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37.愛されるのは嬉しいのだけど
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二度目ということもあってか、智良(ジーリャン)はなかなかイッてくれなかった。私は何度もイッてしまったというのに。
抱く方と抱かれる方では感じ方も違うだろうからしょうがないのかもしれないが、私が何度もイカされているのに智良がなかなかイカないのは不公平にも感じた。
私は抱かれるのがこんなに気持ちよくてたまらないのに、智良は違うのだろうかと。
「あっ、あっ、ま、たぁ……あーっ、あーっ、あーっ!」
また対面座位で抱きしめられながら結腸を抉られるのはすごかった。特に智良のはおっきいし長いからありえないほど奥まで愛されてしまって、どうしたらいいのかわからなかった。しかも少しでこぼこしているから、出し入れされる度にそれが中を抉ってたまらない。それに加えて智倫が後ろから乳首をいじるからもっとたいへんだった。
夕飯に呼ばれる直前まで、智良のイチモツを入れられていた。
そのことが恥ずかしいけど嬉しくて、衣服を着せられながらもいちいち衣擦れで反応していたりした。
「勇志(ヨンジー)は感度がよすぎますね。とてもいいことです」
智倫に嬉しそうに言われて、また頬が熱くなった。そう言われるのはやっぱり恥ずかしいのだけど、夫たちに対して淫乱な妻は美徳だというから、褒められたのだと自分に言い聞かせた。
そう思わなかったらとても着替えを手伝ってもらうこともできなかっただろう。
「今夜は智軒哥と智明ですか……許されるなら丸一日勇志を独占したいですね」
「そん、な……」
「本心ですよ」
「智倫哥、勇志を困らせないでください」
智良が窘めた。そんな智良を智倫が睨む。
「抜かずに二回挑んだ智良には言われたくないですね。まぁ、勇志がとても気持ちよさそうだったのでかまいませんが」
智良の腕に抱かれて移動しながらの会話だったから、私は頬を染めて口をはくはくさせることしかできなかった。
誰が聞いているかわからないところでそんな話をしないでほしい。
「や、だ……言っちゃ……」
消え入りそうな声で訴えれば、智良にぎゅっとされてときめいた。
「勇志は恥ずかしがり屋だな。そんなところが愛しくてならない」
「や……」
そんな風に口説かれたらまた抱いてほしくなってしまう。本当に私の身体はおかしくなってしまったみたいだった。
やっと食堂についた時、私はほっとした。
「勇志、大丈夫ですか?」
「勇志、大丈夫か?」
智軒(ジージエン)と智明(ジーミン)に聞かれて、どうしたのかと思った。
「だ、大丈夫、です……」
「ならよいのですが……智良に抱かれるのはたいへんでしょう?」
「智良哥のイチモツは私のよりでかいからな」
ぼんっと顔から火が噴き出しそうだった。
「やっ、嫌です! ……そ、そんな話は……っ!」
私は泣きそうになり、智良の胸に顔を伏せた。これから夕飯だというのにそんな話はしないでほしかった。それはせめて部屋で話すことだと思ったのだ。
また智良がぎゅっとしてくれた。
「智軒哥、智明、勇志は恥ずかしがり屋なのですから」
智倫が苦笑した。
「申し訳ありません……」
「すまなかった……」
反省されたとしても今は口を利きたくなかった。
夕飯はいつも通りおいしかったけど、智軒と智明の視線を感じてなんだか落ち着かなかった。
それでも夜は智軒と智明と共に過ごすことになっている。床の上でそういう話をされるのは、恥ずかしいけどかまわないと思う。でもここでは嫌だった。
食休みをした後、智明が近づいてきた。
「勇志、私に抱かせてくれ」
私は無言で手を差し出した。その甲に智明が口づける。
「ありがとう」
今の抱かせてくれ、は智明に抱き上げられて移動するということだと私は解釈した。もちろん寝室に連れて行かれて、智軒と共に抱かれてしまうのだろうけど、そう思うことで私は平静を保つのが精いっぱいだった。
智明に抱き上げられたら、途端に頬が熱くなってしまったのだけど。
これはもう夫たちが素敵なのが悪いと内心責任転嫁をした。
「勇志、今宵はどうする? 入浴はするか?」
「し、したい……です」
「わかった」
智軒が近づいてきた。
「一度部屋へ戻ろう」
「はい……」
