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本を売る女

現実と夢想と小説と3

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色々と思い出してきたわ。本当に笑っちゃうくらいミステリーな人生だった…
アクエリアンエイジとか持ち上げられてさ、子供の頃は、ノストラダムスとオカルトで…
この歳で、小銭稼ぎを小説でしようと頑張って思い知ったわ。

全く、何書いてもオカルトだよ、全く。
気がついたら、6年の自分の作品は、ほぼオカルトかノストラダムスに染まっていた。
そして、忘れられた古本と私の人生で紡ぐ物語。
書籍化は無理でも、ひとつ二つ、知りたい謎の答えは貰えるかもしれない。

そう、真面目に調べて書こうと努力したから、その分、色んな謎を抱えることになり、
普通に暮らしてる私には、ネットと図書館以外で調べようがない話が増える。
それだけでも…なんとか知りたい気もする。
生前、剛はボヤくだけだった。私は、剛の態度を批難ばかりしていたけれど、
今はボヤきの力を信じたい…いや、証明したい気がしている。
私が、今でも、こうして書き続けるように、
剛のボヤきにも…何か、夢を見るってだけでも、それは力だって、剛、アンタは凄いんだって、あの世に行くときには、お土産話をもって行きたい。
今度こそ、このしょうもない夢を叶える。
何度、変更を加えても、なんとか、いい感じの、物語と私のエンディングをつけて終わる。

その為には、ボヤく。

なんて、考えたんだ…
本当に、生活と、低評価に沈むと、たまに気持ちがささくれて忘れてしまう。
そして、6年前から放置された物語を…完結させよう。
6年前とか…もう、私の創作人生が既にファンタジー風味になってるよなぁ。
でも、人間の頭ってやつは、不思議なもので、結局、何を書いていても、この原点に戻るのだ。
私が、改編で消した物語は、そのはじめの物語に関係がある。
まあ、歴史物を考えれば、結局、史実に縛られるって事はあるんだけれど。

私は、1970年…この年を調べていた。
2025年の大阪万博に合わせてWEB小説家としての活動を終わらせるために、1970年の大阪万博の時代を合わせて話を展開していた。
ここに、あの都市伝説『トミノの地獄』がかかってくる。
それは、作者である西條八十先生が亡くなったのが1970年。
弔いあけの50年を前に、この詩がまた、噂に上るのが2019年。
それは、この『トミノの地獄』、ひいては、西條八十のデビューした1919年ねんから百年目の年に当たる。
こんな偶然が、あるんだろうか?
しかも、同じようなパンデミックまでおこるなんて!

しかも…沢山の解釈がされるなかで、ほぼ、噂にならなかったパンデミック…まさか、それが、3年の長い月日で、まだまだネタ切れしない謎と共に語れるなんて、思いもしなかった。
そうなんだよ~もうさ、ただ、作者の西條八十を検索しただけなんだ。

ロマンチックな歌詞や童謡を産み出した詩人。
彼とウイルスを繋ぎ会わせた人物…彼の名前は森鴎外。近代文学の先駆け見たいな人物だから、文化人は、憧れも含めて関係が出てくる人物なんだけれど。

海外に留学したことのある、退廃的な文学者だと思っていた私は、歳を取ってこの人が…森鴎外先生が、軍医だったことを知った。
いや、もしかしたら、国語の先生が教えてくれたかもしれないし、当時のアイドル映画で話題になったとき、特集とかで聞いていたかもしれない。
でも、時代は世紀末。
ノストラダムスの他にも、ビックフットやUFO、ワンレン、ボディコン、トレンディ…とにかく、覚える事がたくさんありすぎて、頭から知識がこぼれてしまう時代だったのだ。
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