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20.キスされるの気持ちいい
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「性奴隷か……具体的には?」
「慣らし専用ですよ。二輪挿しの時のね。おいお前、どの部分が触手に変わるんだ?」
ジャックとジャンが不穏な会話をしている。ジャックの腕に囚われてるけどとても怖い。逃げ出したい。
ジャンはビットに何かしたようだった。よくわかんないけどなんらかの魔法を使ったのだろう。
「嘘をついたらわかる。正直に答えろ」
「は、はい……」
やっとジャンの足がビットの頭からどかされた。が、ビットは土下座の状態から動かなかった。
「自分の、触手の部分は……舌と手、それからちんちんです……」
「ふうん、全体的な変化はしないのか。混血は基本部分的のようだな」
「はい」
「他は?」
「……ありません」
「……嘘はついていないようだな。それなら二輪挿しの手伝いをさせてやろう。うまくできたらヤらしてやる」
「ありがとうございます!」
ジャンのニヤリとした顔がすごく悪者然としていて、俺はジャックの腕をぎゅうぎゅう抱きしめながらぶるぶる震えていることしかできなかった。
ねえ、俺ってば何されちゃうの? 触手責めとか、そんなエロ同人みたいなこと勘弁してほしいんだけど。
俺は縋るようにジャックを見た。ジャックは優しく笑んで、また額に、頬に、鼻に口づけを落として、それから唇を塞がれた。二人の舌は肉厚で長いから、舌を絡めるキスをされると逃げられないと思ってしまう。口腔内も蹂躙されて、それでいて甘くて、すぐに頭がぼうっとしてしまう。
うん、キスは好きだと思う。
「んっ、んっ……」
現実逃避でジャックのキスに夢中で応える。絡め取られた舌を動かしてちょっと舐め返したらきつく抱きしめられた。身体が折れてしまいそうだ。でもこういうの嫌いじゃない。
「んっ、んっ、んっ……」
くちゃ、ちゅぷと濡れた音が耳を犯す。ジャックの舌で舌を絡め取られてきゅっきゅっと吸われるとぞくぞくする。すごく気持ちよくて、身体の奥から何かとろりとしたものが分泌されるのを感じた。
なんか、濡れてる……?
身体の奥が濡れているようで、俺はほんの少しだけ身じろいだ。
「んんっ……」
飲み込みきれなかった唾液が口端からツツーと垂れていく。二人に抱かれるまで、こんなにキスが気持ちいいなんて知らなかった。元の世界でしたキスは、ただ口と口を合わせるだけのもので、甘酸っぱい気持ちにはなったがそれだけだった。
「んっ……はぁ、んっ……」
「……カイト」
やめちゃやだって思うのに、口づけが解かれてしまった。ジャックの端正な顔が目の前にある。その目はギラギラと欲望に光っていて、俺は思わずぶるりと震えた。
「キス……やめちゃ、やぁっ……」
気持ちいいからもっとしてほしい。
「……かわいいな」
ジャックは嬉しそうにそう呟くと、また唇を優しく塞いでくれた。
「んんっ……」
気持ちいい。ふわふわして、ぼーっとして、何されてもいいって思っちゃう。むしろ何でもしてとまで思う。でも言ったらたいへんなことになるってわかっているから言わない。唇が塞がれててよかった。
「カイトはキスが好き、と」
ジャンがなんか言ってるけどどうでもいい。
「……はぁあん……んんっ……」
いっぱい舌を吸われて、絡ませて、口腔内を舐められて、そうして口づけが解かれてしまった。
「やっ、ジャックぅ……」
「……かわいすぎてたまらん」
もっと、一日中キスしたい。すごく愛されてるって実感するし、俺も愛してるって思うし。ジャックは俺を抱き上げたまま立ち上がった。そして。
「我慢できん。ヤるぞ」
宣言して寝室に連れ込まれた。
「兄さん、僕二輪挿ししたいんだけど」
「ああ、する。たっぷり可愛がってやる」
「えええ……」
やっぱり二輪挿しされちゃうみたい。一日二回も二輪挿しされたら尻穴壊れるんじゃないだろうか。
「休みが待ち遠しいですよ。一日中二輪挿ししたいですね」
ええええ、一日中なんてされたら死んでしまうのでは。さすがに血の気が引いた。
「一日中は負担が大きすぎるだろう」
ジャックわかってるぅ。
「せめて三回にしろ」
やっぱり鬼だったあっ!
