうじゃなければやっぱりヤらせるつもりでいたらしい。意味わからん。
「なぁジャック」
俺の椅子になっているジャックに、顔を後ろを向けて声をかけた。
「なんだ?」
「俺が他の奴に抱かれるのって嫌じゃないの?」
「嫌だがしかたがない。カイトを守るためだ」
ジャンとジャックだけでは俺を守りきれないって二人は知っているようだった。そうか、と思った。やっぱり俺ってばお荷物なんだなと。でもただのお荷物じゃない。大事に大事に愛されているのはわかる。愛情表現がかなり過激だけど。
ジャンが竜族に声をかけた。
「おい、竜族の」
「はい」
「抱かれているカイトを見てどう思った?」
「私も抱きたいと思いました」
「カイトを舐めたいとは?」
「はい、もちろん思いました。おまんこを一日中舐めさせていただきたいと」
い、一日中って……。
竜族の舌もけっこう長い。ジャンやジャックと同じぐらいあるんじゃないだろうか。
それに竜族のセックスって……。
俺はジャンに買われる前に竜族とセックスしたことを思い出した。されるがままではあったけど、すごかったという記憶がある。尻穴の中を限界まで舐めまくり、中をたっぷり濡らしてからその長くて大きいイチモツをねじ込まれたのだが、奴はあろうことか俺の身体を持ち上げて歩き始めたのだ。
これって駅弁? とゆっさゆっさ揺すられながら思った記憶がある。しかも一度入れたらイクまで抜けない仕様になっていて、俺は都合二回分駅弁をされて尻穴が締まらなくなるんじゃないかと思った。確かあの後ジャンにヤられて……とそこまで思い出して顔が熱くなった。
「確か竜族は立ったまま抱くのだったな」
「はい、我らは陸竜ですので。妻のおまんこは常に満足させていなければなりませんが、それでは他のことができなくなってしまいます。妻のおまんこを満足させながら仕事をするのが基本です」
「えええ……」
竜族ってなんなんだ。
「陸竜ということは飛竜はどうなのだ?」
「飛びながらどちらかを犯した方が夫となります」
すげえカルチャーショック。竜族怖い。
「そうか。竜族の里に行った時、至る所でくっついている者たちがいたがあれは夫婦だったのだな」
ジャックが合点がいったように呟いた。
「はい。竜族は子ができにくいので常に妻のおまんこを満足させなければなりません」
それ、かえってできにくいんじゃ……。まぁ俺は関係ないけど。
「子ができたらいくらなんでも離れるんだよな?」
疑問に思っておそるおそる聞いてみた。
「はい。ですが子ができれば二日ほどで卵が生まれますので、その後は卵を長老に預けます。そうして今度は妻の乳を出す為に抱き続けます」
眩暈がしそうだった。卵生なのか、とも思ったし、乳を出させる為に抱き続けるとかいったいどこのエロマンガなんだろう。
「頭痛い……」
「それはたいへんだ。休もう」
ジャックが慌てて俺を寝室に運ぶ。そうして優しくいっぱいキスをされ、頭痛もいつのまにかなくなってしまった。
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明日は更新お休みします。よろしくお願いします。
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