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第五章
第五十五夜 【透過】
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「おはよ、棕櫚」
「おはよぉ」
午前11時。連日、曇天と雨を繰り返す、薄暗い朝。
起き出した鶴城と棕櫚が、廊下で鉢合わせた。鶴城が陸奥の部屋を見遣りながら問う。
「そういや昨日、久し振りに陸奥さん見たけど、まだ居るかな?」
「いや、今朝早くに出て行ったよぉ。ちょうど、見送りで玄関行った時に見かけた」
「例の件からこっち、あの人も大変だな。面倒な事になってんのかね」
「さぁねぇ。俺らには何も伝わってこないし、聞いたところで何も出来ないでしょ」
「それもそうだな」
共に風呂へ向かい、脱衣所で着物を脱ぎながらそんな話をする。棕櫚は声のトーンを落として眉をひそめた。
「ていうかさぁ、どうなってんの? あの二人」
「俺にも分からん。朱理が身上がりしたって話だけど、まさかだろ」
「でも実際、何日も見かけてないし。番新の話じゃ、まだ暫く休むらしいよぉ。部屋にも近付くなって言われてるって」
「まじで? なに、どういう事?」
「それがさぁ、番新に問い詰めても濁すばっかりで、理由がよく分かんないんだよねぇ。体調不良ならそう言うだろうし。やっぱり、陸奥さんと何かあったんじゃないかなぁ」
「それにしちゃ、遣手が静か過ぎるのが気になるな」
「何なんだろうねぇ、最近。俺らの知らない所で、厭な物が蠢いてる気がして……ぞっとしないよ」
「そうだな……」
棕櫚は苦い顔で呟き、鶴城も眉根を寄せて溜息を吐いた。
────────────────
その頃、朱理の部屋の前では和泉が立ち尽くしていた。声を掛けようとしては辞め、襖に手を掛けては下ろしてを繰り返している。
中からは物音ひとつせず、静まり返った向こう側に不安が募る。
陸奥が長期出張から戻った日、朱理を身上がりさせた事は東雲から聞いていた。朱理がそれを受け入れた事には驚いたが、遣手が許可した事の方が凡そ信じられなかった。
近頃、陸奥が顧客に抱える大手企業の社長や議員らと奔走しているのは分かっている。
自分の客である国税庁の人間から、ちらりとBEPS行動計画の話も聞いていた。
陸奥がここまで多忙なのは、恐らくそれと関係しているだろう事は容易に予想がつく。楼主や遣手が陸奥の行動を優先させるのは、決して不思議ではない。
しかし、それと朱理とは全くの無関係だ。いくら陸奥が朱理に執着しているからと言って、そこまでの我儘を容認する理由は無い。
何か弱味でも握られているのか、遣手に強要されたのか、はたまた楼主か。
ともかく、朱理の顔が見たかった。無事で居るのか確認し、出来る事ならどうなっているのか問いたかった。
和泉は意を決し、襖を僅かに引いた。
曇天の薄明かりが差す窓枠に、朱理が顔を外へ向けて座っている。
肌蹴た襦袢に乱れた髪、力無く窓に凭れ掛けている頭に、撓垂れた手足。
襦袢の合間から見える首筋や鎖骨、内腿には、その仄暗さの中でも分かる程、くっきりと鬱血の痕が残っている。
和泉は思わず手で口元を覆った。予想以上に酷い有様に、鼻の奥につんとした痛みが突き抜け、目頭が熱くなる。
うっかりすると悲鳴を上げそうになるのを唇を噛んで耐え、静かに襖を閉めて廊下にへたり込んだ。
どうしてそうなったのか、どう言う事なのか、全く分からない。憔悴しきった朱理の姿に、頭が真っ白になった。
身体の震えが止まらず、立ち上がれずに居ると、傍から白い手が差し出された。苦しそうに眉根を寄せた東雲だ。
いつまでもそうして蹲っている訳にもいかず、和泉は東雲に支えられて、その場を後にした。
────────────────
東雲と共に自室へ戻ると、和泉は切羽詰まった声で詰問した。
