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128.きっかけはそうだったみたい※
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※アローとの性行為の描写があります。
ーーーーー
アローは僕の顔中にちゅっちゅっと口づけを落とした。
僕が嫌がるからって唇は避けている。そう、前夫のトラッシュと結婚している時はアローに口づけをされるなんてとんでもないことだった。だから口づけだけはお前とはしないと宣言した。
だけど今は……。
でも、僕から口づけをねだることなんてできないし、それにアローの気持ちはわかったけど疑いが全くないとは言えない。
「リューイ様、好き……大好きです。愛しています……」
アローは僕に愛しくてならないという眼差しを向けながら、耳に口づけ、首を舐めて鎖骨にも口づけた。
大して思ってもいない相手にこういうことができるものなのだろうか。
僕はそもそも恋愛の経験がほとんどないからわからなかった。僕はずっとトラッシュだけを見ていたし、誰も僕のことなんて気にしなかった。僕がトラッシュしか見ていなかったから誰も声をかけてくれなかったのかもしれないけど、じゃあどうしてアローは……?
「あっ……」
乳首をぺろりと舐められたら声が出る。授乳の時は感じないのに、そうでない時はどうしてこんなに甘い感覚がするんだろう。
「ここも大きくなりましたね。旦那様方にいっぱいかわいがられてお乳まで出るようになるなんて……」
「あっ、あっ、あっ……」
つんつんくにくにと、両方の乳首を軽く引っ張られながら揉まれるのが気持ちいい。
「えっちで、すごくかわいい乳首ですね。いっぱい吸いたくなってしまう……」
「あっ、あっ……アロー……あっ、待っ、て、あっ……」
「どうしました? 痛かったですか?」
心配そうに顔を覗き込まれてどきどきした。アローも整った顔をしているから、あんまり近くにこないでほしい。
「ど、どうして、アローは……」
「はい」
「ぼ、僕のことが好き、なの? ぼ、僕はずっとトラッシュしか、見てなかったのに……」
僕自身モテるとは全く思ってなかったから、ただトラッシュを想っているだけで満足していたのに、どうしてアローは僕を好きになったのだろうか。
「うーん……きっかけは小さい頃なので思い出せませんが……トラッシュ様に向ける笑顔でしょうか。その笑みを私にも向けてほしいと思ってしまったのです。そして、トラッシュ様と結婚されてからですか。トラッシュ様に操を立てたいのに私の愛撫で感じてしまうリューイ様がとても愛しくて、身も心も私の物にしてしまいたいと強く思いましたね」
「そ、そんな……」
頬が一気に熱くなる。
「リューイ様に見ていただきたかった。できることなら、私の腕の中で笑ってほしかった。今はまだ私のことを疑っておいででしょうが、少なくとも今貴方は私を見ています。どうか……拒まないでください」
その声はまるで、泣いているように聞こえた。
本当に僕はなんて愚かなのだろう。
アローの気持ちを受け入れられるかどうかわからないけど、今は夫の一人だというから身体だけは委ねられる。
「アロー、ごめん……」
「謝らないでください。私が勝手に想っているだけですから」
「でも、イトを連れてきてくれた……」
「イト様はリューイ様の大事なお子ですから……」
それを言ったらアローだってトラッシュと子を作ったはずだ。
「アローの子は……」
「あの子はトラッシュ様の家の跡取りになります。トラッシュ様が産んだ子ですから、使用人たちも大事に育ててくれるでしょう。私など種馬程度の扱いでした。ただ、もしトラッシュ様が他に子を産んで私の子がいらなくなるようでしたら……」
「……かようなことがあればこちらで引き取る故心配するな」
「ありがとうございます」
アローは感動したように礼を言った。偉明の言葉にほっとして、自分たちの状況に笑ってしまった。これからアローに抱かれるっていうのにいったいなんの話をしているのだろう。
「旦那様、ありがとうございます」
「そなたが愛しいだけだ。そなたの憂いを取り除く為ならばなんでもしよう」
偉明の言葉に清明も頷く。
こんなに深く愛してもらえるほどのことを僕はしているだろうか。涙がこぼれた。
「リューイ様」
「あっ……」
アローに涙を舐め取られる。
「よろしいですか?」
「う、うん……」
まだ実感はあまりわかないけど、夫たちだけでなくアローにもとても愛されているみたいだ。
アローは宝物を扱うように、丁寧に僕に触れた。乳首を舐め、くちゅくちゅとあやすようにしゃぶる。もう片方の乳首は軽く引っ張りながらくにくにと揉む。
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
そうされると声が出てしまって止まらない。
「ああっ……!?」
ちゅううっと少し強く乳首を吸われてがくがく震えた。
「リューイ様の乳首、とても長く伸びますね。咥えやすくてかわいいです。ずっとしゃぶっていたいぐらいだ……」
そう言いながらアローは僕の乳首を軽く何度も吸った。痛みを与えないようにと思って吸っているのか、ちょうど気持ちよさしか感じなくてもっと吸ってほしいと思ってしまう。
「あっ、あっ、ああっ……!」
アローは乳首をいじったり吸ったりしながら、おちんちんを軽く握る。その刺激にもすごく感じてしまい、がくがくと震えてしまったのだった。
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アローは僕の顔中にちゅっちゅっと口づけを落とした。
僕が嫌がるからって唇は避けている。そう、前夫のトラッシュと結婚している時はアローに口づけをされるなんてとんでもないことだった。だから口づけだけはお前とはしないと宣言した。
だけど今は……。
でも、僕から口づけをねだることなんてできないし、それにアローの気持ちはわかったけど疑いが全くないとは言えない。
「リューイ様、好き……大好きです。愛しています……」
アローは僕に愛しくてならないという眼差しを向けながら、耳に口づけ、首を舐めて鎖骨にも口づけた。
大して思ってもいない相手にこういうことができるものなのだろうか。
僕はそもそも恋愛の経験がほとんどないからわからなかった。僕はずっとトラッシュだけを見ていたし、誰も僕のことなんて気にしなかった。僕がトラッシュしか見ていなかったから誰も声をかけてくれなかったのかもしれないけど、じゃあどうしてアローは……?
