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耳【勉強会】
耳⑧
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ずっと留守になっていた耳に強く優しい風が吹き当たる。
舐められていた耳との刺激の差のせいか非常に過敏になってしまっている。
片耳が手の平で耳を塞ぐように撫でられる。
先程まで舐められた際に唾液がどれだけ付いていたのか、撫でてるだけなのにぐちょぐちょと音が耳元で鳴り響く。
反対の耳は寝息の様な小さく優しく色っぽい吐息をかけられる。
舐められると思っていた自分の脳が麻痺してくる。
悲しくなる。切なくなる。舐めてほしい。早く。
身体の力が抜ける。
抱き着いてくる彼女に身を任せる。
身体が自然と動く。
なんてみっともない恰好だろう。
「次の問題解いて…?」
吐息が当たり続ける耳に囁きが届く。
麻痺する頭を働かせる。
閉じかけた目を開き直す。
耳が熱い。
ぐにぐにとマッサージされる様に手で弄られる耳が熱い。
耳全体に吐息をかけられたかと思うと時々耳の穴を狙ってくるように息をかけられる耳が熱い。
告白したあの日を思い出す。
あの日は最後に何があったかを思い出す。
股間が熱い。
鉛筆を置く。
「不正解だよ…?」
再び鉛筆を取る。
悲しむ暇も惜しい。
次の問題。正解する。
早く舐めてほしい。
早く。早く。
鉛筆を置く。
「…うん、正解」
途端、耳に強烈な刺激が走る。
ずっとずっとずっと待っていた耳が熱い吐息とともに撫でられる。
耳が溶けてしまいそう。
自分が自分ではなくなってしまいそう。
「れぇ…ん……ぁぇ…」
彼女の妖艶な声と共に耳の中で舌が暴れる。
自分の耳に溶け込む。
耳は更に熱くなり、その熱は身体全体に拡がる。
もっと欲しい。あの日の様に。
舐められながら果てたい。
何も言われるでもなく鉛筆を取る。
次の問題を解いたら何が待ち受けているか。
彼女は舐め続ける。
撫で続ける。
片耳が手で塞がれ、片耳が口で塞がれる。
自分の世界が彼女だけになる。
彼女の事しか考えられない。
――鉛筆が手から落ちる。
これ以上もう何も考えられない。
「不正解」
彼女の囁きが脳に響く。
次の問題。
と問題集を見るとこのページの問題はこれで終わりだった。
彼女の手の撫でる動きと舌の舐める動きが早くなる。
果てたい。気持ち良くなりたい。だしたい。
――意識が途切れそうになると同時、彼女の手と舌が止まり、耳から離れた。
抱き着いていた彼女が身体も離し、男子生徒は倒れこむ。
女子生徒はすぐ隣で座ったまま、倒れこんだ彼の頬を撫でる。
「こんなに間違えるなんて、やっぱり話し聞いてなかったでしょ?」
愛しのペットを撫でる様に笑みを浮かべ、その手をゆっくり彼の身体に下げていく。
「これは聞いてなかったお仕置きだよ?おあずけのままで終わり」
彼の乳首の位置をさぐる様に、人差し指で彼の胸に這わせる。
一瞬彼の身体がビクッと跳ねる。ここだ。
「でも頑張ったらご褒美もあげるね?」
彼の乳首の位置を特定し、その一点をひたすらカリカリと人差し指掻いていく。
最初はゆっくり、徐々に速く。
「次のテストでこの科目高得点取ったら、ご褒美あげる」
人差し指の動きを最高速にすると彼の下半身はぐねぐねと暴れだす。
それでも上半身は女子生徒が触りやすい様に可能な限り動かさない様にしている。
「私の身体を好きに使っていいよ?好きなところでスッキリさせてあげる」
手を止めると彼は泣きそうな顔で見つめてきながら頷いた。
可愛い。
好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。
テスト絶対頑張ってね?
彼の唇にキスをした。
舐められていた耳との刺激の差のせいか非常に過敏になってしまっている。
片耳が手の平で耳を塞ぐように撫でられる。
先程まで舐められた際に唾液がどれだけ付いていたのか、撫でてるだけなのにぐちょぐちょと音が耳元で鳴り響く。
反対の耳は寝息の様な小さく優しく色っぽい吐息をかけられる。
舐められると思っていた自分の脳が麻痺してくる。
悲しくなる。切なくなる。舐めてほしい。早く。
身体の力が抜ける。
抱き着いてくる彼女に身を任せる。
身体が自然と動く。
なんてみっともない恰好だろう。
「次の問題解いて…?」
吐息が当たり続ける耳に囁きが届く。
麻痺する頭を働かせる。
閉じかけた目を開き直す。
耳が熱い。
ぐにぐにとマッサージされる様に手で弄られる耳が熱い。
耳全体に吐息をかけられたかと思うと時々耳の穴を狙ってくるように息をかけられる耳が熱い。
告白したあの日を思い出す。
あの日は最後に何があったかを思い出す。
股間が熱い。
鉛筆を置く。
「不正解だよ…?」
再び鉛筆を取る。
悲しむ暇も惜しい。
次の問題。正解する。
早く舐めてほしい。
早く。早く。
鉛筆を置く。
「…うん、正解」
途端、耳に強烈な刺激が走る。
ずっとずっとずっと待っていた耳が熱い吐息とともに撫でられる。
耳が溶けてしまいそう。
自分が自分ではなくなってしまいそう。
「れぇ…ん……ぁぇ…」
彼女の妖艶な声と共に耳の中で舌が暴れる。
自分の耳に溶け込む。
耳は更に熱くなり、その熱は身体全体に拡がる。
もっと欲しい。あの日の様に。
舐められながら果てたい。
何も言われるでもなく鉛筆を取る。
次の問題を解いたら何が待ち受けているか。
彼女は舐め続ける。
撫で続ける。
片耳が手で塞がれ、片耳が口で塞がれる。
自分の世界が彼女だけになる。
彼女の事しか考えられない。
――鉛筆が手から落ちる。
これ以上もう何も考えられない。
「不正解」
彼女の囁きが脳に響く。
次の問題。
と問題集を見るとこのページの問題はこれで終わりだった。
彼女の手の撫でる動きと舌の舐める動きが早くなる。
果てたい。気持ち良くなりたい。だしたい。
――意識が途切れそうになると同時、彼女の手と舌が止まり、耳から離れた。
抱き着いていた彼女が身体も離し、男子生徒は倒れこむ。
女子生徒はすぐ隣で座ったまま、倒れこんだ彼の頬を撫でる。
「こんなに間違えるなんて、やっぱり話し聞いてなかったでしょ?」
愛しのペットを撫でる様に笑みを浮かべ、その手をゆっくり彼の身体に下げていく。
「これは聞いてなかったお仕置きだよ?おあずけのままで終わり」
彼の乳首の位置をさぐる様に、人差し指で彼の胸に這わせる。
一瞬彼の身体がビクッと跳ねる。ここだ。
「でも頑張ったらご褒美もあげるね?」
彼の乳首の位置を特定し、その一点をひたすらカリカリと人差し指掻いていく。
最初はゆっくり、徐々に速く。
「次のテストでこの科目高得点取ったら、ご褒美あげる」
人差し指の動きを最高速にすると彼の下半身はぐねぐねと暴れだす。
それでも上半身は女子生徒が触りやすい様に可能な限り動かさない様にしている。
「私の身体を好きに使っていいよ?好きなところでスッキリさせてあげる」
手を止めると彼は泣きそうな顔で見つめてきながら頷いた。
可愛い。
好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。
テスト絶対頑張ってね?
彼の唇にキスをした。
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