「一体どうなってる!? お前、何か聞いていないのか!?」
「和泉、落ち着いて下さい。貴方の気持ちは分かりますが……」
「あれは何だ!! 陸奥さんは彼奴に何をしたんだ!?」
「その……朱理の望んだ事だ、と……。乱暴はされていないそうなので、大丈夫ですよ」
「……お前、あの姿を見て大丈夫だなんて、よく言えたな……。朱理とは話したのか?」
「ええ……先程、少し。陸奥太夫に身上がりを許したのは、確かに自分の意思だと……。本来ならば一日という話だったそうですが、陸奥太夫の気が済むまで付き合うと、朱理太夫からの口添えがあったようです……」
和泉は、ぐっと唇を噛んだ。何故、などと東雲に聞いたところで、分かりはしないだろう。
「それで、その……鬱血痕が酷く、流石にあの姿で仕事に出るのは難しいという事で、落ち着くまで数日、見世は休む事になりました。疲れたので、部屋には誰も入れないで欲しいと言われています」
「……遣手は何と言ってる」
「特に、何も……。彼らの好きにさせろと言付かっただけで……」
「……なんだそれ……。この前の楼主と同じじゃないか。まるで使い捨ての道具だな……」
吐き捨てられた和泉の台詞に、東雲も奥歯を噛み締める。
「……陸奥太夫は今、かなり重大な事に当たっている様なので……彼が良いと言うなら、遣手も大目に見たのではないでしょうか」
「俺にだって、それくらい分かる。最悪の場合、此処の顧客が半数以下になるかもしれない事もな。だからって……なんで彼奴が犠牲にならなきゃいけないんだ! いつも、いつも……どうして彼奴ばかり……ッ」
消え入る語尾に、東雲は返す言葉も無く押し黙った。
朱理の自己犠牲を厭わない性分は、二人とも重々、承知している。寧ろ、率先して自らを傷付ける傾向がある事もだ。
遣手がそれを熟知した上での判断だという事も、分かっている。
しかし、だからこそ余計に解らないのだ。
そんな不安定な彼を知っているからこそ、過剰なまでに寄り添っていたのではなかったのか。遣手だけではなく、和泉は親しい友人として、東雲は同僚として見守ってきた。
今、水面下で起きている事態がかなり深刻だという事は分かる。見世の存続に影響しかねない問題に発展する可能性がある事も、そうならない為に陸奥が東奔西走している事も、理解出来る。
遣手は一人の娼妓より、見世全体を守る判断を下したのだ。そして恐らく、朱理もその意図を察している。
和泉たちも、それが正しいと頭では分かっているが、簡単に割り切る事は出来なかった。
「食事などはきちんと摂らせる様に、私も尽力します……。だから、貴方はあまり思い詰めないで下さい……」
「……ああ、分かっている。すまない……」
「いえ、良いんです……」
ぽつり、ぽつりと言葉を交わしつつ、沈痛な空気が部屋を満たしていた。
────────────────
東雲が出て行った後、和泉は文机の前で煙草に火を点けた。
卓上の灰皿は、和泉が太夫に格上げされた時、朱理から貰ったHERMESのガダルキヴィールだ。
四角い白磁に、赤く派手な模様の描かれたそれは、和泉の趣味と言うより朱理の好みが前面に押し出されていて、思わず笑ってしまった事を思い出す。
自分が笑うのを見て、彼もまた、困った様に笑っていた。
──朱理はいつもそうだ。
出会って直ぐに分かった。
誰よりも自由奔放に見えて、その実、誰よりも人の顔色を窺う性格なのだと。
誰の為の笑顔なのか、誰の為の犠牲なのか。
他人を傷つけない為に、自分が傷つく事が絆ではないと教えてやりたい。
ただ、ありのままで居れば良いと伝えたい。
けれど、全ての物事は朱理の中をすり抜けていってしまう。
解らないふりをして、気付かないふりをして、忘れたふりばかりが巧いのだ。
それでも忘れきれずに苦しむ姿は、見るに堪えないというのに──
「……またそうやって、お前は一人で抱え込むんだな……」
