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65.失言が多いつもりはないのだけど
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今日は智軒(ジージエン)と執務を行っている。
朝夫たちは今日の、私を抱く順番を決めたみたいだった。それはそれでとても恥ずかしいのだけど、抱いてもらえるのが嬉しいからかまわない。
休憩時間になった。智軒に抱かれて楼台に移動し、お茶にする。
「勇志(ヨンジー)、今朝智良(ジーリャン)にとんでもないことを言ったそうですね?」
「?」
とんでもないこと、と言われて私は首を傾げた。何か言ってしまっただろうか。
「覚えていらっしゃらないなんて……勇志は困った奥さんですね。私たちの朝勃ちのことですよ」
小声で囁かれて一気に顔に熱が上がった。
「あ、あれは……その……」
「私たちのことを考えてくださるのは嬉しいですが、勇志はもう少し自分の身体も大事にしてください。智良から聞いて襲おうかと思いました」
「す、すまない……」
夫たちが私を大事にしてくれているのはよくわかっている。
だが不安なのだ。
私は夫たちに対してひどい仕打ちをしていたというのに、あの日智明に連れられて戻ってきてから甘く抱かれる日々を送っている。
そう、それは本当に甘い日々なのだ。
館から出ないのは変わらないが、夫たちに触れられる時間が増えた。こうして、共にお茶を飲む時も夫の腕の中だ。以前はこの長椅子に触れない距離で腰掛けていたというのに。それも妊娠する前の記憶だから、七か月以上も前のことである。
けれど妊娠中は夫たちを求めてずっと抱かれているから、記憶が飛び飛びで何をされているのかよくわかっていないのだ。
ずっと……ちんちんを舐められていたとは聞いたけど、尻穴は舐められていなかったらしいとか、断片的な記憶を思い出して身もだえてしまう。
もしかして私がねだったのだろうかとか、とてもそんなことは聞けなくて困る。
「勇志、そんなにがんばらなくても大丈夫ですよ。私たちは貴方を愛していますから、いくらでも待ちますので」
「あ……」
私はやはり夫たちに甘えすぎだと思う。思わず智軒の衣服をそっと掴んでしまった。
「くっ……」
智軒が苦しそうな声を発し、私の手から蓋碗を奪うと卓に置いた。そして私をぎゅうっと抱きしめた。
「? 智軒?」
「勇志がかわいすぎて我慢ができなくなりそうです……口づけを……」
頬が熱くなる。そっと目を閉じて口を半開きにしたら、智軒の唇が重なった。舌が口腔内に入ってきて私の舌に触れる。
「んっ……」
甘い疼きが腰の奥に生まれた。夫たちから与えられる口づけはとても気持ちがいい。智軒の首に腕を回して、私はしばらく智軒との口づけを堪能した。
「……勇志……仕事の続きをしましょう」
智軒が上擦った声で教えてくれたことで、私ははっとした。このまま奪ってほしいとさえ思ってしまったことが恥ずかしい。こんなことでは夫に愛想をつかされてしまうかもしれない。涙がこぼれそうになるのをどうにかこらえた。
「そ、そう、だな……」
「勇志がかわいすぎて、我慢をするのがたいへんです」
智軒に苦笑されてしまった。
どうにか頭を切り替えて、お茶を飲み干してから執務に戻った。
その後の智軒はすごい速さで書類を捌き、昼食前に二度確認することができたほどだった。量がそれほどあったわけではないが、私の夫たちはみな有能でかっこいいと思った。
昼食後は智軒、智倫、智良に順番に抱かれることになったらしい。夜私と過ごすのは智明のようだ。
智良には朝も抱かれてしまったからなんだかとても恥ずかしく感じられる。朝勃ちは本当に硬くておっきくて、結腸までごりごりされて死んでしまいそうだと思ったのだ。痛み、とかではなく気持ちよすぎて……。
どうして私はこんなにスキモノになってしまったのだろう。
まずは智軒に抱かれることになった。智倫は書類の確認等をして、のちほど来るらしい。智良は訓練を終えてからである。なので午後抱かれるのは時間差もあるのだが、夕飯まで抱かれてしまうのは変わらない。
智軒に嬉しそうに床へ運ばれて、胸が疼いた。
もう結婚して四年も経つのに、どうして抱かれる時はいつもこんなに胸が高鳴るのだろう。
こんな明るい時間から衣服を脱がされるのはとても恥ずかしい。私の貧相な身体を見られるのは嫌だけど、見せてくれと言われたら逆らえない。
「ああ……勇志の肌はとても綺麗ですね」
そう言いながら智軒はまた私に口づけ、乳首を両方摘まんだ。
「んんっ……」
智軒があんまりいじるから、もう私の乳首は摘まみやすいぐらい大きく育っている。ぴん、ぴんと引っ張られると信じられないぐらい伸びるようにもなった。でもこの大きさや長さでもまだ不十分らしい。もっとこの乳首が大きく、長く育つと、夫たちに抱かれている間お乳がずっと出るようになるというのだ。
そんなことは信じられないが、そんな嘘をついてもしょうがないと思うのでいっぱいいじってもらっている。
「んっ、んっ、んっ……」
乳首をくにくにと揉まれながら舌を絡め合うのが気持ちいい。私はすぐに陶然となってしまった。
「んっ、ぁっ……」
「勇志のかわいい乳首、摘まみやすくなりましたね。もっと大きく育てさせてください」
「あっ……」
