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第五章
第六十夜 【いろに吹き散る】
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午前11時半。控え所の机の上に、ぐったりした棕櫚と鶴城が頭を乗せていた。
「はぁー……もう限界……。暫く二階で寝ようかなぁ、俺……」
「それな……寝不足がまじやばい……。寝屋使って良いか、楼主に聞いてみようぜ……」
目の下に隈を作っている二人に、荘紫と一茶が訝しげな声を掛ける。
「なんだよ、太夫様が揃って朝から不景気な面しやがって。そんなに忙しかったなら、結構な事じゃねぇの」
「大丈夫? 眠れなかったの?」
「いや、仕事とかじゃなくて……部屋っつーか、三階が無理……」
「は? 贅沢言ってんなよ。そんなに厭なら、俺が変わってやろーか?」
にまにまと鶴城を覗き込む荘紫に、棕櫚が苦言を呈する。
「辞めた方が良いよ、寝れないから……」
「だから何なんだよ。なんで寝れねぇの?」
「今、陸奥さん帰ってきてるから……。毎日毎日、朝昼晩、もう凄いのなんのって……。ねぇ、鶴城……」
「んー……。いつ寝てんのか不思議なくらい……。陸奥さん、性欲まで規格外だったわ……」
その言葉に、荘紫達は嗚呼、と複雑な声を漏らした。
陸奥が戻ったという事は、即ち朱理を囲っているという事なのだ。
「まじかよ、そんなすげぇの?」
「それは確かに眠れないかもねぇ。あの子、声大きいし」
「それもあるけど……なんて言えば良いのか、分かんない……。とにかく困る……」
「激しい……。何してんだか知らんが、凄ぇ音したりして、普通に吃驚する……」
「助けに行った方が良いかって、ハラハラするし……。心臓に悪い……」
「嬌声も、あそこまでいくと悲鳴だよな……」
げそっとする鶴城と棕櫚が、交互に口にする内容に、荘紫達は眉を顰めた。
「お、おお……それは厭だな。ってか、なんだよ悲鳴って、やべぇじゃん」
「最初、暫く休んでたし……何されたのかなぁ……。心配だけど聞き辛いし……」
「けど、遣手が一番凄いよな……真隣だぜ? よくあんな部屋に居られるわ……」
「いや、ほんとそれ……。あー、でも、もしかしたら部屋戻ってないんじゃない? 普通の神経じゃ参るでしょ……。って言うかキレるでしょ……」
「あの人が普通の神経かどうかは、甚だ疑問だけどな……。しかし、それは流石に居られねぇだろ。どっか空き部屋とか使ってんじゃねぇの」
「やっぱそうかな……。あー、辛い……。精神的にも肉体的にも……」
荘紫は再び、にやりとしながら二人を覗き込む。
「で? どんな声すんのか詳しく教えろよ。お前らだけずりぃぞ」
「お前……俺らのこの姿見て、よくそんな目ぇキラキラさせて聞けるな……」
じとりと荘紫を睨む鶴城の代わりに、棕櫚がうんざりした顔で答えた。
「〝もう無理、いや、やめて、助けて〟……後はもう言葉になってないよ……。俺、陸奥さんがあんな鬼畜だとは思ってなかった……」
「こないだ顔合わせたからさ、軽く言ったんだよ、ちょっと激しくないですかって。そしたらあの人、抱き潰した朱理が一番綺麗なんだ、ってめちゃくちゃ良い顔で言い放ったんだぜ……」
「え、怖。それ完全にサイコパスだろ。助けてやれよ」
「朱理が可哀想だよ。どうにか出来ないの?」
「無理でしょ……。色事なんて本人たち次第だし、何より朱理は買われてる訳だから。部外者が口出すのはねぇ……」
「遣手が許してる以上、俺らに文句言う権利はねぇんだよ。だからこんなになってんだっての……」
一茶が真面目な顔で顎に手を遣る。
「朱理が厭だって言えば、それまでなんだけどねぇ……。付き合ってる訳じゃないんでしょ? あの二人」
「んー……朱理は付き合ってないって言ってた……。あくまで仕事だってよ」
「はぁ……ったく、朱理も朱理で、相変わらず溜め込み性と言うか、我慢性と言うか……」
