大嫌いな幼馴染みは嫌がらせが好き

ヘタノヨコヅキ@商業名:夢臣都芽照

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オマケ話【ミルクをかけたら大きくなれる?】

4 * 了

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 口から、美鶴の指が引き抜かれる。


「――ん、は……っ! ……み、つる……っ! さっきから、なにしてるんだよ……っ!」
「分かってんのに訊くんじゃねェよ」


 笑った美鶴が突然、俺の髪を掴んだ。

 そのまま、俺の頭を美鶴の股間に引き寄せる。


「指の次はこっちだ。……できるよな、真冬?」
「く……っ!」


 疑問形なくせに、逆らうという選択肢は与えられない。
 片手で頭をホールドされて、オマケに楽しそうな声。

 ――結論。俺は美鶴に、逆らえない。

 そもそも……俺はベッドに座った時点で、負けが確定していたようなものだったんだ。

 ゆっくりと、美鶴が穿いているズボンのチャックを下ろす。
 そのまま下着からペニスを出して、舌を這わせた。


「……んっ、む……んくっ、は……っ」


 ピチャピチャと淫猥な音を響かせているというのに、美鶴はそれでも牛乳を俺の体にかけていく。


「やっ、ぁんっ…!」
「体の全部で牛乳浴びたら、チビなお前でも大きくなれるんじゃねェか?」


 俺の体に垂らした牛乳を、美鶴は指で弄ぶ。


「現に。……ここは、大きくなってんだしな?」
「ふ、っ」


 そう言い、美鶴は冷えた牛乳瓶を、俺のペニスにグリグリと押し付けた。


「んんぅ……! んっ、んぅ……っ!」
「あぁ、顔にミルクが足りねェな?」


 突然。
 美鶴が、俺の口からペニスを抜いた。

 そして、そのまま……。


「ひ、ぃう……っ!」


 美鶴は、俺に……が、顔射……して、きた。
 そのまま、美鶴は満足そうな顔をする。

 俺の頬に、自分のペニスを擦りつけながら。


「ぁ、ん……っ」
「よく考えたらまだ……ナカにミルク、入れてなかったなァ?」


 ――オヤジか!

 ――『牛乳』じゃなくて『ミルク』って言い方をやめろ!

 そんなツッコミは、正直、出てきた。

 美鶴の表情に悪意しか感じないとか、そもそも美鶴の言う『ミルク』じゃ身長は伸びないとか……もっと、沢山の文句も。

 いろいろ、言いたかった。

 ……でも。


「――は、早く……っ」


 さっきも言ったけど。

 ――俺は、指を舐めさせられた段階で……変な気分になっていた。


「ミルク、よこせよ……美鶴、っ」


 熱に浮かされた俺の頭では、美鶴相手に文句なんて。

 言えるはずも、なかったのだ。





 次の月曜日。

 俺は美鶴と一緒に、保健室へ来ていた。


「美鶴、どうだ?」


 美鶴に身長を測ってもらい、俺は返事を待つ。

 だが、美鶴は口を開こうとしない。


「…………」
「……美鶴? どうした?」
「……いや、そうだな。……お前は、そのままが一番可愛いと俺様は思――オイ、真冬。いきなり殴ろうとしてくんなよ……!」
「お前に頼った俺が馬鹿だった!」


 あぁ、神様。

 たった……たった一センチを。
 どうか、どうか俺に……恵んでください。

 美鶴の身長を奪ってでもいいので、本当に……マジで。

 ……切実に。





オマケ話【ミルクをかけたら大きくなれる?】 了




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感想 2

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みんなの感想(2件)

わさわ
2022.05.15 わさわ

めちゃめちゃ神作品です!!
私の好みで超どタイプでした!
全部一気に読んじゃいました!w

ヘタノヨコヅキ@商業名:夢臣都芽照
2022.05.15 ヘタノヨコヅキ@商業名:夢臣都芽照

わさわ様へ
コメントありがとうございます!
ひゃ~!/// なんて最大級の褒め言葉! ありがとうございます! ありがとうございます~!///
わさわ様の好み&どタイプでとっても嬉しいです!/// そして、一気に読んでくださっただなんて……!!/// 楽しんでいただけましたら幸いです!( *´艸`)

解除
木樫
2021.04.27 木樫

他のサイトで楽しく読んでましたヾ(*´ω`*)ノ
オレ様で不器用な美鶴んが大好きですぞ……!
もはや喋ってるだけでにやけている時がありますw
これからも応援しています(`・ω・´)

ヘタノヨコヅキ@商業名:夢臣都芽照
2021.04.27 ヘタノヨコヅキ@商業名:夢臣都芽照

木樫様
コメントありがとうございます!^^
美鶴のことを褒めていただき、ありがとうございます……!/// 作者としましても美鶴は一生懸命(語弊?)な奴なので、応援したい気持ちであります……!

解除

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