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33.なかなか順調とは言い難い
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二か月ぶりの更新です。ごめんなさいー(汗
ーーーーー
「おかえりなさい」
ヨウシュウ商会に戻ると、ミンメイが出迎えてくれた。
「ミンメイ、ただいま」
俺は肩を押さえ、固まっていたらしい首をコキコキと動かした。たったあれだけのやりとりだったが、相当緊張していたらしい。かなりガチガチになっていた。
「お疲れですね」
ミンメイがふふっと笑った。
「タツキさん、後で肩をお揉みしましょうか?」
「あー、いいよいいよそんなの。ちょっと緊張しただけだから大丈夫」
手をひらひら振って断った。後で肩を回せばいいぐらいだ。
〈モテモテじゃのう〉
〈そんなんじゃないっての〉
猫紙がニヤニヤしているように見えた。チェシャ猫みたいな顔してるなと思った。そういう顔をしているとなんかかわいくない。
なんで猫紙は波風を立てたがるんだろうか。
「パンズ、タツキ、わかっておるな?」
「はい」
「? ああ……」
「ミンメイよ。我らは大事な話がある故しばし待て」
「わかりました」
ミンメイは素直に下がった。
パンズは応接間を用意させた。猫紙はふかふかのソファの上で丸くなる。こうして見るとただの毛並みのいい猫なんだけどな。
「そなたらも座るがよい。この部屋に結界を敷いた」
パンズは難しそうな顔をした。
「……運命を司る神様、やはりそういうことなのでしょうか」
「然り」
俺はパンズと猫紙を交互に見た。いったい何の話をしているのだろうか。
「ミレイは王城にいる」
猫紙が静かに言った。
「えええっ!? どういうことなんだ?」
俺はあまりの驚きに、思わず大きな声を上げてしまった。
「じゃあなんで……」
「おそらくじゃが、王子がミレイを捕らえていると知っているのはごく一部だ。ミレイは本来王子とは出会うはずがなかった人間だ。ミレイの運命はタツキ、ずっとそなたに向かっておる」
俺は落ち着こうと、息を深く吸って吐いた。大丈夫だ、俺一人じゃない。猫紙も一緒だ。
「……そっか。じゃあミレイを助け出さないとな。でもどうしたらいい?」
「明後日報告に来るとは言っていたが、王都にはいないという返答があるだけだろう。だが王城に入る方法はいくらでもある。パンズ」
「はっ」
「タツキが獲った鳥は高く売れそうか?」
パンズは笑んだ。
「そうですな……ロホロホ鳥やバイ鳥であれば献上品にぴったりでしょう」
そこまで言われてピンとこないほど俺はあほじゃない。
「鳥を獲ればいいのか。パンズさん、鳥が飛んでいそうな開けた場所はありますか?」
「ええ、ええ、ございますとも。どの鳥もとても高いところを飛んでいますのでなかなか捕まえられません。しかも水場を求めたとしても森の奥深くや山の方へ向かうなどして、決して人のいるところでは下りないのです。おかげでロホロホ鳥やバイ鳥、ヤー鳥、ファ鳥といった鳥たちは……」
「わかりました、わかりました。とりあえず目についた鳥は捕まえますから……」
パンズの食いつきはすごかった。俺は両手でパンズを諫めるようにした。パンズはとても嬉しそうに拱手した。
「ありがとうございます。善は急げと申しましょう。すぐにでもご案内いたします」
「あ、あの……せめて着替えを……」
「ああ、申し訳ありません。鳥を獲っていただけると聞きましたらつい……」
おっさん、涎出てるぞー。猫紙をちろりと見たら、猫紙の口元もなかなかに怪しかった。もしかして鳥目当てで言い出したんではあるまいな。
「……そんなわけはなかろう」
えー? 顔背けましたけどー? 猫紙さま、嘘はいけませんよー?
猫パンチを顔にくらった。ひどい。横暴だと思う。
そうして俺はやっと堅苦しい恰好からいつものラフな格好に着替えることができた。あの恰好もいいけど、ごくごくたまにでいいかな。最初に着ていた貫頭衣にズボンという恰好だ。貫頭衣は裾が広がっているので腰の辺りを腰帯で結んでいる。うん、この恰好が一番しっくりくる。
「猫紙さま、狩りはミンメイも一緒でいいのか?」
「かまわんじゃろう。ミンメイ、我を抱いておれ」
「猫紙さまを、ですか? ありがとうございます!」
ミンメイは猫紙に傾倒しているからだっこはご褒美のようだ。こうすることで信仰心が増え、猫紙さまの力が増えるらしい。まぁ見た目は毛並みのいい三毛猫だしなぁ。多分美鈴も好きに違いない。パンズがすぐに馬車を手配してくれた。
「タツキさま! 準備は如何でしょうか? 準備ができていらっしゃいましたらすぐ参りましょう! さあ参りましょう!」
おっさん、落ち着け。俺の手を取るなああああ~~~~!
