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28.実は自慰もしていた
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「ええっ!?」
智軒(ジージエン)はひどく驚いたように目を見開いた。
床の上、私からイチモツを抜いて私を横たえてくれた状態である。足が開きっぱなしになっててなんか恥ずかしい。でも感じすぎてしまったせいか、開かされた足を自分で閉じることができなくて困っている。また動けなくなってしまったみたいだ。
「もしかして、勇志(ヨンジー)は私たちには他に性欲処理の相手がいたと思っているのですか?」
「あ……」
私は目を逸らした。
だって私はそうされてもしかたないような仕打ちを夫たちにしていたから。
だから、そういう相手がいたと、現在もいると言われたとしてもしょうがないと思う。産後の一週間は一人で寝たいと言っていたから、少なくともその間は性欲処理の相手がいてもおかしくはないし、それに……。
「……ふぅ……私たちはじっくり話し合う必要がありそうです」
智軒は息を大きく吐き出して、低い声でそう言った。
「あ、の……?」
別に私以外の相手がいてもしょうがないと思っているから、相手がいたら嫌だけど面倒なことも言いたくはない。その相手との関係の方が大事になってしまっているなら、私と触れあってくれるのは必要最小限でいいと思う。前のように一日に一人ずつでも我慢するから……。
「……私たちが遠慮しなければよかったのかもしれません。もっと早くこんな状態は嫌だと、貴方を思いっきり抱きたいと伝えていればよかった」
「あっ……」
智軒は私に洗浄魔法をかけると抱きしめてくれた。慌てて私も智軒を抱きしめ返す。今だけは少なくとも私だけのものだ。
「勇志、貴方を愛しています」
「は、はい……」
「確かに、貴方を抱くだけでは足りなかったので自慰は毎晩していました」
「え……」
カーッと顔に熱が上がった。夫に自慰をさせていたなんて。
自慰といえば、実は私もしていたからどうしたらいいのかわからない。
「自慰って……」
「勇志のおまんこの中の感触を思い出して、貴方を抱けない日は毎晩イチモツを擦っていましたよ。勇志は如何でしたか?」
「……ぁ……」
それが嘘でも嬉しいと思った。
「またそんなにかわいい顔をして……で、勇志は如何ですか? 私たちを想って自慰をしてくださいました?」
顔を覗き込まれたことでまた一気に熱が上がった。そんなことを答えられるわけがなくて、口をはくはくと動かすことしかできない。
「もし、勇志が私たちに抱かれたいと思って自慰をしてくれていたなら嬉しいですね。もちろん、自慰をするぐらいなら私たちを呼んでほしかったとも思いますが……」
「……ぁ……」
きつく抱きしめられて嬉しくなってしまう。
「し……した……」
消え入りそうな声で言えば、耳たぶを甘噛みされた。
「……いつ、ですか……」
掠れたような色っぽい声に煽られる。
「んんっ……産んで、から……」
さすがに一人目の時は我慢したけど、二人目を産んだ後はだめだった。昼間は我慢できても夜はどうしても我慢できなくて、自分の指を尻穴に入れて、ちんちんをしごいたりしていた。読んだことがある本には、貴族の妻は夫だけで我慢できなくなると張型を使うこともあるとか書かれていた。それが男根を模したものだと知った時、私はあさましくも夫たちの形の張型がほしいと思ってしまったりもした。
だから実は、五個目の卵を産んだ夜も自慰をしていた。
「そんな……貴方に一人寝を許している間自慰をしていたなんて……もう絶対にそんなことはさせませんから」
「……ぁっ……」
嘘でも嬉しいと思った。
「貴方を一人になどさせるべきではなかった……。何がなんでも毎晩抱けばよかったです」
「んっ……」
かぷかぷと耳たぶを甘噛みされながら、乳首をくにくにとまた揉まれてしまう。
「あっ、いたっ……」
いじられるのは嬉しいけど、あんまりいじられすぎて少しひりひりしていた。
「ああっ、申し訳ありません!」
智軒はそれに気づいたのか、すぐに私の乳首を舐め治癒魔法をかけてくれた。それを両方の乳首に施してから、またちゅくちゅくと私の乳首をしゃぶり始める。
どれだけ智軒は私の乳首が好きなのだろう。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
なんでも、乳首を大きく長くしながら魔力を注いでいくと乳が出やすくなるらしい。特に私はすでに授乳の経験があるから、お乳が出るのは早くなるのではないかと侍医に言われた。
早くお乳が出るようになればいいと思う。
そうしたら子どもたちがもう泣かないで済むかもしれないし、夫たちもお乳を飲みたいって言ってくれてるからもっと愛してもらえるかもしれない。
