【完結】素直になれない皇子は四人の夫たちに溺愛される~巨人族貴族の結婚事情

浅葱

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8.すごく甘やかされている

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 智軒ジージエンが絶倫だということは知っていたけど、こんなにいつまでも責められてしまうなんて思わなかった。
 また智倫ジーリンがやって来て、

「いいかげん変わってください!」

 と怒っていた。

「智倫、勇志ヨンジーがかわいすぎて仕事ができそうもない。智明ジーミンの為にもおまんこを広げてとろとろにしなくてはならぬしな」
「やはり智軒哥ジージエングァが独占していたのですか! ああ、こんなに泣かせて……感じすぎてすでにとろっとろになっていますよ?」
「あっ、あっ、あっ、あっ」

 奥の、更に奥をぬっくんぬっくんとこねられる度にちんちんから何かが出てしまう。気持ちよすぎてもうどうしたらいいのかわからない程、私は感じさせられていた。

「かわいいだろう?」
「かわいいのは認めますが、仕事もきっちりしないと牽牛と織女のように引き離されてしまいますよ?」
「それは困る。しばし待て」

 智倫がベッドから離れてくれて、私は少しほっとした。抱かれているのをじっと見られるのはさすがに恥ずかしかった。

「勇志、貴方のおまんこがあまりにも気持ちよくてもっと抱いていたいのですがそうもいかないようです。奥に出させていただきますので、動きますよ」
「あっ、あっ、あっ、ああっ、ああっ、あああっ!?」

 智軒はそう断ったかと思うと、上半身を起こし私の両方の太ももを支えるようにして、ずんっ、ずんっと腰を激しく使い始めた。
 奥の更に奥を激しく穿たれる衝撃で、またびしゃびしゃと股間が濡れてしまう。

「あぁんっ、ああっ、ああっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ!」

 ぬっくんぬっくんと優しく奥をかわいがられるのもすごく気持ちよかったけど、智軒がイク為に激しくされてしまうのもとっても気持ちよかった。

「イキますよっ!」
「ああああーーーっっ!!」

 智軒が一際強くイチモツを突き入れて、そこで腰の動きを止めた。奥に智軒の精液がどくどくと注がれるのを感じて、私もまたイッてしまう。もう精液なんて出るはずもなくて、でも気持ちよさが長く続いて涙がぼろぼろこぼれた。

「あっ、あっ……やぁっ、あぁあっ、あっ、あっ……」

 ずるずるとイチモツを抜かれる時も感じてしまって身もだえた。あまりにも感じすぎではないかと心配になってしまったけど、そんな私を智軒は優しく抱きしめてくれた。

「勇志、ありがとうございます。また後でいっぱい抱かせてくださいね」
「あっ……」
「何を言ってるんですか、智軒哥は仕事ですよ! 智明、そろそろ昼食の時間ですから勇志を正気に返らせてから食堂へ連れてきてください」
「わかった……」

 智倫は身支度を整えた智軒を伴い、言うことを言ってから部屋を出て行った。私は感じすぎて指先一つまともに動かすこともできなくなっていて困った。感じすぎると本当に身体が動かなくなってしまう。もう少し体力を付けた方がいいのではないかと思うぐらいだ。

「勇志、気持ちよかったか?」

 智明に顔を覗き込まれて聞かれ、頬が熱くなるのを感じた。
 身体を隠したいのに動けなくて泣きそうだ。
 智明は濡らした布で私の顔を拭いてくれた。そして洗浄魔法をかけてくれたから、ほっとした。精液を受け止めた尻穴の中は洗浄してくれないから落ち着かないのだけど。

「……あり、がとう……」

 つい視線を逸らしてしまう。こんな自分が嫌だと思うけど、そう簡単に直ったら苦労はいらない。

「勇志」
「……ぁっ……」

 耳元で甘く名を呼ばれてびくっと震えた。

「気持ちよかったんだろう?」

 かぷかぷと耳たぶを食まれてびくびくと震えてしまう。まだ快感の熾火が残っているような状態だから、刺激しないでほしかった。

「おまんこ気持ちよかったって、言ってくれ」
「……ぁっ……」

 どうしても言うことはできなかったから、こくりと頷いた。

「そうか……なら、私のも最後まで受け入れてくれるだろう?」

 背筋がぞくぞくした。智軒のイチモツを根元まで入れてもらったのは、本当に気持ちよかった。「抱かれる身体」というのはこういうことかと納得したぐらいである。
 最初の頃から極力痛みを与えないようにと丁寧に抱かれているけれども、更に奥まで受け入れたのはこれが初めてだった。なのにこんなに感じてしまうなんて自分でも信じられない。

「わ、からな……い……」
「そうか。毎日これ以上ないってぐらい愛するから、覚悟してくれ」
「……ぁっ……」

 どうして私の夫たちはこんなに甘いのだろう。元々私の好きなようにさせてくれる夫たちだったが、今は特に甘い気がする。
 夫たちからすると、私を一日中求めるのは本当にしたかったことなのだろうか?
 全身愛されてしまうなんてそんな幸せな思いを、私はしていてもいいのだろうか。

「起き上がれるか?」
「……無理……」
「わかった」

 智明は優しく私を抱き上げて、あやすようにして衣服を着せてくれた。そして当たり前のようにまた私を抱き上げると、食堂まで運んでくれたのだった。


ーーーーー
あまあまらぶらぶー!
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