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32.恋人を探してもらえることになりました
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え? なんでこの王子怒ってんの?
頭の中が?でいっぱいになった。
「そんなはずはない! 私の伴侶はミレイだ! そんなものは神でもなんでもない! 神を語る化生である! 捕らえよ!」
「えええ」
マジか。ミレイが伴侶とか何言ってんだコイツ。
俺の目がスッと細くなった。
「控えよ! 王の御前である!」
王の傍らにいた偉そうな人が威圧的な声を発した。それにより、動きだそうとした衛士が足を止める。そして元の場所に戻った。ザッ! という音がかっこいいなと思った。
「王子よ。そなたは戻れ。追って沙汰を言い渡す」
「何故ですか、父王(フーワン)! この人の言葉をしゃべる化生はこの国を混沌に落とそうと!」
「黙れ! 連れていけ!」
「父王!」
衛士に腕を取られ、王子はそのまま連行されていってしまった。俺はその流れるような動きに呆気に取られた。
〈情けない顔を晒すでない。口を閉じよ〉
〈あー、はいはい〉
猫紙に言われて俺はぽかーんと開いていた口を閉じた。この心の中での会話って便利だよな。俺の心情が意外とダダ漏れなのが困るけど。
〈む? 今そなた何か不遜なことを思わなんだか?〉
〈ヤダナー、猫紙サマノキノセイニキマッテルジャナイデスカー〉
勘がよくてやだやだ。
猫紙にジロリと睨まれた。いかんいかん。気をつけねば。
「神よ、たいへん失礼いたしました」
「うむ……我もここに訪れるのに二年かかった。それ故に信じられぬのだろう」
「寛大なお言葉を頂戴し、感謝します」
王は跪いて頭を下げた。俺はまた口をぽかーんと開けそうになったがどうにか堪えた。猫紙さまって実はすっごく偉いんだな?
「我の言葉は真実である。レイ王国の第三王女を迎えぬ場合、王子は破滅の道に突き進むであろう」
「……さようでございますか」
「王族にとって運命の伴侶は必ず迎えねばならぬ者だ。それを拒否するならば王族ではいられぬ。王よ、しっかりと王子を諫めよ」
「ありがたきお言葉」
王はそう言ってまた頭を下げると立ち上がった。神さまに対するパフォーマンスなのだなということがよくわかった。
「どうぞこちらへ」
王が戻っていってすぐに、俺たちは先ほどよりも豪奢な部屋に案内された。俺みたいに物の価値がわからない者でも調度品が高価なのがわかるほどだった。触って壊したらまずいと思いながら、促されるままに椅子に腰かけた。パンズは当たり前のように腰掛ける。
「お茶を用意いたします。こちらでおくつろぎください」
パンズが鷹揚に頷いたが、俺は先ほどのことが頭から離れなかった。それでここに案内してくれた人に聞いてしまった。
「あのっ! すいません、先ほど王子がミレイって言ってたんですけど、その人は今どこにいるんですか?」
その人は目を丸くした。
「ミレイ様でございますか? 確か、つい三日程前に出て行かれましたが……」
「えええっ!?」
マジか。
「ほ、本当、ですかっ!?」
「はい。もしかして、探し人というのは……」
「……そうじゃ。我らはミレイを探しておる。料理大会でパラパラの炒飯を作ったという娘じゃが、知っておるのか?」
猫紙が補足をしてくれた。それにしても料理大会でパラパラの炒飯を作ったとか美鈴、楽しんでるよなぁ。
「そうでございましたか。今確認をして参ります。少々お待ちください」
その人は柔和な笑みを浮かべると部屋を出て行った。
「……ふむ。なかなかに人の感情というのは複雑じゃのう」
「どうかしたのか?」
猫紙が意味深なことを言うので聞いてみた。
「大したことではない。嘘は言っておらなんだしの」
「ふうん」
よくわからないけどそう返事しておいた。
ほどなくしてお茶とお茶菓子を載せたワゴンを先ほどの人が持ってきた。その後ろから、ちょっと偉そうな人がやってきた。その人は扉の前で拱手すると、
「運命を司る神様に目通りを願います。私は……」
「かまわぬ。名乗らずともよい」
「ありがたきお言葉。失礼します」
偉そうな人は部屋に足を踏み入れた。
「神様は人を探しているとお聞きしました。その探し人はミレイ・ハタヤマ殿でお間違えないでしょうか」
「そ、そうですそうです! その人です!」
俺が即答してしまった。
「これ」
猫紙に猫パンチをされた。地味に痛い。
〈黙っておれ〉
〈……すんません〉
ここは猫紙に任せる方がいいようだった。俺ってばだめだなぁ。
「さよう。三日程前に出て行ったという話だが、行先に心当たりはあるか?」
「おそらくは……まだ王都にいるのではないかと思われますが、ただ……」
偉そうな人は考えるような顔をした。
「もしかしたら王都をすでに出ている可能性もございます。こちらで調べさせましょう」
「うむ。我らは今ヨウシュウ商会で世話になっておる。ミレイの行方が分かり次第連絡せよ。報告は見つかっても見つからずとも明後日には一度行うように」
「承知しました!」
中間報告は大事だよな。
これで無事美鈴を探してもらえることになった。
だが事はそんなに簡単ではなかったようである。
帰りの馬車の中で、猫紙は眉間に皺を寄せているような表情をしていた。
「なんか皺寄ってないかー?」
眉間の辺りをぐりぐりしてやるとまた猫パンチをくらった。だから痛いっての。
〈まぁよい、戻ってから話そう〉