紫煙と共に呟いて、和泉は煙草を揉み消した。
「おはよぉ」
午前11時。連日、曇天と雨を繰り返す、薄暗い朝。
起き出した鶴城と棕櫚が、廊下で鉢合わせた。鶴城が陸奥の部屋を見遣りながら問う。
「そういや昨日、久し振りに陸奥さん見たけど、まだ居るかな?」
「いや、今朝早くに出て行ったよぉ。ちょうど、見送りで玄関行った時に見かけた」
「例の件からこっち、あの人も大変だな。面倒な事になってんのかね」
「さぁねぇ。俺らには何も伝わってこないし、聞いたところで何も出来ないでしょ」
「それもそうだな」
共に風呂へ向かい、脱衣所で着物を脱ぎながらそんな話をする。棕櫚は声のトーンを落として眉をひそめた。
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「俺にも分からん。朱理が身上がりしたって話だけど、まさかだろ」
「でも実際、何日も見かけてないし。番新の話じゃ、まだ暫く休むらしいよぉ。部屋にも近付くなって言われてるって」
「まじで? なに、どういう事?」
「それがさぁ、番新に問い詰めても濁すばっかりで、理由がよく分かんないんだよねぇ。体調不良ならそう言うだろうし。やっぱり、陸奥さんと何かあったんじゃないかなぁ」
「それにしちゃ、遣手が静か過ぎるのが気になるな」
「何なんだろうねぇ、最近。俺らの知らない所で、厭な物が蠢いてる気がして……ぞっとしないよ」
「そうだな……」
棕櫚は苦い顔で呟き、鶴城も眉根を寄せて溜息を吐いた。
────────────────
その頃、朱理の部屋の前では和泉が立ち尽くしていた。声を掛けようとしては辞め、襖に手を掛けては下ろしてを繰り返している。
中からは物音ひとつせず、静まり返った向こう側に不安が募る。
陸奥が長期出張から戻った日、朱理を身上がりさせた事は東雲から聞いていた。朱理がそれを受け入れた事には驚いたが、遣手が許可した事の方が凡そ信じられなかった。
近頃、陸奥が顧客に抱える大手企業の社長や議員らと奔走しているのは分かっている。
自分の客である国税庁の人間から、ちらりとBEPS行動計画の話も聞いていた。
陸奥がここまで多忙なのは、恐らくそれと関係しているだろう事は容易に予想がつく。楼主や遣手が陸奥の行動を優先させるのは、決して不思議ではない。
しかし、それと朱理とは全くの無関係だ。いくら陸奥が朱理に執着しているからと言って、そこまでの我儘を容認する理由は無い。
何か弱味でも握られているのか、遣手に強要されたのか、はたまた楼主か。
ともかく、朱理の顔が見たかった。無事で居るのか確認し、出来る事ならどうなっているのか問いたかった。
和泉は意を決し、襖を僅かに引いた。
曇天の薄明かりが差す窓枠に、朱理が顔を外へ向けて座っている。
肌蹴た襦袢に乱れた髪、力無く窓に凭れ掛けている頭に、撓垂れた手足。
襦袢の合間から見える首筋や鎖骨、内腿には、その仄暗さの中でも分かる程、くっきりと鬱血の痕が残っている。
和泉は思わず手で口元を覆った。予想以上に酷い有様に、鼻の奥につんとした痛みが突き抜け、目頭が熱くなる。
うっかりすると悲鳴を上げそうになるのを唇を噛んで耐え、静かに襖を閉めて廊下にへたり込んだ。
どうしてそうなったのか、どう言う事なのか、全く分からない。憔悴しきった朱理の姿に、頭が真っ白になった。
身体の震えが止まらず、立ち上がれずに居ると、傍から白い手が差し出された。苦しそうに眉根を寄せた東雲だ。
いつまでもそうして蹲っている訳にもいかず、和泉は東雲に支えられて、その場を後にした。
────────────────
東雲と共に自室へ戻ると、和泉は切羽詰まった声で詰問した。
「一体どうなってる!? お前、何か聞いていないのか!?」
「和泉、落ち着いて下さい。貴方の気持ちは分かりますが……」
