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プロローグ
ラピタ人
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『パラサイト』
浮気をした夫と愛人が妻を殺し、土に埋め、珍しい花の球根を植える…
7年後…遺産を受け取った夫の前に…都市伝説と共に死んだはずの妻が甦る…
ビックリするほど単純な物語。
これが人類滅亡の壮大な話になりかけるのを止めなければいけなかった。
2019年…7年前は2012年。マヤ歴の終わりの時と騒がれた年に偶然当たってしまったのだ。
これを回避し、正月休みの内に完結させ、可愛らしいファンタジーを投稿する…
そして、夢の慰安旅行に行く。
その10年越しの夢を叶えるために。
「それにしても…アナタに会えてよかったわ。 私、小説を書いてるんだけど、混乱していて。」
そう話ながら説明をした。
来年、名古屋に行く予定
小説で金稼ぎを使用としたこと。
そして、小説を失敗しながら頑張ってる事。
そのサイトは図書館で閲覧できること。
『パラサイト』が2020年…マヤ歴の終わりと関連して混乱している事。
克也は面白そうに私の話を聞いてくれた。
中年で、リアルにオカルトを語るのは難しい。
意見を求めるならなおさら…
克也は私の物語の紆余曲折を聞いてくれた。
私は悩んでいた。
一万字の不倫の殺人事件が壮大な歴史を巻き込んで終わらないことに。
「コンニャクが…蒟蒻の花なんて出したのが悪かったんだよ。」
私は調べた事を思い出した。
7年で開花するショクダイオオコンニャクを登場させるために、殺される妻は生物学者になった。
この花は絶滅危惧種で開花させるのは、とても難しいそうだ。
生息地を調べた。
スマトラ島が原産で、2012年に地震が発生していた。
これは、とても大きな地震で、記憶に残る方も多いと思う。
私も、311と共に、あの頃を思い出して暗くなった。
が、時間がないから話を作る。
舞台は2012年6月。信州で生物学者の女性が失踪するところから始まる。
もう、日付でつまづいた。
ショクダイオオコンニャクは、絶滅危惧種に選定されてる。
そんな植物を貰うなら、スマトラの人と被害者は近しい関係に違いない。
6月なら、なにがしか、行動をしていたに違いない。
ここで、メンバーの剛が仕事を干された事とかを思い出し、極力、あの年を思い出さずに生きようとしていた事に気がついた。
この話、不謹慎じゃなかろうか…(T-T)
嫌な予感を抱えつつ、しかし、1話を投稿してしまったので後に引けなかった事を思い出した。
「コンニャク?」
克也は怪訝そうな顔をした。
私は、ショクダイオオコンニャクとスマトラ島の話をし、ついでに、この植物からもコンニャクが作れるらしいと言う、ネットで仕入れた怪しい知識を披露した。
「なるほど…確かに、あの年は大変だったね。」
克也も頷く。
私は、ヒメバチとコンニャクをどう結びつけるかを考えたことを説明した。
この話は、寄生蜂が鍵になる。
それは、モスマンみたいなUMAでも構わないが、最低限の知識は、自然の摂理に合わせなくてはいけない。
小説を書くにあたって、ちっとは利口になるような豆知識を仕込むのは、読者へのおまけのようなものだ。
コンニャクの花を受粉するのは、小さな甲虫で、蜂ではない。
この説明は、トンデモ解説には出来ない。
「うん…まさか、7年前が2012年だったなんて…。 それもあるけど、コンニャクを何とかしなきゃいけなくて。日本に伝わったのは鎌倉時代あたりらしいよ。」
飛鳥時代だったなら(>_<。)
私は、繭蛾の話と寄生蜂から、秦氏と聖徳太子をベースに物語を作り始めていた。