「あの子、最近〝見世の為〟が口癖になってる……。雰囲気もおかしいし、明らかに悪影響だよ、こんな状況……」
苦々しい顔をする荘紫と棕櫚に、鶴城は溜息混じりに呟いた。
「それに反して人気は鰻のぼりって、皮肉な話だぜ……」
「確かに最近変わったよな、彼奴。前より色気が増したっつーか、更に凄味が増した」
「でも……この頃、朱理が本当に楽しそうに笑ってる所、見た事ないよ」
一茶の言葉に、一同は二の句が継げなくなる。
皆、どこかで誤魔化している自覚はあるのだ。ここ最近、見世に漂う歪な雰囲気と不穏な空気は、ささくれの様に皆をちりちりと刺激している。
明らかに様変わりした朱理の事、朱理を囲う陸奥の事、全てを黙認している遣手の事。
皆が気になりつつ、触れてはいけない腫物の様に、遠巻きにしているのだ。
何故ならそれらの裏には、自分達の及び知らぬ事情があると、分かっているからだ。
朱理がその身を犠牲にしている〝何か〟。陸奥がしょっちゅう出掛けては疲労を滲ませて戻って来る〝理由〟。そしてそれらを一切、見ないふりで通す遣手。
正にその全員が〝見世の為〟に行動している結果なのだ。何ひとつ事情を知らず、いち従業員に過ぎぬ娼妓らが、簡単に首を突っ込める筈も無い。
苦渋を孕む沈黙だけが、控え所を包んでいた。
────────────────
午前3時。仕事を終えた黒蔓は一人、中庭に出ていた。
自室には戻りたくない。
あの二人の楽しげな声も、朱理の嬌声も、立てる物音のひとつに至るまで聞きたくなかった。
中庭の一角にある藤棚が美しく咲き誇っており、其処へ佇んで煙草に火を点ける。
厭でも三階の角部屋へ目が行くが、襖が閉められている為に真っ暗だ。
初夏の匂いがするとはいえ、まだ深夜は肌寒い。吹き付ける風が肌を刺したが、心の痛みよりはましだと思う。
桜の大木はすっかり青々としており、つい数週間前に花見をした事が、遠い昔の様に感じた。
決して離れないと言った手を離したのは、果たして何方からだろうと考える。
あの日、また後でと言ってから何日経ったか、黒蔓でさえ分からなくなっていた。
──何度も、何度も考えた。
あの時、自分の判断は間違っていたのか。陸奥の要求を跳ね除けていたら、今頃どうなっていたのか。朱理に判断を任せるのは、時期尚早だったのか。
いくら考えても答えは出なかった。
まさか陸奥がここまでするとは、そして朱理にあんな影響が出るとは、本当に予想していなかったのだ。
今までどんな客を取ろうと、何人に抱かれようと、変わらず無垢なままだった心を踏み躙ったのは、果たして陸奥か、自分か。
それは簡単に答えが出た。自分だ。
相手は客ではない。選りに選ってあの男だというのに、それをあっさり許可した。
己だけを一心に信じ、想い、愛してくれる子を、突き放したも同然だった。
そんなつもりは無かったなどと、どの口で言えよう。見世の為だなどと、どの口で言えよう。
もう、自分達は別れてしまったのだろうか。
優しく温かかった日々が懐かしく、出来る事なら戻りたい──
そんな黒蔓の想いに反して、朱理はますます人気を博し、吉原でその名を知らぬ者は居ない程の名太夫に成り上がった。
朝な夕なと押し寄せ、吐き出される欲望を、全てその身に受け止めて、優しく送り出す。
時折、戻って来る獸に閉じ込められても、文句ひとつ言わずに従っている。
薄ら寒い笑みを浮かべ、迷子の様な瞳で佇む姿は危うげで儚く、痛ましいほど美しい。
強く吹き抜ける風に、藤の花弁が舞っている。
──綺麗な物だけ掬い上げて、見せてやると誓ったのに。
苦しみや哀しみがお前に降り掛かるなら、この身を呈して庇ってやりたかったのに。
お前を傷付ける者は許さないと、心に決めていたのに。
哀しみを降り注いだのも、その心を砕いたのも、全て自分だった。
だったらもう一度、この傷だらけの手で全て覆い隠して、傷も痛みも引き受けて、優しい瘡蓋にしてやりたい。
こんな馬鹿げた事を、一体、いつまで繰り返せば良いのだろう……──