「あれは何だ!! 陸奥さんは彼奴に何をしたんだ!?」
「その……朱理の望んだ事だ、と……。乱暴はされていないそうなので、大丈夫ですよ」
「……お前、あの姿を見て大丈夫だなんて、よく言えたな……。朱理とは話したのか?」
「ええ……先程、少し。陸奥太夫に身上がりを許したのは、確かに自分の意思だと……。本来ならば一日という話だったそうですが、陸奥太夫の気が済むまで付き合うと、朱理太夫からの口添えがあったようです……」
和泉は、ぐっと唇を噛んだ。何故、などと東雲に聞いたところで、分かりはしないだろう。
「それで、その……鬱血痕が酷く、流石にあの姿で仕事に出るのは難しいという事で、落ち着くまで数日、見世は休む事になりました。疲れたので、部屋には誰も入れないで欲しいと言われています」
「……遣手は何と言ってる」
「特に、何も……。彼らの好きにさせろと言付かっただけで……」
「……なんだそれ……。この前の楼主と同じじゃないか。まるで使い捨ての道具だな……」
吐き捨てられた和泉の台詞に、東雲も奥歯を噛み締める。
「……陸奥太夫は今、かなり重大な事に当たっている様なので……彼が良いと言うなら、遣手も大目に見たのではないでしょうか」
「俺にだって、それくらい分かる。最悪の場合、此処の顧客が半数以下になるかもしれない事もな。だからって……なんで彼奴が犠牲にならなきゃいけないんだ! いつも、いつも……どうして彼奴ばかり……ッ」
消え入る語尾に、東雲は返す言葉も無く押し黙った。
朱理の自己犠牲を厭わない性分は、二人とも重々、承知している。寧ろ、率先して自らを傷付ける傾向がある事もだ。
遣手がそれを熟知した上での判断だという事も、分かっている。
しかし、だからこそ余計に解らないのだ。
そんな不安定な彼を知っているからこそ、過剰なまでに寄り添っていたのではなかったのか。遣手だけではなく、和泉は親しい友人として、東雲は同僚として見守ってきた。
今、水面下で起きている事態がかなり深刻だという事は分かる。見世の存続に影響しかねない問題に発展する可能性がある事も、そうならない為に陸奥が東奔西走している事も、理解出来る。
遣手は一人の娼妓より、見世全体を守る判断を下したのだ。そして恐らく、朱理もその意図を察している。
和泉たちも、それが正しいと頭では分かっているが、簡単に割り切る事は出来なかった。
「食事などはきちんと摂らせる様に、私も尽力します……。だから、貴方はあまり思い詰めないで下さい……」
「……ああ、分かっている。すまない……」
「いえ、良いんです……」
ぽつり、ぽつりと言葉を交わしつつ、沈痛な空気が部屋を満たしていた。
────────────────
東雲が出て行った後、和泉は文机の前で煙草に火を点けた。
卓上の灰皿は、和泉が太夫に格上げされた時、朱理から貰ったHERMESのガダルキヴィールだ。
四角い白磁に、赤く派手な模様の描かれたそれは、和泉の趣味と言うより朱理の好みが前面に押し出されていて、思わず笑ってしまった事を思い出す。
自分が笑うのを見て、彼もまた、困った様に笑っていた。
──朱理はいつもそうだ。
出会って直ぐに分かった。
誰よりも自由奔放に見えて、その実、誰よりも人の顔色を窺う性格なのだと。
誰の為の笑顔なのか、誰の為の犠牲なのか。
他人を傷つけない為に、自分が傷つく事が絆ではないと教えてやりたい。
ただ、ありのままで居れば良いと伝えたい。
けれど、全ての物事は朱理の中をすり抜けていってしまう。
解らないふりをして、気付かないふりをして、忘れたふりばかりが巧いのだ。
それでも忘れきれずに苦しむ姿は、見るに堪えないというのに──
「……またそうやって、お前は一人で抱え込むんだな……」
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