夫たちにいっぱい抱いてほしいって思う。
それはまだ、恥ずかしくて言えないのだけど。
智軒(ジージエン)はひどく驚いたように目を見開いた。
床の上、私からイチモツを抜いて私を横たえてくれた状態である。足が開きっぱなしになっててなんか恥ずかしい。でも感じすぎてしまったせいか、開かされた足を自分で閉じることができなくて困っている。また動けなくなってしまったみたいだ。
「もしかして、勇志(ヨンジー)は私たちには他に性欲処理の相手がいたと思っているのですか?」
「あ……」
私は目を逸らした。
だって私はそうされてもしかたないような仕打ちを夫たちにしていたから。
だから、そういう相手がいたと、現在もいると言われたとしてもしょうがないと思う。産後の一週間は一人で寝たいと言っていたから、少なくともその間は性欲処理の相手がいてもおかしくはないし、それに……。
「……ふぅ……私たちはじっくり話し合う必要がありそうです」
智軒は息を大きく吐き出して、低い声でそう言った。
「あ、の……?」
別に私以外の相手がいてもしょうがないと思っているから、相手がいたら嫌だけど面倒なことも言いたくはない。その相手との関係の方が大事になってしまっているなら、私と触れあってくれるのは必要最小限でいいと思う。前のように一日に一人ずつでも我慢するから……。
「……私たちが遠慮しなければよかったのかもしれません。もっと早くこんな状態は嫌だと、貴方を思いっきり抱きたいと伝えていればよかった」
「あっ……」
智軒は私に洗浄魔法をかけると抱きしめてくれた。慌てて私も智軒を抱きしめ返す。今だけは少なくとも私だけのものだ。
「勇志、貴方を愛しています」
「は、はい……」
「確かに、貴方を抱くだけでは足りなかったので自慰は毎晩していました」
「え……」
カーッと顔に熱が上がった。夫に自慰をさせていたなんて。
自慰といえば、実は私もしていたからどうしたらいいのかわからない。
「自慰って……」
「勇志のおまんこの中の感触を思い出して、貴方を抱けない日は毎晩イチモツを擦っていましたよ。勇志は如何でしたか?」
「……ぁ……」
それが嘘でも嬉しいと思った。
「またそんなにかわいい顔をして……で、勇志は如何ですか? 私たちを想って自慰をしてくださいました?」
顔を覗き込まれたことでまた一気に熱が上がった。そんなことを答えられるわけがなくて、口をはくはくと動かすことしかできない。
「もし、勇志が私たちに抱かれたいと思って自慰をしてくれていたなら嬉しいですね。もちろん、自慰をするぐらいなら私たちを呼んでほしかったとも思いますが……」
「……ぁ……」
きつく抱きしめられて嬉しくなってしまう。
「し……した……」
消え入りそうな声で言えば、耳たぶを甘噛みされた。
「……いつ、ですか……」
掠れたような色っぽい声に煽られる。
「んんっ……産んで、から……」
さすがに一人目の時は我慢したけど、二人目を産んだ後はだめだった。昼間は我慢できても夜はどうしても我慢できなくて、自分の指を尻穴に入れて、ちんちんをしごいたりしていた。読んだことがある本には、貴族の妻は夫だけで我慢できなくなると張型を使うこともあるとか書かれていた。それが男根を模したものだと知った時、私はあさましくも夫たちの形の張型がほしいと思ってしまったりもした。
だから実は、五個目の卵を産んだ夜も自慰をしていた。
「そんな……貴方に一人寝を許している間自慰をしていたなんて……もう絶対にそんなことはさせませんから」
「……ぁっ……」
嘘でも嬉しいと思った。
「貴方を一人になどさせるべきではなかった……。何がなんでも毎晩抱けばよかったです」
「んっ……」
かぷかぷと耳たぶを甘噛みされながら、乳首をくにくにとまた揉まれてしまう。
「あっ、いたっ……」
いじられるのは嬉しいけど、あんまりいじられすぎて少しひりひりしていた。
「ああっ、申し訳ありません!」
智軒はそれに気づいたのか、すぐに私の乳首を舐め治癒魔法をかけてくれた。それを両方の乳首に施してから、またちゅくちゅくと私の乳首をしゃぶり始める。
どれだけ智軒は私の乳首が好きなのだろう。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
なんでも、乳首を大きく長くしながら魔力を注いでいくと乳が出やすくなるらしい。特に私はすでに授乳の経験があるから、お乳が出るのは早くなるのではないかと侍医に言われた。
早くお乳が出るようになればいいと思う。
そうしたら子どもたちがもう泣かないで済むかもしれないし、夫たちもお乳を飲みたいって言ってくれてるからもっと愛してもらえるかもしれない。
夫たちにいっぱい抱いてほしいって思う。
それはまだ、恥ずかしくて言えないのだけど。
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