上 下
80 / 84

79.想いが、溢れた

しおりを挟む
 授乳の手伝いは智倫(ジーリン)と智明(ジーミン)だったので、智倫に抱かれて子ども部屋に移動した。
 そこで私の胸に置かれたのは志高(ジーガオ)だけでなく明亮(ミンリャン)もだった。明亮もまだ赤子なのだが随分と大きさが違う。かわいくてふふっと笑ってしまった。
 智倫にイチモツを入れられてしまえばそんな余裕なんてすぐになくなる。両方の乳首からお乳を飲まれながら、結腸を満たすイチモツに感じていた。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 赤子を抱きながら体液をびしゃびしゃと漏らしてしまうのが恥ずかしいと思ったら、智明がぱくりと私のちんちんを咥えてしまう。

「やっ、らめっ……」
「勇志(ヨンジー)、素直に感じてくださいね」
「あっ、あっ、あっ、あっ」

 智倫に言われて、恥ずかしいけど身体の力を抜く。どうしても身体に力が入ってしまうのだ。
 んっくんんっくんと乳を飲む赤子の頭をできるだけ優しく撫でた。涙と涎をこぼしながら喘ぐ私を智倫が愛しくてならないというように見つめながら腰を動かす。
 そんなに奥をこねたらだめだと思った。

「ありがとうございます」

 明亮の世話係に礼を言われてしまった。

「奥さまのお乳をいただけるのが一番です。明亮様のお顔がとても嬉しそうです」
「……育ててくれて、ありがとう」

 快感で震えているから、それだけしか伝えることはできなかったけど、明亮の世話係はとても嬉しそうだった。また飲ませてあげられるといいなと思った。
 でも穏やかだったのはここまでで、授乳を終えた後抱かれたまま智倫に部屋へ運ばれた。

「ああっ、ああっ、ああっ、あぁあんっ!?」

 智倫のイチモツを結腸まで入れられながら移動するのはたいへんだ。ずんっ、ずんっと更に抉られてしまうから涙も涎も止まらないし、体液もびしゃびしゃ漏れてしまって汚してしまう。でも智倫は容赦なくそうやって部屋に戻ると、ベッドでも私を対面座位で抱いた。

「あぁああんっ!?」
「勇志、勇志、お乳を、どうか……」
「あっ、あっ、あっ、あっ」

 対面座位で智倫のイチモツで奥まで抉られながらお乳を飲まれるのは新鮮だった。ちゅううっと乳首を吸われて感じてしまう。飲む、というより愛撫するような動きに、私は背をのけ反らせた。

「あっ、あっ、智倫……」

 乳輪を押すようにして乳を飲んでほしいと、震える指先で己の乳輪を押してみた。

「ここを唇で押すのですね」

 智倫は喜んでそのようにし、ごくごくと私のお乳を飲んだ。どうして赤子に飲まれる時は感じないのに、智倫に飲まれるのは気持ちいいのだろうか。疑問だったけど飲まれるのも気持ちよくてたまらないからそれでいいことにした。

「ああ……勇志のお乳はとてもおいしいですね……」
「あっ、あっ、あっ、あっ」

 さすがに吸われすぎて腫れてしまったので、治癒魔法で治してもらったりした。
 それから、私は授乳の後必ず夫たちにお乳を飲まれるようになったのだった。


「あっ、あっ、あっ、あっ」

 智軒(ジージエン)は特にしつこくて困る。授乳の後、部屋で結腸をこねられながらお乳を飲まれるのは気持ちよくてしょうがなかった。

「ぁんっ……あっ、智軒……あっ、あっ」

 智軒はちゅうっと乳首を吸ってから顔を上げた。

「どうしました?」
「……んっ……溶けちゃ……あぁんっ!?」
「勇志も乳首を刺激されるのが好きになってくれたのですね。もっと感じましょうね?」

 そう言ってまた智軒は私の乳首をぱくりと咥えると、またぬっくんぬっくんと結腸をこねて私を蕩けさせた。
 最近は抱かれるのが特に甘くて困ってしまう。
 もう、無理だと思った。

「あっ、あっ、智軒、智軒……好き」

 ちゅうううっ! と強く乳首を吸われ、ぐぐーっとイチモツが中で暴れた。

「あぁああんっ!?」
「……勇志、愛しています」

 智軒には正しく伝わったみたいで、それから次の授乳の時間の直前まで放してもらえなかった。でも私も抱かれるのが嬉しかったから拒まなかった。
 もっと夫たちに愛してほしい。

「勇志、かわいい……もう放したくありません」
「でも、授乳が……」
「勇志は私たち兄弟をみな想ってくださっていますか?」
「う、うん……」
「それならばいいのです。また抱かせてください」
「うん……」

 想いが伝わるって、こんなに嬉しいことだったなんて知らなかった。胸が熱くなって、息が苦しくなる。
 智倫の腕に抱かれ、智良(ジーリャン)に付き添われて、私はまた授乳に向かった。

「智軒哥がなかなか放しませんでしたが、どうかしたのですか?」

 智倫に問われて詰まった。

「そ、それは授乳の後で……」

 智倫の首に両腕を回して甘えてみた。

「……わかりました。勇志は日増しにかわいくなりますね。あんまりかわいいと、おまんこをいっぱい抉ってしまいますよ?」
「やっ……」

 そうじゃなくたって夫たちは私の尻穴の奥までたっぷり抉ってくれるのだ。もっと抉られたら壊れてしまうと思う。
 授乳時は、志高だけでなく他の子もお乳を飲みに来るようになった。それが嬉しくてたまらなくて抱きしめてしまう。
 あとで智倫にも智良にも智明にも好きだと伝えよう。
 こんな私を愛してくれてありがとうって、これからも愛してって言いたかった。
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?

寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。 ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。 ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。 その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。 そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。 それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。 女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。 BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。 このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう! 男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!? 溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

執着攻めと平凡受けの短編集

松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。 疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。 基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

禁断の祈祷室

土岐ゆうば(金湯叶)
BL
リュアオス神を祀る神殿の神官長であるアメデアには専用の祈祷室があった。 アメデア以外は誰も入ることが許されない部屋には、神の像と燭台そして聖典があるだけ。窓もなにもなく、出入口は木の扉一つ。扉の前には護衛が待機しており、アメデア以外は誰もいない。 それなのに祈祷が終わると、アメデアの体には情交の痕がある。アメデアの聖痕は濃く輝き、その強力な神聖力によって人々を助ける。 救済のために神は神官を抱くのか。 それとも愛したがゆえに彼を抱くのか。 神×神官の許された神秘的な夜の話。 ※小説家になろう(ムーンライトノベルズ)でも掲載しています。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

処理中です...