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38.夫たちの愛撫はやはりしつこい
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部屋に戻れば侍従がすぐにお茶を運んできた。その侍従が部屋の隅に移動してから、私は二人に食堂でのやりとりのことを言っておくことにした。
ちなみに、今は何故か智軒(ジージエン)の膝の上に乗せられて長椅子に腰掛けている形である。その隣に智明(ジーミン)が腰掛けていてなんとも不満そうな顔をしていた。彼らから言わせると、妻というのは本来このように夫とくっついているのが当たり前なのだそうである。
それについては今度兄たちの奥さまに聞いてみたいと思った。
「智軒、智明、先ほどは、その……」
「どうしました?」
「さっき?」
二人が不思議そうに聞く。ということはやはりわかっていないらしい。やはり言葉で伝えていかなければいけないのだと再認識した。
そもそも、私たち夫婦は会話が足りない。
「……食堂では、ああいう話は止めてくれないか? その……気遣ってくれているのはわかるのだが……」
「ああ、そうでしたね。勇志(ヨンジー)は奥ゆかしい方ですから、あのような場所で聞くべきではありませんでした。申し訳ありません」
「お、奥ゆかしいって……」
別に私は奥ゆかしいわけではないと思うのだが、本当にすまなさそうに言われてしまうとどう返したらいいのかわからない。
「勇志は恥ずかしがり屋だったな。すまない」
智軒に抱きしめられて、智明にまた手を取られて口づけられた。
こんなに求められてしまうなんてもうどうしたらいいのだろう。もしこれが身体だけだったとしても嬉しくてたまらないのだ。だって私たちは夫婦なのだから、抱き合うのは当たり前で……。
「頬が真っ赤ですよ」
「おいしそうだ」
智明にちゅ、と口づけられて更に胸が高鳴ってしまった。
「智明」
「智軒哥が慎重すぎるのだ。勇志にはもう少し強引に迫るぐらいがいい」
智軒が窘めたが、智明はそう言って笑った。それは確かにその通りかもしれないと私は智軒にもたれて胸を喘がせた。
部屋の扉が叩かれ、侍従が誰何した。
「失礼します。浴室の準備が整いました」
「わかった」
智明が答えた。
「勇志、お茶を飲んでください。そうしたら参りましょう」
智軒に言われて、慌ててお茶を飲む。もう冷めていたからよかったと思った。そしてそのまま智軒に抱かれて浴室へ運ばれた。
浴室には侍従たちがいたが、智軒と智明は彼らを外へ出してしまった。
私は目を丸くした。
「勇志は皇子ですから、人に仕えられるのは当たり前でしょうが……私たちは勇志の裸を他の誰かに見せたくはないのですよ。それに、本来妻のお世話は夫の役目です」
智軒が苦笑して言う。そういうものなのかと頷いた。あまり入浴はしないが、侍従たちに洗わせるのが当たり前だったから裸になるのはそれほど抵抗はない。でも衣服を脱がされてみると、確かにこれは見られたくないかもしれないと思った。
「随分と吸われたな」
智明がそれを見て不機嫌そうに呟いた。
そう、私の肌にはうっ血がところどころにあった。抱かれている間にみなに肌を吸われて、このような状態になってしまっているのだろう。愛されている証拠といえばそうなのだが、これを見られるのはやはり恥ずかしい。
智明に抱き上げられて浴室に入り、彼らには普通に身体を洗ってもらえた。内心ほっとする。でもちんちんもお尻も洗われるのはとても恥ずかしかった。
「そ、そこは自分で洗う、から……」
「なりません。妻は夫がすることは全て受け入れてさせなければいけませんよ?」
「そん、な……」
智軒にお尻を洗われ、智明にはちんちんを丁寧に洗われてしまった。そうして湯を流されて、ため息をついた。
「さぁ、では暖かいうちにほぐしてしまいましょうね」
「え? ああっ……!」
今度は智軒に後ろから抱かれるような状態にされ、後ろから乳首を摘ままれた。
智明は嬉しそうに私のちんちんをぱくりと咥える。
そんなことをされたらすぐにイッてしまうから止めてほしかったけど、夫たちに逆らえるはずはなかった。両方の乳首をくにくにと揉まれたら、それだけで気持ちよくなってしまう。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
それだけではなく、ちんちんを智明にしゃぶられてやっぱりすぐにイッてしまった。
「あっ、もうっ、あーっ、あーっ!」
「感じやすい奥さんがかわいくてたまりません」
耳元で囁かれてびくびく震える。
「やっ、らめっ、あっ、あっ、あっ!」
智明は私の精液をごくりと飲み、更に萎えたちんちんを舐めしゃぶる。その間もずっと乳首をくにくに揉まれているから、快感が全然去らない。
夫たちは本当に愛撫がしつこいと思う。
「やっ、あっ、あんっ、あんっ、あーっ、あーっ!」
そんなにちんちんしゃぶっちゃだめだし、乳首もそんなに揉まれたらもっと大きくなっちゃうって泣きそうになった。
結局浴室を出るまでに三回もイカされてしまい、乳首も腫れるほどいじられてしまった。もちろん腫れたところは魔法で治してもらったのだけど、湯にゆっくり浸かることもできなくて私は二人を睨んだ。
「あまりにも勇志がかわいくてつい……」