パンズの勢いにミンメイは目を丸くした。
そんなに鳥が獲れないとか嘘だろって思ってしまう。
あ、でも。
俺の身体って一応特別仕様なんだよな? 魔法は使えないらしいけど……。
両端に石のついた紐をありったけ用意して、他に必要な持ち物がないかどうか確認する。そうしてからパンズが用意してくれた馬車に乗った。
まったくもう、やれやれだよ。
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「おかえりなさい」
ヨウシュウ商会に戻ると、ミンメイが出迎えてくれた。
「ミンメイ、ただいま」
俺は肩を押さえ、固まっていたらしい首をコキコキと動かした。たったあれだけのやりとりだったが、相当緊張していたらしい。かなりガチガチになっていた。
「お疲れですね」
ミンメイがふふっと笑った。
「タツキさん、後で肩をお揉みしましょうか?」
「あー、いいよいいよそんなの。ちょっと緊張しただけだから大丈夫」
手をひらひら振って断った。後で肩を回せばいいぐらいだ。
〈モテモテじゃのう〉
〈そんなんじゃないっての〉
猫紙がニヤニヤしているように見えた。チェシャ猫みたいな顔してるなと思った。そういう顔をしているとなんかかわいくない。
なんで猫紙は波風を立てたがるんだろうか。
「パンズ、タツキ、わかっておるな?」
「はい」
「? ああ……」
「ミンメイよ。我らは大事な話がある故しばし待て」
「わかりました」
ミンメイは素直に下がった。
パンズは応接間を用意させた。猫紙はふかふかのソファの上で丸くなる。こうして見るとただの毛並みのいい猫なんだけどな。
「そなたらも座るがよい。この部屋に結界を敷いた」
パンズは難しそうな顔をした。
「……運命を司る神様、やはりそういうことなのでしょうか」
「然り」
俺はパンズと猫紙を交互に見た。いったい何の話をしているのだろうか。
「ミレイは王城にいる」
猫紙が静かに言った。
「えええっ!? どういうことなんだ?」
俺はあまりの驚きに、思わず大きな声を上げてしまった。
「じゃあなんで……」
「おそらくじゃが、王子がミレイを捕らえていると知っているのはごく一部だ。ミレイは本来王子とは出会うはずがなかった人間だ。ミレイの運命はタツキ、ずっとそなたに向かっておる」
俺は落ち着こうと、息を深く吸って吐いた。大丈夫だ、俺一人じゃない。猫紙も一緒だ。
「……そっか。じゃあミレイを助け出さないとな。でもどうしたらいい?」
「明後日報告に来るとは言っていたが、王都にはいないという返答があるだけだろう。だが王城に入る方法はいくらでもある。パンズ」
「はっ」
「タツキが獲った鳥は高く売れそうか?」
パンズは笑んだ。
「そうですな……ロホロホ鳥やバイ鳥であれば献上品にぴったりでしょう」
そこまで言われてピンとこないほど俺はあほじゃない。
「鳥を獲ればいいのか。パンズさん、鳥が飛んでいそうな開けた場所はありますか?」
「ええ、ええ、ございますとも。どの鳥もとても高いところを飛んでいますのでなかなか捕まえられません。しかも水場を求めたとしても森の奥深くや山の方へ向かうなどして、決して人のいるところでは下りないのです。おかげでロホロホ鳥やバイ鳥、ヤー鳥、ファ鳥といった鳥たちは……」
「わかりました、わかりました。とりあえず目についた鳥は捕まえますから……」
パンズの食いつきはすごかった。俺は両手でパンズを諫めるようにした。パンズはとても嬉しそうに拱手した。
「ありがとうございます。善は急げと申しましょう。すぐにでもご案内いたします」
「あ、あの……せめて着替えを……」
「ああ、申し訳ありません。鳥を獲っていただけると聞きましたらつい……」
おっさん、涎出てるぞー。猫紙をちろりと見たら、猫紙の口元もなかなかに怪しかった。もしかして鳥目当てで言い出したんではあるまいな。
「……そんなわけはなかろう」
えー? 顔背けましたけどー? 猫紙さま、嘘はいけませんよー?
猫パンチを顔にくらった。ひどい。横暴だと思う。
そうして俺はやっと堅苦しい恰好からいつものラフな格好に着替えることができた。あの恰好もいいけど、ごくごくたまにでいいかな。最初に着ていた貫頭衣にズボンという恰好だ。貫頭衣は裾が広がっているので腰の辺りを腰帯で結んでいる。うん、この恰好が一番しっくりくる。
「猫紙さま、狩りはミンメイも一緒でいいのか?」
「かまわんじゃろう。ミンメイ、我を抱いておれ」
「猫紙さまを、ですか? ありがとうございます!」
ミンメイは猫紙に傾倒しているからだっこはご褒美のようだ。こうすることで信仰心が増え、猫紙さまの力が増えるらしい。まぁ見た目は毛並みのいい三毛猫だしなぁ。多分美鈴も好きに違いない。パンズがすぐに馬車を手配してくれた。
「タツキさま! 準備は如何でしょうか? 準備ができていらっしゃいましたらすぐ参りましょう! さあ参りましょう!」
おっさん、落ち着け。俺の手を取るなああああ~~~~!
パンズの勢いにミンメイは目を丸くした。
そんなに鳥が獲れないとか嘘だろって思ってしまう。
あ、でも。
俺の身体って一応特別仕様なんだよな? 魔法は使えないらしいけど……。
両端に石のついた紐をありったけ用意して、他に必要な持ち物がないかどうか確認する。そうしてからパンズが用意してくれた馬車に乗った。
まったくもう、やれやれだよ。
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