寄生蜂は、宿主の青虫などの行動を操ることが出来るのだ。
絹とのかかわりのある秦氏と常世虫の話を寄生蜂と混ぜることで、虫関係を何とか混ぜることにした。
しかし、コンニャクが繋がらない。
鎌倉時代じゃ、遅すぎるのだ。
克也は黙って聞いてくれた。
国道沿いのスーパーで、声をかけられ、国際陰謀組織と謎電波の話を30分近く語られたときは、本気で嫌になった事もあるが、
こんな時は、頼もしい仲間だと思った。
「物語はね、昔の特撮ドラマのようなクリーチャーが犯人のミステリーにするんだ。 『常世虫』の伝説の虫を、話に合うような生物にしようと考えたんだ。」
私は常世虫について語った。
常世虫は7世紀に富士山辺りで信仰された神様で、小彦名命とも言われていた。
海からやって来た神様でカガイモの実に乗って蛾の皮の着物を来て登場した。
私は、説明し、そして、この物語の肝の部分について意見を聞くべく話を続けた。
「私、スクナビコは東南アジアから来たんじゃないかと思うのよ。
最近、別の話でラピタ人について調べたんだけど、ラピタ人も丸太舟でこの頃、太平洋を移動してたみたいなんだ。
それで、コンニャクもその時に流れ着いたんじゃないかって思うんだよね。」
私は話した。
こんな話、克也を置いて誰が聞いてくれると言うのだろう?
私の話では、コンニャクは昔から日本に生息する植物でなければいけないのだ。
飛鳥時代。
この時、外国から人間と、謎生物が上陸する。
常世虫と闘う太秦…秦氏が頭をよぎる。
思えば、この辺りから話が壮大になったんだと思う。
が、その時は、必死だった。早く終わらせたかった。
もう、コンニャクを飛鳥時代に生息させる何かを考える以外無いと考えていた。
が、これ、全く合わないわけではなかった。
ラピタ人も移動していたし、ラテンアメリカでも、ククルカン系列の神様が海に出たりしていた。
丸太舟で日本にやって来た人は他にもいたんじゃないか。
私は、最近、思い付いたある考えを克也にぶつけてみた。
浮気をした夫と愛人が妻を殺し、土に埋め、珍しい花の球根を植える…
7年後…遺産を受け取った夫の前に…都市伝説と共に死んだはずの妻が甦る…
ビックリするほど単純な物語。
これが人類滅亡の壮大な話になりかけるのを止めなければいけなかった。
2019年…7年前は2012年。マヤ歴の終わりの時と騒がれた年に偶然当たってしまったのだ。
これを回避し、正月休みの内に完結させ、可愛らしいファンタジーを投稿する…
そして、夢の慰安旅行に行く。
その10年越しの夢を叶えるために。
「それにしても…アナタに会えてよかったわ。 私、小説を書いてるんだけど、混乱していて。」
そう話ながら説明をした。
来年、名古屋に行く予定
小説で金稼ぎを使用としたこと。
そして、小説を失敗しながら頑張ってる事。
そのサイトは図書館で閲覧できること。
『パラサイト』が2020年…マヤ歴の終わりと関連して混乱している事。
克也は面白そうに私の話を聞いてくれた。
中年で、リアルにオカルトを語るのは難しい。
意見を求めるならなおさら…
克也は私の物語の紆余曲折を聞いてくれた。
私は悩んでいた。
一万字の不倫の殺人事件が壮大な歴史を巻き込んで終わらないことに。
「コンニャクが…蒟蒻の花なんて出したのが悪かったんだよ。」
私は調べた事を思い出した。
7年で開花するショクダイオオコンニャクを登場させるために、殺される妻は生物学者になった。
この花は絶滅危惧種で開花させるのは、とても難しいそうだ。
生息地を調べた。
スマトラ島が原産で、2012年に地震が発生していた。
これは、とても大きな地震で、記憶に残る方も多いと思う。
私も、311と共に、あの頃を思い出して暗くなった。
が、時間がないから話を作る。
舞台は2012年6月。信州で生物学者の女性が失踪するところから始まる。