〈? なんかあるわけね。へいへい〉
もしかしたら美鈴に何かあったのかもしれない。俺は少し不安になった。美鈴、頼むから無事でいてくれよ。
頭の中が?でいっぱいになった。
「そんなはずはない! 私の伴侶はミレイだ! そんなものは神でもなんでもない! 神を語る化生である! 捕らえよ!」
「えええ」
マジか。ミレイが伴侶とか何言ってんだコイツ。
俺の目がスッと細くなった。
「控えよ! 王の御前である!」
王の傍らにいた偉そうな人が威圧的な声を発した。それにより、動きだそうとした衛士が足を止める。そして元の場所に戻った。ザッ! という音がかっこいいなと思った。
「王子よ。そなたは戻れ。追って沙汰を言い渡す」
「何故ですか、父王(フーワン)! この人の言葉をしゃべる化生はこの国を混沌に落とそうと!」
「黙れ! 連れていけ!」
「父王!」
衛士に腕を取られ、王子はそのまま連行されていってしまった。俺はその流れるような動きに呆気に取られた。
〈情けない顔を晒すでない。口を閉じよ〉
〈あー、はいはい〉
猫紙に言われて俺はぽかーんと開いていた口を閉じた。この心の中での会話って便利だよな。俺の心情が意外とダダ漏れなのが困るけど。
〈む? 今そなた何か不遜なことを思わなんだか?〉
〈ヤダナー、猫紙サマノキノセイニキマッテルジャナイデスカー〉
勘がよくてやだやだ。
猫紙にジロリと睨まれた。いかんいかん。気をつけねば。
「神よ、たいへん失礼いたしました」
「うむ……我もここに訪れるのに二年かかった。それ故に信じられぬのだろう」
「寛大なお言葉を頂戴し、感謝します」
王は跪いて頭を下げた。俺はまた口をぽかーんと開けそうになったがどうにか堪えた。猫紙さまって実はすっごく偉いんだな?
「我の言葉は真実である。レイ王国の第三王女を迎えぬ場合、王子は破滅の道に突き進むであろう」
「……さようでございますか」
「王族にとって運命の伴侶は必ず迎えねばならぬ者だ。それを拒否するならば王族ではいられぬ。王よ、しっかりと王子を諫めよ」
「ありがたきお言葉」
王はそう言ってまた頭を下げると立ち上がった。神さまに対するパフォーマンスなのだなということがよくわかった。
「どうぞこちらへ」
王が戻っていってすぐに、俺たちは先ほどよりも豪奢な部屋に案内された。俺みたいに物の価値がわからない者でも調度品が高価なのがわかるほどだった。触って壊したらまずいと思いながら、促されるままに椅子に腰かけた。パンズは当たり前のように腰掛ける。
「お茶を用意いたします。こちらでおくつろぎください」
パンズが鷹揚に頷いたが、俺は先ほどのことが頭から離れなかった。それでここに案内してくれた人に聞いてしまった。
「あのっ! すいません、先ほど王子がミレイって言ってたんですけど、その人は今どこにいるんですか?」
その人は目を丸くした。
「ミレイ様でございますか? 確か、つい三日程前に出て行かれましたが……」
「えええっ!?」
マジか。
「ほ、本当、ですかっ!?」
「はい。もしかして、探し人というのは……」
「……そうじゃ。我らはミレイを探しておる。料理大会でパラパラの炒飯を作ったという娘じゃが、知っておるのか?」
猫紙が補足をしてくれた。それにしても料理大会でパラパラの炒飯を作ったとか美鈴、楽しんでるよなぁ。
「そうでございましたか。今確認をして参ります。少々お待ちください」
その人は柔和な笑みを浮かべると部屋を出て行った。
「……ふむ。なかなかに人の感情というのは複雑じゃのう」
「どうかしたのか?」
猫紙が意味深なことを言うので聞いてみた。
「大したことではない。嘘は言っておらなんだしの」
「ふうん」
よくわからないけどそう返事しておいた。
ほどなくしてお茶とお茶菓子を載せたワゴンを先ほどの人が持ってきた。その後ろから、ちょっと偉そうな人がやってきた。その人は扉の前で拱手すると、
「運命を司る神様に目通りを願います。私は……」
「かまわぬ。名乗らずともよい」
「ありがたきお言葉。失礼します」
偉そうな人は部屋に足を踏み入れた。
「神様は人を探しているとお聞きしました。その探し人はミレイ・ハタヤマ殿でお間違えないでしょうか」
「そ、そうですそうです! その人です!」
俺が即答してしまった。
「これ」
猫紙に猫パンチをされた。地味に痛い。
〈黙っておれ〉
〈……すんません〉
ここは猫紙に任せる方がいいようだった。俺ってばだめだなぁ。
「さよう。三日程前に出て行ったという話だが、行先に心当たりはあるか?」
「おそらくは……まだ王都にいるのではないかと思われますが、ただ……」
偉そうな人は考えるような顔をした。
「もしかしたら王都をすでに出ている可能性もございます。こちらで調べさせましょう」
「うむ。我らは今ヨウシュウ商会で世話になっておる。ミレイの行方が分かり次第連絡せよ。報告は見つかっても見つからずとも明後日には一度行うように」
「承知しました!」
中間報告は大事だよな。
これで無事美鈴を探してもらえることになった。
だが事はそんなに簡単ではなかったようである。
帰りの馬車の中で、猫紙は眉間に皺を寄せているような表情をしていた。
「なんか皺寄ってないかー?」
眉間の辺りをぐりぐりしてやるとまた猫パンチをくらった。だから痛いっての。
〈まぁよい、戻ってから話そう〉
〈? なんかあるわけね。へいへい〉
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