【完結】巨人族に二人ががりで溺愛されている俺は淫乱天使さまらしいです

プロローグ（自覚）

　俺は少し困っていた。
　いつもならもう勝手にしろよってマグロな状態でヤられるのに、あんなことを言ってしまったから。
「俺のことをもっと甘く優しくとろとろになるまで抱け！」だなんて。
　おかげでジャンとジャックの俺を見る目が更に甘くなって、今二人がかりで抱き込まれて乳首をちゅうちゅう吸われている。

「あぁっ、んっ……」

　二人は巨人族という体格が規格外に大きい種族らしい。ジャンは2m50cmぐらいあり、ジャックは更にでかくて3m近くある。俺だって180cmぐらいあるのに……。
　そんなでっかい二人だけど俺に触れる手は優しくて、俺自身をしごく手の動きにも翻弄されてしまう。

「やっ、イクッ、イクから……」

　頼むからその手を離してほしい。俺は二人に対して初めて羞恥を覚えた。
　気持ちいいけど恥ずかしい。

「イクといい」

　ジャックがいい声を発した。乳首を咥えながらだから、その歯が乳首に当たって甘噛みされたようで……。

「ああーーーっっ！」

　乳首と俺自身の刺激で俺はイッてしまった。
　こんなに気持ちよかったのは初めてだった。

「カイト、好きだ。愛してる」

　二人に言われて、俺は顔が熱くなるのを感じた。
　夜はこれからだった。