答える者は無く、独りで見上げる花弁が静かに落ちる。
藤の花言葉は『決して離れない』。
「はぁー……もう限界……。暫く二階で寝ようかなぁ、俺……」
「それな……寝不足がまじやばい……。寝屋使って良いか、楼主に聞いてみようぜ……」
目の下に隈を作っている二人に、荘紫と一茶が訝しげな声を掛ける。
「なんだよ、太夫様が揃って朝から不景気な面しやがって。そんなに忙しかったなら、結構な事じゃねぇの」
「大丈夫? 眠れなかったの?」
「いや、仕事とかじゃなくて……部屋っつーか、三階が無理……」
「は? 贅沢言ってんなよ。そんなに厭なら、俺が変わってやろーか?」
にまにまと鶴城を覗き込む荘紫に、棕櫚が苦言を呈する。
「辞めた方が良いよ、寝れないから……」
「だから何なんだよ。なんで寝れねぇの?」
「今、陸奥さん帰ってきてるから……。毎日毎日、朝昼晩、もう凄いのなんのって……。ねぇ、鶴城……」
「んー……。いつ寝てんのか不思議なくらい……。陸奥さん、性欲まで規格外だったわ……」
その言葉に、荘紫達は嗚呼、と複雑な声を漏らした。
陸奥が戻ったという事は、即ち朱理を囲っているという事なのだ。
「まじかよ、そんなすげぇの?」
「それは確かに眠れないかもねぇ。あの子、声大きいし」
「それもあるけど……なんて言えば良いのか、分かんない……。とにかく困る……」
「激しい……。何してんだか知らんが、凄ぇ音したりして、普通に吃驚する……」
「助けに行った方が良いかって、ハラハラするし……。心臓に悪い……」
「嬌声も、あそこまでいくと悲鳴だよな……」
げそっとする鶴城と棕櫚が、交互に口にする内容に、荘紫達は眉を顰めた。
「お、おお……それは厭だな。ってか、なんだよ悲鳴って、やべぇじゃん」
「最初、暫く休んでたし……何されたのかなぁ……。心配だけど聞き辛いし……」
「けど、遣手が一番凄いよな……真隣だぜ? よくあんな部屋に居られるわ……」
「いや、ほんとそれ……。あー、でも、もしかしたら部屋戻ってないんじゃない? 普通の神経じゃ参るでしょ……。って言うかキレるでしょ……」
「あの人が普通の神経かどうかは、甚だ疑問だけどな……。しかし、それは流石に居られねぇだろ。どっか空き部屋とか使ってんじゃねぇの」
「やっぱそうかな……。あー、辛い……。精神的にも肉体的にも……」
荘紫は再び、にやりとしながら二人を覗き込む。
「で? どんな声すんのか詳しく教えろよ。お前らだけずりぃぞ」
「お前……俺らのこの姿見て、よくそんな目ぇキラキラさせて聞けるな……」
じとりと荘紫を睨む鶴城の代わりに、棕櫚がうんざりした顔で答えた。
「〝もう無理、いや、やめて、助けて〟……後はもう言葉になってないよ……。俺、陸奥さんがあんな鬼畜だとは思ってなかった……」
「こないだ顔合わせたからさ、軽く言ったんだよ、ちょっと激しくないですかって。そしたらあの人、抱き潰した朱理が一番綺麗なんだ、ってめちゃくちゃ良い顔で言い放ったんだぜ……」
「え、怖。それ完全にサイコパスだろ。助けてやれよ」
「朱理が可哀想だよ。どうにか出来ないの?」
「無理でしょ……。色事なんて本人たち次第だし、何より朱理は買われてる訳だから。部外者が口出すのはねぇ……」
「遣手が許してる以上、俺らに文句言う権利はねぇんだよ。だからこんなになってんだっての……」
一茶が真面目な顔で顎に手を遣る。
「朱理が厭だって言えば、それまでなんだけどねぇ……。付き合ってる訳じゃないんでしょ? あの二人」
「んー……朱理は付き合ってないって言ってた……。あくまで仕事だってよ」
「はぁ……ったく、朱理も朱理で、相変わらず溜め込み性と言うか、我慢性と言うか……」
「あの子、最近〝見世の為〟が口癖になってる……。雰囲気もおかしいし、明らかに悪影響だよ、こんな状況……」
苦々しい顔をする荘紫と棕櫚に、鶴城は溜息混じりに呟いた。
「それに反して人気は鰻のぼりって、皮肉な話だぜ……」