もう、日付でつまづいた。
ショクダイオオコンニャクは、絶滅危惧種に選定されてる。
そんな植物を貰うなら、スマトラの人と被害者は近しい関係に違いない。
6月なら、なにがしか、行動をしていたに違いない。
ここで、メンバーの剛が仕事を干された事とかを思い出し、極力、あの年を思い出さずに生きようとしていた事に気がついた。
この話、不謹慎じゃなかろうか…(T-T)
嫌な予感を抱えつつ、しかし、1話を投稿してしまったので後に引けなかった事を思い出した。
「コンニャク?」
克也は怪訝そうな顔をした。
私は、ショクダイオオコンニャクとスマトラ島の話をし、ついでに、この植物からもコンニャクが作れるらしいと言う、ネットで仕入れた怪しい知識を披露した。
「なるほど…確かに、あの年は大変だったね。」
克也も頷く。
私は、ヒメバチとコンニャクをどう結びつけるかを考えたことを説明した。
この話は、寄生蜂が鍵になる。
それは、モスマンみたいなUMAでも構わないが、最低限の知識は、自然の摂理に合わせなくてはいけない。
小説を書くにあたって、ちっとは利口になるような豆知識を仕込むのは、読者へのおまけのようなものだ。
コンニャクの花を受粉するのは、小さな甲虫で、蜂ではない。
この説明は、トンデモ解説には出来ない。
「うん…まさか、7年前が2012年だったなんて…。 それもあるけど、コンニャクを何とかしなきゃいけなくて。日本に伝わったのは鎌倉時代あたりらしいよ。」
飛鳥時代だったなら(>_<。)
私は、繭蛾の話と寄生蜂から、秦氏と聖徳太子をベースに物語を作り始めていた。
寄生蜂は、宿主の青虫などの行動を操ることが出来るのだ。
絹とのかかわりのある秦氏と常世虫の話を寄生蜂と混ぜることで、虫関係を何とか混ぜることにした。
しかし、コンニャクが繋がらない。
鎌倉時代じゃ、遅すぎるのだ。
克也は黙って聞いてくれた。
国道沿いのスーパーで、声をかけられ、国際陰謀組織と謎電波の話を30分近く語られたときは、本気で嫌になった事もあるが、
こんな時は、頼もしい仲間だと思った。
「物語はね、昔の特撮ドラマのようなクリーチャーが犯人のミステリーにするんだ。 『常世虫』の伝説の虫を、話に合うような生物にしようと考えたんだ。」
私は常世虫について語った。
常世虫は7世紀に富士山辺りで信仰された神様で、小彦名命とも言われていた。
海からやって来た神様でカガイモの実に乗って蛾の皮の着物を来て登場した。
私は、説明し、そして、この物語の肝の部分について意見を聞くべく話を続けた。
「私、スクナビコは東南アジアから来たんじゃないかと思うのよ。
最近、別の話でラピタ人について調べたんだけど、ラピタ人も丸太舟でこの頃、太平洋を移動してたみたいなんだ。
それで、コンニャクもその時に流れ着いたんじゃないかって思うんだよね。」
私は話した。
こんな話、克也を置いて誰が聞いてくれると言うのだろう?
私の話では、コンニャクは昔から日本に生息する植物でなければいけないのだ。
飛鳥時代。
この時、外国から人間と、謎生物が上陸する。
常世虫と闘う太秦…秦氏が頭をよぎる。
思えば、この辺りから話が壮大になったんだと思う。
が、その時は、必死だった。早く終わらせたかった。
もう、コンニャクを飛鳥時代に生息させる何かを考える以外無いと考えていた。
が、これ、全く合わないわけではなかった。
ラピタ人も移動していたし、ラテンアメリカでも、ククルカン系列の神様が海に出たりしていた。
丸太舟で日本にやって来た人は他にもいたんじゃないか。
私は、最近、思い付いたある考えを克也にぶつけてみた。
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