一日三回二輪挿しって、ごはんじゃないんだからそんなに頬張れないよ! でも絶対俺の抗議なんか聞いてくれないのわかってる。もう開き直って素直に身を委ねるのがいいのかもしれない。
ベッドに押し倒されて貫頭衣を脱がされ、またジャックにキスされた。
「んんっ……」
やっぱり気持ちいい。
「もう我慢できないからおまんこ舐めるぞ」
「んんんっ……」
ジャンが俺の足を広げて更に尻をくぱぁと開く。そして俺が恥ずかしいと感じる間もなく、べろべろと尻穴を舐め始めた。舌を尻穴に押し付けるように舐められるから、入口がすごく感じてしまう。十分湿ったら肉厚な舌先が尻穴をくじってぐりぐりと中に入ってくる。
舌で、犯されてるぅ……。そう思ってしまうほど肉厚な舌なのだ。
「……かろうじて……俺の方が太いか……」
ビットの声がした。姿が見えないからベッドの脇にでも傅いているのかもしれない。
「んんんっ……」
そんなに奥まで入れないで。中、べろべろ舐めないで。キスも、中も気持ちいいよぉ。
「慣らし専用ですよ。二輪挿しの時のね。おいお前、どの部分が触手に変わるんだ?」
ジャックとジャンが不穏な会話をしている。ジャックの腕に囚われてるけどとても怖い。逃げ出したい。
ジャンはビットに何かしたようだった。よくわかんないけどなんらかの魔法を使ったのだろう。
「嘘をついたらわかる。正直に答えろ」
「は、はい……」
やっとジャンの足がビットの頭からどかされた。が、ビットは土下座の状態から動かなかった。
「自分の、触手の部分は……舌と手、それからちんちんです……」
「ふうん、全体的な変化はしないのか。混血は基本部分的のようだな」
「はい」
「他は?」
「……ありません」
「……嘘はついていないようだな。それなら二輪挿しの手伝いをさせてやろう。うまくできたらヤらしてやる」
「ありがとうございます!」
ジャンのニヤリとした顔がすごく悪者然としていて、俺はジャックの腕をぎゅうぎゅう抱きしめながらぶるぶる震えていることしかできなかった。
ねえ、俺ってば何されちゃうの? 触手責めとか、そんなエロ同人みたいなこと勘弁してほしいんだけど。
俺は縋るようにジャックを見た。ジャックは優しく笑んで、また額に、頬に、鼻に口づけを落として、それから唇を塞がれた。二人の舌は肉厚で長いから、舌を絡めるキスをされると逃げられないと思ってしまう。口腔内も蹂躙されて、それでいて甘くて、すぐに頭がぼうっとしてしまう。
うん、キスは好きだと思う。
「んっ、んっ……」
現実逃避でジャックのキスに夢中で応える。絡め取られた舌を動かしてちょっと舐め返したらきつく抱きしめられた。身体が折れてしまいそうだ。でもこういうの嫌いじゃない。
「んっ、んっ、んっ……」
くちゃ、ちゅぷと濡れた音が耳を犯す。ジャックの舌で舌を絡め取られてきゅっきゅっと吸われるとぞくぞくする。すごく気持ちよくて、身体の奥から何かとろりとしたものが分泌されるのを感じた。
なんか、濡れてる……?
身体の奥が濡れているようで、俺はほんの少しだけ身じろいだ。
「んんっ……」
飲み込みきれなかった唾液が口端からツツーと垂れていく。二人に抱かれるまで、こんなにキスが気持ちいいなんて知らなかった。元の世界でしたキスは、ただ口と口を合わせるだけのもので、甘酸っぱい気持ちにはなったがそれだけだった。
「んっ……はぁ、んっ……」
「……カイト」
やめちゃやだって思うのに、口づけが解かれてしまった。ジャックの端正な顔が目の前にある。その目はギラギラと欲望に光っていて、俺は思わずぶるりと震えた。
「キス……やめちゃ、やぁっ……」
気持ちいいからもっとしてほしい。
「……かわいいな」
ジャックは嬉しそうにそう呟くと、また唇を優しく塞いでくれた。
「んんっ……」
気持ちいい。ふわふわして、ぼーっとして、何されてもいいって思っちゃう。むしろ何でもしてとまで思う。でも言ったらたいへんなことになるってわかっているから言わない。唇が塞がれててよかった。
「カイトはキスが好き、と」
ジャンがなんか言ってるけどどうでもいい。
「……はぁあん……んんっ……」
いっぱい舌を吸われて、絡ませて、口腔内を舐められて、そうして口づけが解かれてしまった。
「やっ、ジャックぅ……」
「……かわいすぎてたまらん」
もっと、一日中キスしたい。すごく愛されてるって実感するし、俺も愛してるって思うし。ジャックは俺を抱き上げたまま立ち上がった。そして。
「我慢できん。ヤるぞ」
宣言して寝室に連れ込まれた。
「兄さん、僕二輪挿ししたいんだけど」
「ああ、する。たっぷり可愛がってやる」
「えええ……」
やっぱり二輪挿しされちゃうみたい。一日二回も二輪挿しされたら尻穴壊れるんじゃないだろうか。
「休みが待ち遠しいですよ。一日中二輪挿ししたいですね」
ええええ、一日中なんてされたら死んでしまうのでは。さすがに血の気が引いた。
「一日中は負担が大きすぎるだろう」
ジャックわかってるぅ。
「せめて三回にしろ」
やっぱり鬼だったあっ!
一日三回二輪挿しって、ごはんじゃないんだからそんなに頬張れないよ! でも絶対俺の抗議なんか聞いてくれないのわかってる。もう開き直って素直に身を委ねるのがいいのかもしれない。
ベッドに押し倒されて貫頭衣を脱がされ、またジャックにキスされた。
「んんっ……」
やっぱり気持ちいい。
「もう我慢できないからおまんこ舐めるぞ」
「んんんっ……」
ジャンが俺の足を広げて更に尻をくぱぁと開く。そして俺が恥ずかしいと感じる間もなく、べろべろと尻穴を舐め始めた。舌を尻穴に押し付けるように舐められるから、入口がすごく感じてしまう。十分湿ったら肉厚な舌先が尻穴をくじってぐりぐりと中に入ってくる。
舌で、犯されてるぅ……。そう思ってしまうほど肉厚な舌なのだ。
「……かろうじて……俺の方が太いか……」
ビットの声がした。姿が見えないからベッドの脇にでも傅いているのかもしれない。
「んんんっ……」
そんなに奥まで入れないで。中、べろべろ舐めないで。キスも、中も気持ちいいよぉ。
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