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貧乏神と私
エターナル
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エタる。
これはweb小説界の新語で、未完で放置された物語の事を言う。
諸説あるが、エターナル…永遠に終わりがないと、言う意味らしい。
終わらない物語
80年代には夢とファンタジーで飾られた言葉は、webファンタジーでは、ガッカリの代名詞になっていた。
これは、地縛霊と化した読者の無念の言葉と共にSNSなどで語られた。
地縛霊とは失礼かもしれないが、
エタ作品に終われる作者には、他人への批判だとしても、それくらい恐ろしく、そして、悲しく感じるのだ。
なんとか浄化するには…
物語を完結させるしかない(>_<。)
誰でもなく、作者の私が、何とかするしか無いのだ。
こんな恐ろしい事があるだろうか?
金儲けを夢見ていた私は、客の信用を初連載から落とすわけには行かなかった。
多分、この時点では、まだ、努力賞には手が届くのでは…なんて、希望をシッカリと持っていたいたような気がする。
そう、私は、宝島の地図を手に、web小説の大航海時代に海に出たのだ。
自分の船が向かう先に、必ず宝物があると手放しで信じていた。
まあ、信じられるバカじゃなきゃ、こんな事はしてない気もする。
危険や幽霊船がエタ作品を嘆こうと、私は、自分の地図を信じて先を行くしかない。
とはいえ、大航海にも、小説にも、補給基地は必要だ。
どうにもなら無い作品を前に、私は、自分が小説を完結できないのではないかと、心配になった。
そこで、文字数制限のない運営主催の大会に参加することにした。
そこで投稿したのが『祓魔師』だ。
それは、奇跡的に完結した。
評価も貰えた(T-T)
少し、安心もした。
で、次に、『オーディション』を投稿した。
完結した( 〃▽〃)
私は、完結できる!
確信に代わった。
そう、頑張れば、きっと、ノストラダムスの話も終わる、終わらせられるっ!!
この頃、ノストラダムスの父方のじいさんと、『魔女への鉄槌』と言う本を書き、北欧を数百年、魔女狩りの恐怖に陥れたクラーメルが同い年で、しかも彼らが生まれただろう1430年にジャヌダルクが捕まったとか、面倒に巻き込まれていたけれど、
ジャヌダルクが、少女時代に読んだ小説や漫画と違うことに混乱していたとしてもっ!
終わりは必ずある。
そして、最後には沢山のアクセスと評価を貰える。
『オズと魔法使い』のドロシーの様に、一途に信じられた一年目。
( ̄ー+ ̄)フッ…懐かしいわ。
結局、いまだに終わらないんだけどねf(^_^)
当時、そうは言っても半年を放置した話を、私は、恐ろしく感じていた。
恥ずかしくも思ったし、見たくは無かった。
が、ある日、思いきって作品を開いた。
ブックマークを一つもらっていた。
それが消えていたら、しれっと削除しようかと考えた。
が、作品情報をみるとブックマークが私を待っていた。
その時、それを見て泣けた。
私は、大航海時代とか煽られて、知識も経験もなく、怪しい地図を手に船をこぎ出したバカな船乗りみたいなものだ。
すぐに嵐に遭遇し、遭難と漂流を繰り返し、命からがら帰った船乗りの心境だった。
恥ずかしいし、会わす顔もない気がした。
が、一つだけついていたブックマークは、私を待っていてくれた。
泣けた。
そして、本気で完結しようと再び決意を強くした。
が、どんなに感動的なエピソードがあろうと、出来ないものは、出来ないのだ。
そして、感情に押し流されて安請け合いをするもんでもない。
どこかで線引きは必要なのだ。
2年が過ぎた年の暮れ、『オーディション』についていたブックマークが一つ消えていた。
ブックマークが消えたことがショックだったわけではない。
その時、私は、時が確実に過ぎ去っていることに気がついたのだ。
そう…こんな事を始めて3年目になっていた。
私が、サイトに登録した年に高校生だった少年は、大学生になる頃だ。
成長と共にweb小説から卒業した読者もいるに違いなかった。
その事に気がついて、私は、激しい焦燥感と共に、何か、密かに何かしたかった。
『オーディション』の…自作の小説で一番ブックマークのあった、作品のアンコールを……
完結してきた運営主催の大会で発表しよう(>_<。)
この選択が……次の混乱を連れてくるのだった。
これはweb小説界の新語で、未完で放置された物語の事を言う。
諸説あるが、エターナル…永遠に終わりがないと、言う意味らしい。
終わらない物語
80年代には夢とファンタジーで飾られた言葉は、webファンタジーでは、ガッカリの代名詞になっていた。
これは、地縛霊と化した読者の無念の言葉と共にSNSなどで語られた。
地縛霊とは失礼かもしれないが、
エタ作品に終われる作者には、他人への批判だとしても、それくらい恐ろしく、そして、悲しく感じるのだ。
なんとか浄化するには…
物語を完結させるしかない(>_<。)
誰でもなく、作者の私が、何とかするしか無いのだ。
こんな恐ろしい事があるだろうか?
