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8.寡黙かと思ったけど違ったみたい

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「妻って、どういうこと?」

 振り返って聞くと、ジャックは不機嫌そうな顔をした。だって俺何も聞いてないし……。

「俺、巨人族の風習とか知らないし」

 そもそも巨人族自体に関わったことがない。巨人族は基本村単位で暮らしていて、村から離れて外で暮らしている者はまれだと聞いている。冒険者をしていた時はたまに見かけてでっかいなぁと思ったぐらいだ。ようは俺の世界に巨人族はいなかったのだ。

「そうか。俺たち巨人族は複数で一人の妻を娶るのが普通だ」
「そ、そうなんだ……」
「妻一人に対し三、四人の夫というのが一般的な婚姻関係だ。だが俺とジャンは二人だけで妻を得たかった」
「ふうん? でもなんで俺だったの? 巨人族の奥さんだったら二輪挿しだってできるんじゃないのか?」

 夫三、四人が普通だとそれぐらいできなきゃ無理なのでは。

「いや、それはできない。俺のモノぐらいなら受け入れられる者はいるが、ジャンのも同時というのは天使さま以外無理だ」
「あー……お前ら二輪挿しがしたかったんだっけ……」

 なんで二輪挿しにこだわるのか意味がわからない。

「そうだ。双子というのは姿形は違えど元は一つの存在。カイトが俺たちのを同時に受け入れ、あられもなく感じる姿に満たされる。だからカイトは俺たちの妻だ」
「そう、なんだ」

 理解できない謎理論だけど、こういうものなんだろう。感じすぎて死んじゃうとか思ったけど生きてるし。

「そういえば奴隷って?」

 なんか気になった。

「明日会わせてやる。ようは護衛だ」
「奴隷が、護衛になるの?」
「ああ、決して俺たちに逆らえない魔法がかかっている。それなりに手練れの冒険者共だ。役には立つだろう」

 なんかどこかで聞いた話だなと思った。でも、そんなわけないよな。

「ふうん?」

 ごはんを食べ終えて落ち着いたらベッドに運ばれた。

「見せろ」
「えっ?」

 服をはぎとられて足を広げられた。尻をくぱぁと開かれて、顔がカッと熱くなる。
 もちろん見られるだけで済むわけはなくて、ジャックは尻穴に顔を寄せると、べろりと舐めた。

「ひゃっ……!?」
「傷ついてないか確認するぞ」
「え? 傷、なんか……」

 ジャックは舌先を尻穴に押し当てて、そのまま小刻みに揺らした。

「あぁっ、んっ……!」

 舌で尻穴を押したり、揺らしたりをくり返す。もどかしいのに気持ちよくて、俺は思わず腰を揺らした。そうしてジャックはべろりべろりと尻穴を含めた周りもべたべたにすると、ひくひくしてきた入口に舌先をねじ込み始めた。

「あっ、あっ、あんっ、あっ……!」

 肉厚で幅広で、長い舌である。普通の男のイチモツぐらいある触手のような舌が入ってくるのだ。

「やっ、だめっ、だめっ……きず、なんか、ないっ、ないからぁっ……!」

 尻穴の中が本当に気持ちいい。ぐねぐねと入ってくる舌にべろべろと中の壁を舐められるのがたまらない。じゅぷじゅぷと出し入れされて、じゅるじゅると分泌する液を飲まれる。気持ちよすぎるからやめてほしい。

「ジャックぅっ、やっ、やっ、舐めないでぇっ……!」

 またおっきいの入れてほしくなっちゃうから。ジャックの凶悪なイチモツでごりゅんごりゅんって抉ってほしくなっちゃうから。ジャンと一緒じゃなくてもジャックのイチモツはでかくて太くて、更に長くて受け入れるのもたいへんなんだけど、どうやら俺の尻穴はでっかいのが好きみたいだ。ジャックのイチモツを思い出しただけで中からとろとろと濡れた何かが出てきてしまう。
 ジャックはじゅるじゅると何度も俺の尻穴から出る液を舐め啜ると、ようやく顔を上げた。

「傷はついてなさそうだ」
「んっ、ないって、言った……」
「あんなにくっぱり拡がったおまんこが元通りだ」

 またカッと顔に熱が上がる。

「俺たちの形に拡がったおまんこはエロくてかわいかった」

 俺はどんな顔をしたらいいのかわからなかった。

「明日も二輪挿しだ。ずっと犯し続けて、俺たちの形を覚えさせてやる」
「そん、な……」

 顔の熱が全然去らない。

「老廃物は洗浄魔法で消せる。カイトは俺たちの妻だ。夫は妻を満足させる義務がある。そして妻は、子を宿している時以外は夫のイチモツを受け入れる義務がある」
「お、俺……」
「天使さまは子を成せない。カイトはずっと俺たちのイチモツを受け入れなければ」

 なんか、今までジャックは言葉少なかったから寡黙なんだと思っていた。でも今日はこんなに饒舌で……。

「拡げてやる」

 ぶるんっ! と勢いよくジャックの凶悪なイチモツが出された。

「ああ……」

 あまりにもでかすぎて恐れを感じるが、俺の尻穴は期待でぱくぱくと動き始めた。
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