【完結】素直になれない皇子は四人の夫たちに溺愛される～巨人族貴族の結婚事情

３３．夫たちは愛撫が長い

「あっ、あっ、あっ、あっ」

　床ベッドの上で、智倫（ジーリン）が私の乳首を吸いながらもう片方の乳首をくにくにと揉んでいてる。時折ちゅううっと吸われたり、乳首をぴんと引っ張られたりするからたまらない。
　智良（ジーリャン）は私のちんちんをしゃぶっていた。
　あまりの気持ちよさに涙が溢れる。
　夕飯まで、と言われたから思ったより時間がある。その間二人に抱かれてしまうと思っただけで身体の奥が甘く疼いた。
　また二人に愛してもらえる？

「あっ、あっ、やぁっ、イッちゃ……あぁーっ……！」

　ちんちんをしゃぶられたことで、私はすぐにイッてしまった。精をごくりと智良が嚥下する。しかもイッたのに、彼は萎えたちんちんをやわやわとだが舐め続けた。感じすぎて身体ががくがく震える。
　乳首を刺激されるのも気持ちよくてたまらないのに、イッたばかりのちんちんを舐められるなんてどうしたらいいのだろうか。

「やぁっ、やっ、ぁんっ、らめっ、らめぇっ……！」
「智良、あまり勇志（ヨンジー）をいじめないでください」
「勇志のおちんちんがかわいいのがいけないのです」

　智良はそんなことを言い、ちゅううっとまたちんちんを吸った。

「あっ、やぁあーーーっ……！」

　そうしてやっと解放されたけど、震えが止まらない。だって乳首も同時にいじられているから、快感が全然去らないのだ。
　がくがくと身を震わせて智倫の頭を抱きしめる。少しでも感じすぎている身体をどうにか抑えたいのに、今度は智良に足を持ち上げられた。

「……あっ……」
「勇志、おまんこを舐めさせろ」
「あっ、ああっ……！」

　恥ずかしい。出かけて、汗もかいているのに洗浄魔法もかけていないことを思い出した。

「だめっ、きたなっ……」

　なのに智良は私の言葉を待たずに尻穴をぺろりと舐めた。そしてぐにぐにと舌先を尻穴に入れる。

「だめっ、汚いっ、から……ひゃぁああんっ！？」

　びくびくーっと身体が跳ねる。なんと智良は舌に洗浄魔法を乗せて中に使ったみたいだった。中に流れ込んでくる魔力に震えてしまう。そう、「抱かれる身体」をしている者は、魔力に敏感に反応するようにもなると聞かされていた。
　おなかの中がすっきりしたような感覚もそれに追い打ちをかけた。

「ふふ……魔法にも感じてしまうだなんて、勇志は本当にかわいいですね」

　智倫が嬉しそうに言って、乳首を甘噛みした。

「あぁあんっ……！」

　智良の舌の動きは大胆になり、どんどん尻穴の中に入ってくる。そして根元まで収めると、べろべろと中を舐め始めた。

「あっ、あっ、あっ、あっ！」

　中を舐められるのが気持ちよくてたまらない。でも身体の奥が疼いてしまうから、それには困ってしまう。
　智倫も智良も丁寧に、しつこく私を愛撫している。
　私はすんすんと鼻を鳴らしながら、与えられる快感に翻弄されていた。

「やぁっ……ぁっ、あっ、あっ、あっ」

　身体の奥の疼きがどんどんひどくなっていくのに、二人は愛撫を止めてくれない。智倫はもう片方の乳首を舐め、それまで舐めていた乳首を指先でぴんぴんと引っ張ったりする。智良は中を舐めながら舌を出し入れしたりするから、無意識に腰が揺れてしまうのも止められなかった。

「ぁんっ……はや、くぅ……」

　とうとう私はイチモツが欲しくて我慢ができなくなってしまった。涙も涎も止まらない。消え入りそうな声でねだれば、智倫が乳首をちゅううっと吸ってから顔を上げた。

「ぁあんっ……！」
「勇志に誘ってもらえるなんて、夢のようです」

　しみじみと言われて余計に恥ずかしくなった。

「智良、勇志のおまんこはほぐれましたか？」

　中をべろべろと舐めていた智良がゆっくりと舌を抜いた。その動きにも身もだえてしまう。

「……おそらくは」
「では私から抱かせていただきますね？」

　智良がどいた場所に智倫が身体を入れる。

「……あ……」

　智倫が衣服をはだけた。ぶるんっと音がしたように大きなイチモツが顔を出したのが見えて、私は身を震わせた。今からあのイチモツでかわいがってもらえると思っただけで、尻穴がひくついてきたのがわかった。

「勇志、見てください。貴方がほしくて先走りまで出てしまっているのですよ」
「……ああっ……」

　智倫のイチモツの先端が濡れているのを見てまた身体が震えた。
　早く、早くと身体が期待でおかしくなってしまいそうだった。
　そして智倫のイチモツの先端が尻穴に押し当てられて……。
　とうとうずぶりっと尻穴に突き入れられてしまった。

「あぁあああああっ！」

　がくがくと足まで震えて、私はあまりの快感にイッてしまったのだった。