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【愛[母性]】 *

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 奥まで男根を受け止めた三木は、自身を抱く間島に強く抱きつき、息を深く吐いた。


「はぁ……っ、まー君の、凄く……おっきい」
「好き?」
「す、好きって……そ、そんなこと、訊いちゃいけません」
「……分かった」


 動きを止めていた間島の呟きに、三木は一瞬だけ違和感を覚える。
 普段なら『なんで』と訊き返してくる間島が、珍しく引き下がったからだ。

 ──しかし、間島は間島だった。


「──ぃ、あぁっ!」


 ピタリと動きを止めていた間島が、急に腰を引く。
 かと思えば突然、腰を深く沈めたのだ。
 予想だにしていなかった動きに、三木は悲鳴のような声を上げる。

 体をビクリと震わせた三木を見下ろして、間島が口角をニヤリと吊り上げた。


「ママは素直じゃないから、エッチな体に直接訊く」
「な、に……言って──ぁあっ、やっ!」
「ママ? 僕にこうしてお尻を犯されるの、好き?」
「う、動いちゃ──ゃあ、あっ、あっ!」


 三木の制止を無視し、間島は三木の内側を自身の熱で擦り上げながら訊ねる。
 それは半ば、独り言のようだ。


「奥に挿れると、キュウッて締まる。ヤッパリ、ママは大きいのが好きなんだね」
「ちがっ、違うの、それは──あっ!」
「抜こうとすると、ナカがヤダヤダってしてる。ママはエッチだ」


 声はとても穏やかなのに、腰遣いは全く穏やかじゃない。三木がどれだけ頭を振っても、間島は決して動きを緩めなかった。

 ただ奥を突くという単純な動きだけではなく、角度を変えて抉るように、男根が突き挿れられる。

 間島との性行為で後ろが性感帯となった三木は、当然乱れた。


「あっ、ぁあっ! まー君、いきなりそんなっ、だめっ、ぃあっ!」
「ママ……ッ!」
「ま、また、大きく……っ! まー君、ふぁっ、あっ!」


 自身にしがみついたまま喘ぐ三木を、間島は見下ろす。
 綺麗な顔はだらしなく緩み、誰もが憧れる体は女のように犯されている。

 ──そんな姿を独占できている自分は、なんて幸せなんだろう。

 ──それは、間島の本心だ。


「ママ、好き、大好き……っ! ねぇ、ママは? ママは僕のこと、好き?」


 間島は三木を抱き締め、その胸に顔を寄せる。
 ツンと尖った乳首に舌を這わせ、全体を舐めるようにして吸うと……三木は背をしならせた。


「ふぁっ、あぁっ! ま、まぁくっ、好き……っ! ママも、まー君のこと……大好き、だよっ!」
「ッ! ママ、ママ……ッ!」


 本能のままに突き挿れられる間島の男根に、三木の体が昂らないわけがない。
 ましてや、先ほど感度を高められたばかりの胸まで愛撫されて、平気なわけもなかった。


「ま―君、まー君っ! ママ、また……っ! 出ちゃう、出ちゃうから……あぁ、やっ!」
「うん、うん……ッ! 僕も、僕もママのナカに……ッ!」


 間島が宣言すると同時に、三木の奥深くへ逸物を打ち付ける。

 ──それを合図に、間島と三木は同時に……射精した。

 息を荒げる二人だったが、先に口を開いたのは間島だ。


「ママ……ッ。ベッドで、もう一回……ッ」


 甘えるように見つめる間島を見上げて、三木は笑顔を浮かべて……。


「うん。ベッド、行こっか……っ?」


 承諾した。 




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