上 下
14 / 84

13.また別の夫に渡されて

しおりを挟む
 ……すごかった。
 としかいいようがない。あんなに奥まで夫たちのイチモツを受け入れられるなんて思ってもみなかったから、今日はもう感じすぎて死んでしまうのではないかと思ったほどだった。
 やっと智明ジーミンのイチモツを抜いてもらった後は、またちんちんを舐めしゃぶられた。どれだけ智明は私のちんちんが好きなのだろう。

「やっ、やっ、も、やぁあっ!」
「……勇志ヨンジーはこんなところまでキレイなのだな。かわいすぎてずっとしゃぶっていたい……」
「らめっ、もうらめっ、出ないっ、からぁっ……!」
「出なくてもいいだろう?」

 出ないなら出ないで刺激されるのがつらいのだけど、もう勃つ気配すらないふにゃふにゃになった私のちんちんに智明は大事そうに持ってちゅ、ちゅと何度も口づけていた。

「あっ、あっ、やぁあっ、あっ……!」

 視覚の暴力がすごくて、全身が熱くなる。
 やっとちんちんを解放され、智明に抱きついてほっとため息を吐いた。

「かわいいなぁ、かわいい……沢山我慢させられたから、もう我慢しないぞ」
「ん……」

 コクリと頷く。何をされても文句など言えないことは理解していた。だが一つだけ気になることがあった。

「智明、教えてもらたいたいのだが……」
「なんだ?」
「今日は、その……」

 イチモツを奥まで受けいれていっぱい射精されてしまったのだが、妊娠はしないだろうかと思ったのだ。あんなに奥まで満たされてしまったらすぐに妊娠してもおかしくないような気がする。
 尋ねるのは恥ずかしかったけど、意を決して聞いたらきょとんとされた。

「ああ、そうか。勇志は知らないのだな」
「え?」
智倫哥ジーリングァ、勇志に説明してやってくれ」

 智倫と言われ、私は慌ててベッドの向こうを見た。床の側で椅子に腰かけ、智倫が私たちの様子を見ていた。抱かれるのに必死過ぎて(気持ちよすぎて周りに注意が向かない)見られていることに思い至らなかった。これはこれで恥ずかしい。

「……智明、お前が説明してやってももかまわぬだろうに」

 智倫はため息をついた。

「私は智良哥ジーリャングァと変わってくるからな。それに智倫哥の方がそういう説明は得意だろう」
「やっとか……」

 智倫が立ち上がり、近づいてきた。智倫は智軒より目が細く、身体も比較的ほっそりして見える。実際には私を抱き上げられるぐらいなのでそれなりに力があることはわかっているが、書類仕事に長けているということぐらいしか知らなかった。
 智明から智倫に渡されて戸惑った。こんな、裸の状態のまま受け渡されることなんてそうあることではなかった。こういうやりとりも兄たちの館から連れ戻されてからなのでまだ戸惑いの方が強い。

「智倫哥、頼んだぞ」
「任せなさい」

 智倫は私を智明から受け取ると、しっしっとするように手を振った。智明は笑いながら部屋を出て行った。

「勇志、いっぱい愛されましたね」
「う、うん……」

 智倫も私の夫のうちの一人なのだが、少し緊張する。

「私に慣れないのはわかりますが、少しでも慣れてくれると嬉しいです」

 そう言って智倫は私を抱きしめた。抱きしめられると、その身体の逞しさがわかって、少し嬉しくなった。夫たちの中では一番筋肉がついていない印象だが、彼もそれなりに鍛えているらしい。私は思わず智倫に頬を摺り寄せた。だって彼も私の夫なのだから。

「かわいいことをなさる……勇志、貴方にこんな風に摺り寄ってもらえるなんて夢のようです。……と、奥まで入れるとという話でしたか」
「……うん……」

 すごく恥ずかしかったが、私はどうにか返事をした。

「私たちのイチモツはそれなりに長いですし大きさもありますから、今までは勇志を怖がらせないように我慢していたというのもあるのです。更に奥まで入れさせてもらわなかった理由はもう一つありまして……」

 そう言いながら智倫は私の髪に口づけを落とした。こういう、甘いのもたまらない。

「勇志はご自身のおまんこの中の構造をご存知ですか?」
「う、ううん……」

 情けないことではあったが、私は首を振った。

「でしたら実地で説明しましょうね」
「あっ……」

 そっと床に押し倒されて戸惑う。足を開かされて頬が熱くなった。

「おまんこに指を入れさせていただきます」
「んっ……」

 ぐちゅり……と智倫の細くて長い指が二本、尻穴に入ってきた。そうして智倫は指で中をいじりながら、私の身体の造りを教えてくれたのだった。
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

上司と俺のSM関係

雫@3日更新予定あり
BL
タイトルの通りです。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

俺は触手の巣でママをしている!〜卵をいっぱい産んじゃうよ!〜

ミクリ21
BL
触手の巣で、触手達の卵を産卵する青年の話。

処理中です...