智軒は開き直ったのか、私の乳首をよりしつこくいじるようになった。気持ちいいけど、腫れるほどいじらないでほしいと思った。
朝夫たちは今日の、私を抱く順番を決めたみたいだった。それはそれでとても恥ずかしいのだけど、抱いてもらえるのが嬉しいからかまわない。
休憩時間になった。智軒に抱かれて楼台に移動し、お茶にする。
「勇志(ヨンジー)、今朝智良(ジーリャン)にとんでもないことを言ったそうですね?」
「?」
とんでもないこと、と言われて私は首を傾げた。何か言ってしまっただろうか。
「覚えていらっしゃらないなんて……勇志は困った奥さんですね。私たちの朝勃ちのことですよ」
小声で囁かれて一気に顔に熱が上がった。
「あ、あれは……その……」
「私たちのことを考えてくださるのは嬉しいですが、勇志はもう少し自分の身体も大事にしてください。智良から聞いて襲おうかと思いました」
「す、すまない……」
夫たちが私を大事にしてくれているのはよくわかっている。
だが不安なのだ。
私は夫たちに対してひどい仕打ちをしていたというのに、あの日智明に連れられて戻ってきてから甘く抱かれる日々を送っている。
そう、それは本当に甘い日々なのだ。
館から出ないのは変わらないが、夫たちに触れられる時間が増えた。こうして、共にお茶を飲む時も夫の腕の中だ。以前はこの長椅子に触れない距離で腰掛けていたというのに。それも妊娠する前の記憶だから、七か月以上も前のことである。
けれど妊娠中は夫たちを求めてずっと抱かれているから、記憶が飛び飛びで何をされているのかよくわかっていないのだ。
ずっと……ちんちんを舐められていたとは聞いたけど、尻穴は舐められていなかったらしいとか、断片的な記憶を思い出して身もだえてしまう。
もしかして私がねだったのだろうかとか、とてもそんなことは聞けなくて困る。
「勇志、そんなにがんばらなくても大丈夫ですよ。私たちは貴方を愛していますから、いくらでも待ちますので」
「あ……」
私はやはり夫たちに甘えすぎだと思う。思わず智軒の衣服をそっと掴んでしまった。
「くっ……」
智軒が苦しそうな声を発し、私の手から蓋碗を奪うと卓に置いた。そして私をぎゅうっと抱きしめた。
「? 智軒?」
「勇志がかわいすぎて我慢ができなくなりそうです……口づけを……」
頬が熱くなる。そっと目を閉じて口を半開きにしたら、智軒の唇が重なった。舌が口腔内に入ってきて私の舌に触れる。
「んっ……」
甘い疼きが腰の奥に生まれた。夫たちから与えられる口づけはとても気持ちがいい。智軒の首に腕を回して、私はしばらく智軒との口づけを堪能した。
「……勇志……仕事の続きをしましょう」
智軒が上擦った声で教えてくれたことで、私ははっとした。このまま奪ってほしいとさえ思ってしまったことが恥ずかしい。こんなことでは夫に愛想をつかされてしまうかもしれない。涙がこぼれそうになるのをどうにかこらえた。
「そ、そう、だな……」
「勇志がかわいすぎて、我慢をするのがたいへんです」
智軒に苦笑されてしまった。
どうにか頭を切り替えて、お茶を飲み干してから執務に戻った。
その後の智軒はすごい速さで書類を捌き、昼食前に二度確認することができたほどだった。量がそれほどあったわけではないが、私の夫たちはみな有能でかっこいいと思った。
昼食後は智軒、智倫、智良に順番に抱かれることになったらしい。夜私と過ごすのは智明のようだ。
智良には朝も抱かれてしまったからなんだかとても恥ずかしく感じられる。朝勃ちは本当に硬くておっきくて、結腸までごりごりされて死んでしまいそうだと思ったのだ。痛み、とかではなく気持ちよすぎて……。
どうして私はこんなにスキモノになってしまったのだろう。
まずは智軒に抱かれることになった。智倫は書類の確認等をして、のちほど来るらしい。智良は訓練を終えてからである。なので午後抱かれるのは時間差もあるのだが、夕飯まで抱かれてしまうのは変わらない。
智軒に嬉しそうに床へ運ばれて、胸が疼いた。
もう結婚して四年も経つのに、どうして抱かれる時はいつもこんなに胸が高鳴るのだろう。
こんな明るい時間から衣服を脱がされるのはとても恥ずかしい。私の貧相な身体を見られるのは嫌だけど、見せてくれと言われたら逆らえない。
「ああ……勇志の肌はとても綺麗ですね」
そう言いながら智軒はまた私に口づけ、乳首を両方摘まんだ。
「んんっ……」
智軒があんまりいじるから、もう私の乳首は摘まみやすいぐらい大きく育っている。ぴん、ぴんと引っ張られると信じられないぐらい伸びるようにもなった。でもこの大きさや長さでもまだ不十分らしい。もっとこの乳首が大きく、長く育つと、夫たちに抱かれている間お乳がずっと出るようになるというのだ。
そんなことは信じられないが、そんな嘘をついてもしょうがないと思うのでいっぱいいじってもらっている。
「んっ、んっ、んっ……」
乳首をくにくにと揉まれながら舌を絡め合うのが気持ちいい。私はすぐに陶然となってしまった。
「んっ、ぁっ……」
「勇志のかわいい乳首、摘まみやすくなりましたね。もっと大きく育てさせてください」
「あっ……」
智軒は開き直ったのか、私の乳首をよりしつこくいじるようになった。気持ちいいけど、腫れるほどいじらないでほしいと思った。
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