上 下
65 / 84

64.かわいいと言われるのが嬉しい

しおりを挟む
「あっ、あっ、やぁっ、あっ、あっ」

 枕をお尻の下に置かれているから、私のお尻は智良(ジーリャン)に突き出すような形になっている。その尻穴を智良が指でぐちゅぐちゅといじり、私はそれでイカされてしまった。
 イッたから指を抜いてもらえたのはよかったのだけど、イッてひくひくしている尻穴に今度は智良のイチモツがねじ込まれた。

「あっ、あーっ、あーっ、あーっ、あーっ!?」

 ずぶぶっ……と突き入れられるイチモツをひくひくと締め付けてしまう。イッたばかりで敏感になっている中が喜んで智良のイチモツに絡みついているみたいだった。
 涙も涎もだらだら垂らして、あまりの快感にだらしない顔をしているだろうということはわかっている。だがそんな私を智良が嬉しそうに眺めながらイチモツを突き入れてくるから、それはそれでいいのだと理解した。

「あーっ、ひぃんっ、あーっ、あーっ、ひぃああーーーっ!」

 浴室ですでに開かれていた奥は喜んで智良のイチモツを迎え入れ、窄まりも、その先の結腸までもずぶりっ! と入れられてしまった。びしゃびしゃとまた股間が濡れるのを感じる。
 また私はイッてしまったみたいだった。

「ああ、なんて勇志(ヨンジー)はかわいいんだ。こんなに濡らして喜ぶなら、やはりもっと早くここまでかわいがってやればよかった……」

 そう言いながら、がくがく震える私を智良は抱きしめた。
 嬉しいけど、抱きしめられたということは。

「あっ、ああああーーーーっっ!?」

 また身体を持ち上げられて対面座位にされてしまった。

「ひぃいっ、あああっ、あっ、あっ、あっ……!」

 更に奥まで智良のイチモツで抉られるのがたまらない。

「勇志が煽ったのだから、責任を取れ」
「あっ、あっ、そん、なっ、ああっ、ああっ!」

 智良のイチモツで満たされた中が熱くて、溶けてしまいそうだ。

「寝るまでは抜かないからな。たくさんイクといい」
「ああっ、そん、なっ、あああああっ!」

 それから智良は、私をよりイカせるようにぬっくんぬっくんと中をこねまくった。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 智良のイチモツで結腸まで開かれているのがあまりにもよくて、私は智良に抱きつきながら何度もイカされてしまったのだった。
 そうして翌朝、あれだけえっちしたのに勃起している智良のイチモツを見て真っ赤になった。

「あ、あんなに、したのに……」
「足りるわけがないだろう。それに、勇志の裸を見ただけでこの通りだ」
「そん、な……あっ、あっ、あっ」

 また尻穴を舐められて、智良のイチモツを突き入れられた。私の尻穴が解けているのか、智良のイチモツがすごく堅く感じられる。昨夜と違ってずっと激しく抱かれて、私は朝からぐったりしてしまった。
 でも、愛されるのはとても嬉しい。
 例え朝勃ちの処理だってかまわなかった。だって、私は彼らの妻なのだから。
 そう考えると、私はやはり朝だけでも全員の朝勃ちの処理をしなければいけないのではないだろうか。
 後戯というのだろうか、智良が私の中でイッてくれた後、彼は私の乳首をいじり始めた。

「昨日は勇志のおまんこに夢中になってしまったからな」

 なんて言って。乳首をちゅくちゅくしゃぶられるのも、指でくにくにと揉まれるのも気持ちいい。

「あっ、あっ、智良……」
「なんだ?」
「ぁんっ……」

 乳首をしゃぶりながら答えるのは反則だと思う。歯が軽く当たって甘噛みされたみたいになってしまうのだ。

「あっ、その……私は……みなの朝勃ちを、処理しなくてもいいのだろうか……あぁんっ!?」

 智良が無言で私の乳首をちゅうううっと吸った。それと同時に揉んでいた乳首をぴん、と引っ張った。

「……勇志は考え過ぎだ。順番でかまわない。そんなことを言ったら、勇志は一日中私たちに抱かれることになるぞ」
「あ……」

 正直言うと、それでもかまわなかった。
 でもそれで夫たちの仕事を邪魔してしまうのは嫌だ。だから、夫たちの余裕がある時に抱いてくれればいいと思う。
 そうどうにか伝えると、智良は大仰でため息をついた。

「……だめだ。勇志がかわいすぎる……たまらないな」

 かわいくなんてないと思う。かわいい妻は、四年間も夫を邪険に扱ったりしないものだ。

「私は……」
「勇志はずっとかわいいんだ。そうでなければこんなに抱きたくならない」
「あっ、あっ、あっ」

 また乳首をちゅくちゅくとしゃぶられてびくびく震えた。嬉しくて智良の頭をぎゅっと抱きしめた。
 少しずつでも夫たちに想いを返していけたらと思う。
 朝食だと呼ばれるまで、私は智良に乳首をいじられ続けた。


ーーーーー
かわいいよ勇志かわいいよ!

BL小説大賞応援ありがとうございましたー。
本日からは一日一話更新になります。完結までは毎日更新の予定です。よろしくー!
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?

寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。 ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。 ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。 その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。 そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。 それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。 女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。 BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。 このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう! 男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!? 溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。

執着攻めと平凡受けの短編集

松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。 疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。 基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!

めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。 ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。 兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。 義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!? このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。 ※タイトル変更(2024/11/27)

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

処理中です...