「勇志のちんちんをずっと愛でていたいんだからしょうがないだろう」
どんな言い方をしていても、二人が全く反省していないことは伝わって笑ってしまったのだった。
ちなみに、今は何故か智軒(ジージエン)の膝の上に乗せられて長椅子に腰掛けている形である。その隣に智明(ジーミン)が腰掛けていてなんとも不満そうな顔をしていた。彼らから言わせると、妻というのは本来このように夫とくっついているのが当たり前なのだそうである。
それについては今度兄たちの奥さまに聞いてみたいと思った。
「智軒、智明、先ほどは、その……」
「どうしました?」
「さっき?」
二人が不思議そうに聞く。ということはやはりわかっていないらしい。やはり言葉で伝えていかなければいけないのだと再認識した。
そもそも、私たち夫婦は会話が足りない。
「……食堂では、ああいう話は止めてくれないか? その……気遣ってくれているのはわかるのだが……」
「ああ、そうでしたね。勇志(ヨンジー)は奥ゆかしい方ですから、あのような場所で聞くべきではありませんでした。申し訳ありません」
「お、奥ゆかしいって……」
別に私は奥ゆかしいわけではないと思うのだが、本当にすまなさそうに言われてしまうとどう返したらいいのかわからない。
「勇志は恥ずかしがり屋だったな。すまない」
智軒に抱きしめられて、智明にまた手を取られて口づけられた。
こんなに求められてしまうなんてもうどうしたらいいのだろう。もしこれが身体だけだったとしても嬉しくてたまらないのだ。だって私たちは夫婦なのだから、抱き合うのは当たり前で……。
「頬が真っ赤ですよ」
「おいしそうだ」
智明にちゅ、と口づけられて更に胸が高鳴ってしまった。
「智明」
「智軒哥が慎重すぎるのだ。勇志にはもう少し強引に迫るぐらいがいい」
智軒が窘めたが、智明はそう言って笑った。それは確かにその通りかもしれないと私は智軒にもたれて胸を喘がせた。
部屋の扉が叩かれ、侍従が誰何した。
「失礼します。浴室の準備が整いました」
「わかった」
智明が答えた。
「勇志、お茶を飲んでください。そうしたら参りましょう」
智軒に言われて、慌ててお茶を飲む。もう冷めていたからよかったと思った。そしてそのまま智軒に抱かれて浴室へ運ばれた。
浴室には侍従たちがいたが、智軒と智明は彼らを外へ出してしまった。
私は目を丸くした。
「勇志は皇子ですから、人に仕えられるのは当たり前でしょうが……私たちは勇志の裸を他の誰かに見せたくはないのですよ。それに、本来妻のお世話は夫の役目です」
智軒が苦笑して言う。そういうものなのかと頷いた。あまり入浴はしないが、侍従たちに洗わせるのが当たり前だったから裸になるのはそれほど抵抗はない。でも衣服を脱がされてみると、確かにこれは見られたくないかもしれないと思った。
「随分と吸われたな」
智明がそれを見て不機嫌そうに呟いた。
そう、私の肌にはうっ血がところどころにあった。抱かれている間にみなに肌を吸われて、このような状態になってしまっているのだろう。愛されている証拠といえばそうなのだが、これを見られるのはやはり恥ずかしい。
智明に抱き上げられて浴室に入り、彼らには普通に身体を洗ってもらえた。内心ほっとする。でもちんちんもお尻も洗われるのはとても恥ずかしかった。
「そ、そこは自分で洗う、から……」
「なりません。妻は夫がすることは全て受け入れてさせなければいけませんよ?」
「そん、な……」
智軒にお尻を洗われ、智明にはちんちんを丁寧に洗われてしまった。そうして湯を流されて、ため息をついた。
「さぁ、では暖かいうちにほぐしてしまいましょうね」
「え? ああっ……!」
今度は智軒に後ろから抱かれるような状態にされ、後ろから乳首を摘ままれた。
智明は嬉しそうに私のちんちんをぱくりと咥える。
そんなことをされたらすぐにイッてしまうから止めてほしかったけど、夫たちに逆らえるはずはなかった。両方の乳首をくにくにと揉まれたら、それだけで気持ちよくなってしまう。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
それだけではなく、ちんちんを智明にしゃぶられてやっぱりすぐにイッてしまった。
「あっ、もうっ、あーっ、あーっ!」
「感じやすい奥さんがかわいくてたまりません」
耳元で囁かれてびくびく震える。
「やっ、らめっ、あっ、あっ、あっ!」
智明は私の精液をごくりと飲み、更に萎えたちんちんを舐めしゃぶる。その間もずっと乳首をくにくに揉まれているから、快感が全然去らない。
夫たちは本当に愛撫がしつこいと思う。
「やっ、あっ、あんっ、あんっ、あーっ、あーっ!」
そんなにちんちんしゃぶっちゃだめだし、乳首もそんなに揉まれたらもっと大きくなっちゃうって泣きそうになった。
結局浴室を出るまでに三回もイカされてしまい、乳首も腫れるほどいじられてしまった。もちろん腫れたところは魔法で治してもらったのだけど、湯にゆっくり浸かることもできなくて私は二人を睨んだ。
「あまりにも勇志がかわいくてつい……」
「勇志のちんちんをずっと愛でていたいんだからしょうがないだろう」
どんな言い方をしていても、二人が全く反省していないことは伝わって笑ってしまったのだった。
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