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パラサイト
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数分後、何をどうしたのか、黒い画面にびっしりと白いドットが出てきて、古いゲームの迷路のようになっていた。
その迷路に、団子虫のような何かと、丸、横棒とその上に丸が乗っかってるものが配置されていた。
「なんだろう?これはモンスターなんかな?」
私が北城に聞くと、北城は不思議そうに私を見る。
「モンスターとは?」
「だから、この、団子虫だよ。そして、この横線にドットがあるやつは、何かのアイテムかな?」
私は、昔のゲームを懐かしむ。
「団子虫……?ああ、ゼロか。」
北城が笑ったので、何か、昔のゲームだと確信した。
昭和の電子ゲームは、無名で消えたものも多いが、不人気でも面白いものは、結構あった気がする。
いや、ただ、遊ぶ道具が限られていただけかもしれないが。
「コイツ、ゼロっていうのか…。」
私は、スライムのパクリのようなソイツを指差した。
「マヤ人は、なんと呼んだかは知らないが、数字の0だと思う。
シケイダ3301の謎にかけたのかね、マヤの数字を使うとは。」
北城は、そう言いながら数字をメモして行く。
「10489…なんだろうな。」
北城はそこで深く考え込む。
昔のゲームを思い出して、あれこれとバカな話を披露した私の事などガン無視で。
指摘されるのも嫌だが、無視されるのもそれは、それで恥ずかしい…
しかし、何がしたいのだろう?
シケイダ3301の謎を模倣したのなら、ここは数字に.comをつけて見るべきなのだろうが、それは私が指摘する前から北城がさっさとトライ&エラーを出していた。
黒い画面に白い四角のドット。そして、塔のように三隅に囲まれた大きめの四角…
ゲームのダンジョンじゃないとすれば…
私は、北城に聞いた。
「北城、悪いがこの画像の白い部分と黒い部分、変えることは出来るか?」
私の問いに、北城はキー操作で答えた。
「で、少し縮小をかけてくれるかな?」
と、言いながらスマホを開いた。
「こうか?」
「ああ、もう少し小さいくらいかな?」
私は、スマホのカメラ機能を開いてバーコードリーダーを起動した。
読めた!
少し驚いて、それから急いでサイトを開いてみる。
少し待って開いたのは、どこかのblogのログイン画面だった。
その迷路に、団子虫のような何かと、丸、横棒とその上に丸が乗っかってるものが配置されていた。
「なんだろう?これはモンスターなんかな?」
私が北城に聞くと、北城は不思議そうに私を見る。
「モンスターとは?」
「だから、この、団子虫だよ。そして、この横線にドットがあるやつは、何かのアイテムかな?」
私は、昔のゲームを懐かしむ。
「団子虫……?ああ、ゼロか。」
北城が笑ったので、何か、昔のゲームだと確信した。
昭和の電子ゲームは、無名で消えたものも多いが、不人気でも面白いものは、結構あった気がする。
いや、ただ、遊ぶ道具が限られていただけかもしれないが。
「コイツ、ゼロっていうのか…。」
私は、スライムのパクリのようなソイツを指差した。
「マヤ人は、なんと呼んだかは知らないが、数字の0だと思う。
シケイダ3301の謎にかけたのかね、マヤの数字を使うとは。」
北城は、そう言いながら数字をメモして行く。
「10489…なんだろうな。」
北城はそこで深く考え込む。
昔のゲームを思い出して、あれこれとバカな話を披露した私の事などガン無視で。
指摘されるのも嫌だが、無視されるのもそれは、それで恥ずかしい…
しかし、何がしたいのだろう?
シケイダ3301の謎を模倣したのなら、ここは数字に.comをつけて見るべきなのだろうが、それは私が指摘する前から北城がさっさとトライ&エラーを出していた。
黒い画面に白い四角のドット。そして、塔のように三隅に囲まれた大きめの四角…
ゲームのダンジョンじゃないとすれば…
私は、北城に聞いた。
「北城、悪いがこの画像の白い部分と黒い部分、変えることは出来るか?」
私の問いに、北城はキー操作で答えた。
「で、少し縮小をかけてくれるかな?」
と、言いながらスマホを開いた。
「こうか?」
「ああ、もう少し小さいくらいかな?」
私は、スマホのカメラ機能を開いてバーコードリーダーを起動した。
読めた!
少し驚いて、それから急いでサイトを開いてみる。
少し待って開いたのは、どこかのblogのログイン画面だった。
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