「確かに最近変わったよな、彼奴。前より色気が増したっつーか、更に凄味が増した」
「でも……この頃、朱理が本当に楽しそうに笑ってる所、見た事ないよ」
一茶の言葉に、一同は二の句が継げなくなる。
皆、どこかで誤魔化している自覚はあるのだ。ここ最近、見世に漂う歪な雰囲気と不穏な空気は、ささくれの様に皆をちりちりと刺激している。
明らかに様変わりした朱理の事、朱理を囲う陸奥の事、全てを黙認している遣手の事。
皆が気になりつつ、触れてはいけない腫物の様に、遠巻きにしているのだ。
何故ならそれらの裏には、自分達の及び知らぬ事情があると、分かっているからだ。
朱理がその身を犠牲にしている〝何か〟。陸奥がしょっちゅう出掛けては疲労を滲ませて戻って来る〝理由〟。そしてそれらを一切、見ないふりで通す遣手。
正にその全員が〝見世の為〟に行動している結果なのだ。何ひとつ事情を知らず、いち従業員に過ぎぬ娼妓らが、簡単に首を突っ込める筈も無い。
苦渋を孕む沈黙だけが、控え所を包んでいた。
────────────────
午前3時。仕事を終えた黒蔓は一人、中庭に出ていた。
自室には戻りたくない。
あの二人の楽しげな声も、朱理の嬌声も、立てる物音のひとつに至るまで聞きたくなかった。
中庭の一角にある藤棚が美しく咲き誇っており、其処へ佇んで煙草に火を点ける。
厭でも三階の角部屋へ目が行くが、襖が閉められている為に真っ暗だ。
初夏の匂いがするとはいえ、まだ深夜は肌寒い。吹き付ける風が肌を刺したが、心の痛みよりはましだと思う。
桜の大木はすっかり青々としており、つい数週間前に花見をした事が、遠い昔の様に感じた。
決して離れないと言った手を離したのは、果たして何方からだろうと考える。
あの日、また後でと言ってから何日経ったか、黒蔓でさえ分からなくなっていた。
──何度も、何度も考えた。
あの時、自分の判断は間違っていたのか。陸奥の要求を跳ね除けていたら、今頃どうなっていたのか。朱理に判断を任せるのは、時期尚早だったのか。
いくら考えても答えは出なかった。
まさか陸奥がここまでするとは、そして朱理にあんな影響が出るとは、本当に予想していなかったのだ。
今までどんな客を取ろうと、何人に抱かれようと、変わらず無垢なままだった心を踏み躙ったのは、果たして陸奥か、自分か。
それは簡単に答えが出た。自分だ。
相手は客ではない。選りに選ってあの男だというのに、それをあっさり許可した。
己だけを一心に信じ、想い、愛してくれる子を、突き放したも同然だった。
そんなつもりは無かったなどと、どの口で言えよう。見世の為だなどと、どの口で言えよう。
もう、自分達は別れてしまったのだろうか。
優しく温かかった日々が懐かしく、出来る事なら戻りたい──
そんな黒蔓の想いに反して、朱理はますます人気を博し、吉原でその名を知らぬ者は居ない程の名太夫に成り上がった。
朝な夕なと押し寄せ、吐き出される欲望を、全てその身に受け止めて、優しく送り出す。
時折、戻って来る獸に閉じ込められても、文句ひとつ言わずに従っている。
薄ら寒い笑みを浮かべ、迷子の様な瞳で佇む姿は危うげで儚く、痛ましいほど美しい。
強く吹き抜ける風に、藤の花弁が舞っている。
──綺麗な物だけ掬い上げて、見せてやると誓ったのに。
苦しみや哀しみがお前に降り掛かるなら、この身を呈して庇ってやりたかったのに。
お前を傷付ける者は許さないと、心に決めていたのに。
哀しみを降り注いだのも、その心を砕いたのも、全て自分だった。
だったらもう一度、この傷だらけの手で全て覆い隠して、傷も痛みも引き受けて、優しい瘡蓋にしてやりたい。
こんな馬鹿げた事を、一体、いつまで繰り返せば良いのだろう……──
答える者は無く、独りで見上げる花弁が静かに落ちる。
藤の花言葉は『決して離れない』。
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