「あっ……」
乳首をぺろりと舐められたら声が出る。授乳の時は感じないのに、そうでない時はどうしてこんなに甘い感覚がするんだろう。
「ここも大きくなりましたね。旦那様方にいっぱいかわいがられてお乳まで出るようになるなんて……」
「あっ、あっ、あっ……」
つんつんくにくにと、両方の乳首を軽く引っ張られながら揉まれるのが気持ちいい。
「えっちで、すごくかわいい乳首ですね。いっぱい吸いたくなってしまう……」
「あっ、あっ……アロー……あっ、待っ、て、あっ……」
「どうしました? 痛かったですか?」
心配そうに顔を覗き込まれてどきどきした。アローも整った顔をしているから、あんまり近くにこないでほしい。
「ど、どうして、アローは……」
「はい」
「ぼ、僕のことが好き、なの? ぼ、僕はずっとトラッシュしか、見てなかったのに……」
僕自身モテるとは全く思ってなかったから、ただトラッシュを想っているだけで満足していたのに、どうしてアローは僕を好きになったのだろうか。
「うーん……きっかけは小さい頃なので思い出せませんが……トラッシュ様に向ける笑顔でしょうか。その笑みを私にも向けてほしいと思ってしまったのです。そして、トラッシュ様と結婚されてからですか。トラッシュ様に操を立てたいのに私の愛撫で感じてしまうリューイ様がとても愛しくて、身も心も私の物にしてしまいたいと強く思いましたね」
「そ、そんな……」
頬が一気に熱くなる。
「リューイ様に見ていただきたかった。できることなら、私の腕の中で笑ってほしかった。今はまだ私のことを疑っておいででしょうが、少なくとも今貴方は私を見ています。どうか……拒まないでください」
その声はまるで、泣いているように聞こえた。
本当に僕はなんて愚かなのだろう。
アローの気持ちを受け入れられるかどうかわからないけど、今は夫の一人だというから身体だけは委ねられる。
「アロー、ごめん……」
「謝らないでください。私が勝手に想っているだけですから」
「でも、イトを連れてきてくれた……」
「イト様はリューイ様の大事なお子ですから……」
それを言ったらアローだってトラッシュと子を作ったはずだ。
「アローの子は……」
「あの子はトラッシュ様の家の跡取りになります。トラッシュ様が産んだ子ですから、使用人たちも大事に育ててくれるでしょう。私など種馬程度の扱いでした。ただ、もしトラッシュ様が他に子を産んで私の子がいらなくなるようでしたら……」
「……かようなことがあればこちらで引き取る故心配するな」
「ありがとうございます」
アローは感動したように礼を言った。偉明の言葉にほっとして、自分たちの状況に笑ってしまった。これからアローに抱かれるっていうのにいったいなんの話をしているのだろう。
「旦那様、ありがとうございます」
「そなたが愛しいだけだ。そなたの憂いを取り除く為ならばなんでもしよう」
偉明の言葉に清明も頷く。
こんなに深く愛してもらえるほどのことを僕はしているだろうか。涙がこぼれた。
「リューイ様」
「あっ……」
アローに涙を舐め取られる。
「よろしいですか?」
「う、うん……」
まだ実感はあまりわかないけど、夫たちだけでなくアローにもとても愛されているみたいだ。
アローは宝物を扱うように、丁寧に僕に触れた。乳首を舐め、くちゅくちゅとあやすようにしゃぶる。もう片方の乳首は軽く引っ張りながらくにくにと揉む。
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
そうされると声が出てしまって止まらない。
「ああっ……!?」
ちゅううっと少し強く乳首を吸われてがくがく震えた。
「リューイ様の乳首、とても長く伸びますね。咥えやすくてかわいいです。ずっとしゃぶっていたいぐらいだ……」
そう言いながらアローは僕の乳首を軽く何度も吸った。痛みを与えないようにと思って吸っているのか、ちょうど気持ちよさしか感じなくてもっと吸ってほしいと思ってしまう。
「あっ、あっ、ああっ……!」
アローは乳首をいじったり吸ったりしながら、おちんちんを軽く握る。その刺激にもすごく感じてしまい、がくがくと震えてしまったのだった。
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