一応浴室はいつでも入れるように準備されているらしいが、その他にも用意は必要らしい。私は智明に抱かれたまま、智軒と共に部屋へ戻ったのだった。
抱く方と抱かれる方では感じ方も違うだろうからしょうがないのかもしれないが、私が何度もイカされているのに智良がなかなかイカないのは不公平にも感じた。
私は抱かれるのがこんなに気持ちよくてたまらないのに、智良は違うのだろうかと。
「あっ、あっ、ま、たぁ……あーっ、あーっ、あーっ!」
また対面座位で抱きしめられながら結腸を抉られるのはすごかった。特に智良のはおっきいし長いからありえないほど奥まで愛されてしまって、どうしたらいいのかわからなかった。しかも少しでこぼこしているから、出し入れされる度にそれが中を抉ってたまらない。それに加えて智倫が後ろから乳首をいじるからもっとたいへんだった。
夕飯に呼ばれる直前まで、智良のイチモツを入れられていた。
そのことが恥ずかしいけど嬉しくて、衣服を着せられながらもいちいち衣擦れで反応していたりした。
「勇志(ヨンジー)は感度がよすぎますね。とてもいいことです」
智倫に嬉しそうに言われて、また頬が熱くなった。そう言われるのはやっぱり恥ずかしいのだけど、夫たちに対して淫乱な妻は美徳だというから、褒められたのだと自分に言い聞かせた。
そう思わなかったらとても着替えを手伝ってもらうこともできなかっただろう。
「今夜は智軒哥と智明ですか……許されるなら丸一日勇志を独占したいですね」
「そん、な……」
「本心ですよ」
「智倫哥、勇志を困らせないでください」
智良が窘めた。そんな智良を智倫が睨む。
「抜かずに二回挑んだ智良には言われたくないですね。まぁ、勇志がとても気持ちよさそうだったのでかまいませんが」
智良の腕に抱かれて移動しながらの会話だったから、私は頬を染めて口をはくはくさせることしかできなかった。
誰が聞いているかわからないところでそんな話をしないでほしい。
「や、だ……言っちゃ……」
消え入りそうな声で訴えれば、智良にぎゅっとされてときめいた。
「勇志は恥ずかしがり屋だな。そんなところが愛しくてならない」
「や……」
そんな風に口説かれたらまた抱いてほしくなってしまう。本当に私の身体はおかしくなってしまったみたいだった。
やっと食堂についた時、私はほっとした。
「勇志、大丈夫ですか?」
「勇志、大丈夫か?」
智軒(ジージエン)と智明(ジーミン)に聞かれて、どうしたのかと思った。
「だ、大丈夫、です……」
「ならよいのですが……智良に抱かれるのはたいへんでしょう?」
「智良哥のイチモツは私のよりでかいからな」
ぼんっと顔から火が噴き出しそうだった。
「やっ、嫌です! ……そ、そんな話は……っ!」
私は泣きそうになり、智良の胸に顔を伏せた。これから夕飯だというのにそんな話はしないでほしかった。それはせめて部屋で話すことだと思ったのだ。
また智良がぎゅっとしてくれた。
「智軒哥、智明、勇志は恥ずかしがり屋なのですから」
智倫が苦笑した。
「申し訳ありません……」
「すまなかった……」
反省されたとしても今は口を利きたくなかった。
夕飯はいつも通りおいしかったけど、智軒と智明の視線を感じてなんだか落ち着かなかった。
それでも夜は智軒と智明と共に過ごすことになっている。床の上でそういう話をされるのは、恥ずかしいけどかまわないと思う。でもここでは嫌だった。
食休みをした後、智明が近づいてきた。
「勇志、私に抱かせてくれ」
私は無言で手を差し出した。その甲に智明が口づける。
「ありがとう」
今の抱かせてくれ、は智明に抱き上げられて移動するということだと私は解釈した。もちろん寝室に連れて行かれて、智軒と共に抱かれてしまうのだろうけど、そう思うことで私は平静を保つのが精いっぱいだった。
智明に抱き上げられたら、途端に頬が熱くなってしまったのだけど。
これはもう夫たちが素敵なのが悪いと内心責任転嫁をした。
「勇志、今宵はどうする? 入浴はするか?」
「し、したい……です」
「わかった」
智軒が近づいてきた。
「一度部屋へ戻ろう」
「はい……」
一応浴室はいつでも入れるように準備されているらしいが、その他にも用意は必要らしい。私は智明に抱かれたまま、智軒と共に部屋へ戻ったのだった。
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