金儲けを夢見ていた私は、客の信用を初連載から落とすわけには行かなかった。
多分、この時点では、まだ、努力賞には手が届くのでは…なんて、希望をシッカリと持っていたいたような気がする。
そう、私は、宝島の地図を手に、web小説の大航海時代に海に出たのだ。
自分の船が向かう先に、必ず宝物があると手放しで信じていた。
まあ、信じられるバカじゃなきゃ、こんな事はしてない気もする。
危険や幽霊船がエタ作品を嘆こうと、私は、自分の地図を信じて先を行くしかない。
とはいえ、大航海にも、小説にも、補給基地は必要だ。
どうにもなら無い作品を前に、私は、自分が小説を完結できないのではないかと、心配になった。
そこで、文字数制限のない運営主催の大会に参加することにした。
そこで投稿したのが『祓魔師』だ。
それは、奇跡的に完結した。
評価も貰えた(T-T)
少し、安心もした。
で、次に、『オーディション』を投稿した。
完結した( 〃▽〃)
私は、完結できる!
確信に代わった。
そう、頑張れば、きっと、ノストラダムスの話も終わる、終わらせられるっ!!
この頃、ノストラダムスの父方のじいさんと、『魔女への鉄槌』と言う本を書き、北欧を数百年、魔女狩りの恐怖に陥れたクラーメルが同い年で、しかも彼らが生まれただろう1430年にジャヌダルクが捕まったとか、面倒に巻き込まれていたけれど、
ジャヌダルクが、少女時代に読んだ小説や漫画と違うことに混乱していたとしてもっ!
終わりは必ずある。
そして、最後には沢山のアクセスと評価を貰える。
『オズと魔法使い』のドロシーの様に、一途に信じられた一年目。
( ̄ー+ ̄)フッ…懐かしいわ。
結局、いまだに終わらないんだけどねf(^_^)
当時、そうは言っても半年を放置した話を、私は、恐ろしく感じていた。
恥ずかしくも思ったし、見たくは無かった。
が、ある日、思いきって作品を開いた。
ブックマークを一つもらっていた。
それが消えていたら、しれっと削除しようかと考えた。
が、作品情報をみるとブックマークが私を待っていた。
その時、それを見て泣けた。
私は、大航海時代とか煽られて、知識も経験もなく、怪しい地図を手に船をこぎ出したバカな船乗りみたいなものだ。
すぐに嵐に遭遇し、遭難と漂流を繰り返し、命からがら帰った船乗りの心境だった。
恥ずかしいし、会わす顔もない気がした。
が、一つだけついていたブックマークは、私を待っていてくれた。
泣けた。
そして、本気で完結しようと再び決意を強くした。
が、どんなに感動的なエピソードがあろうと、出来ないものは、出来ないのだ。
そして、感情に押し流されて安請け合いをするもんでもない。
どこかで線引きは必要なのだ。
2年が過ぎた年の暮れ、『オーディション』についていたブックマークが一つ消えていた。
ブックマークが消えたことがショックだったわけではない。
その時、私は、時が確実に過ぎ去っていることに気がついたのだ。
そう…こんな事を始めて3年目になっていた。
私が、サイトに登録した年に高校生だった少年は、大学生になる頃だ。
成長と共にweb小説から卒業した読者もいるに違いなかった。
その事に気がついて、私は、激しい焦燥感と共に、何か、密かに何かしたかった。
『オーディション』の…自作の小説で一番ブックマークのあった、作品のアンコールを……
完結してきた運営主催の大会で発表しよう(>_<。)
この選択が……次の混乱を連れてくるのだった。
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