22 / 29
第9話【現実】
後編
しおりを挟む《出よ!街づくりキット!》
さぁさぁ~!造っていきましょう~!
先ずは、地図通りに木を置いて~
これ!?素材、プラとか発砲スチロールかと
思ったのに!本物か!?
リアルがミニチュアになってるのか!?
匂いが森林の匂いするじゃん!!
まさか!この家とか、道路も!?
色んなパーツあるけど、全部ホンモノ!!
女神像まであるんだけど!?
だから、魔力流すと街になっても住めるのか~
よーしよしよし!どんどんパーツ置いてくぞ!
山がここで、木がこの辺。
砂浜と桟橋を、ここにこうして~
港を海の沖に造るから
砂浜から沖に向かってアーチ橋を置いて~
港は、沖合に人工島置いて、橋と繋げて~
船は後でよし!
あ!海の魔物が来たら危ないから
結界張らなきゃ!
このまま模型作って
設計図代わりにしようと思ったけど……
折角の<魔法街づくりキット>だしな!
ある程度パーツ置いたら、魔力流そう~!
え?ズルい?開拓はそうじゃないとな?
いいのいいの!
ほら、キノコちゃんの国造るし!
農業区域は、畑耕して野菜植えたり
工業区域に鍛冶場作ったりするし?
街並みはちゃんと造るって~(汗)
「リョウゴさん!戻りました。
この島素晴らしいですよ!
奥の方へ行くと、色んな野菜や果物が
そこら中にあるんです!
これと鉱山!あの山、洞窟になってましてね!
中が複数に枝分かれしてましてね!
鉱石やら魔石が沢山あったんです!
ミスリル!オリハルコン!アダマンタイト!
これは、同胞も絶対喜びますよ!」
「エンザイムさん、おつかれ~!
野生の野菜や果物ですか!?
それに、ミスリルとかオリハルコン!
出たよファンタジー!
それは見に行かないと!
この模型作り終わったら案内して下さい~!」
「これが<街づくりキット>なる物ですね!
これも素晴らしい!私も一緒にやっていいですか?
いえ!是非やらせて下さい!」
「ええ、是非一緒にやりましょう~
アチャさん達、鉱石たくさんあるって聞いたら
喜びそうだよね~
まだ、来るかわからないけどね~」
ミスリルとかオリハルコンなんて
ドワーフが喜びそうじゃん?
「アチャ達ですか?来ますよ彼等は。
弟子達の手前、ああ言わないと、
示しがつかないですからね。
私1人先に来ましたけど、
レーガーのあの顔見ませんでした?
行きたくても行けない悔しそうな顔!
鼻で笑ってやりましたよ!フフフ」
レーガーさん?
.........あ~、確かに表情が“絶望”って感じだったかも?
エンザイムさんの黒い一面見たり!!
「そうか~。
じゃあ、ここの山の付近に鍛冶場とか工場、
エンザイムさんの研究室を作りましょう~!
建物は現場行ってから造りましょうか~。
先ずは、この整地してある所に
道を造ろうと思ってるんですよ。
家は、後で建てるとして。先ずは道ですね」
「鍛冶場に工場ですって!?造って頂けるのですか!
ありがとうございます!!
建物造りが得意な同胞もいるのです!
今まで造れなくて燻ってたんですよ。
これは喜びます!早く連れて来たくなりました!
道を造るですか?石畳にしますか?
石工も同胞にいますよ!」
石畳か!馬車で走るとガッタガタして
ケツが割れそうだな!元から割れてますけど~(笑)
アスファルトに出来ないかな~
街づくり終わったら、
自転車で見て回りたいから、
走りやすい道が良いんだよなぁ~
車も考えたんだけどね~
環境にも悪いし、キノコちゃん達踏みそうじゃん!
だから、危ないからやめたのだ!
「石畳じゃなくて、アスファルトって言って、
アスファルト混合物、
原油とか砕石とかの材料で造る人工道の事ね!
ドワーフなら、綺麗に作れそうだよね~」
「アスファルト?ですか?知らないですね。
研究の材料にいいですね!
私は、未知な鉱石や資材があると
ワクワクしましてね。
リョウゴさんといると研究心がウズウズします!
ドワーフは物作りのプロですからね、
きっと作れると思いますよ。
それよりリョウゴさん、お腹が空いてきましたね
お酒があれば食べなくてもいいんですが、
ここにお酒は無さそうですしね」
「あ!さっき聞こうと思ってたんですよ!
俺は先に食べちゃいました。
酒も有りますよ~
ちょっと休憩がてら、飲みますか!
サンドイッチと唐揚げ、パリキャベね
それと、ビール!」
パリキャベ!これ美味しいんだよね~
酒のツマミにピッタリ!
キャベツを適当に毟って、
塩昆布とごま油、塩と醤油に白ごまと
細切り唐辛子と一緒にポリ袋に入れて
もみもみもみで、出来上がり~!
「.........ビミ…ニオイ…クンクン…タベル…」
「おや?さっきの精霊様ですね。
先程はありがとうございました。
それにしても、こちらの料理は初めて見ますね。
このサンドイッチでしたか?パニーノに似てますね
唐揚げ?はお肉ですか?
パリキャベのこの野菜はカヴォロですね?
それとビールですか?エールではなく?
このグラスはガラスですか!
これを作った職人は.....」
「はいはいはい!ストップ!エンザイム!
止まって!研究心は、あっちに置いといて!
先ず食べようか!飲もうか!ね?
ほら、オスクリタも食べよう~!」
やめてよね~(汗)
エンザイムって、普通に喋ってる分には
良い奴なんだけどさ、
学者肌だから、気になりだしたら
止まらないもんな~
「リョウゴさん、すみません。
気になったら止まらなくなるんですよ。
グビッグビッ.........!?!?
こ、これは!エールでは無いのですか!
なんという喉越し!芳醇な香り!
泡立つ金色の美酒、ビール!
これは芸術品!大地の恵み!お酒の神様!
一口飲めば、舌の上で踊り出す!
ビール、それは喜びを彩る酒!」
「…………オスクリタ、エンザイムが壊れた
なんか語り出したな…グビッ…
ビールは美味いな…グビッ…」
「…………ククク…ビール…オドリダス…
サケ…カミサマ…ククク…」
さぁさぁ~!造っていきましょう~!
先ずは、地図通りに木を置いて~
これ!?素材、プラとか発砲スチロールかと
思ったのに!本物か!?
リアルがミニチュアになってるのか!?
匂いが森林の匂いするじゃん!!
まさか!この家とか、道路も!?
色んなパーツあるけど、全部ホンモノ!!
女神像まであるんだけど!?
だから、魔力流すと街になっても住めるのか~
よーしよしよし!どんどんパーツ置いてくぞ!
山がここで、木がこの辺。
砂浜と桟橋を、ここにこうして~
港を海の沖に造るから
砂浜から沖に向かってアーチ橋を置いて~
港は、沖合に人工島置いて、橋と繋げて~
船は後でよし!
あ!海の魔物が来たら危ないから
結界張らなきゃ!
このまま模型作って
設計図代わりにしようと思ったけど……
折角の<魔法街づくりキット>だしな!
ある程度パーツ置いたら、魔力流そう~!
え?ズルい?開拓はそうじゃないとな?
いいのいいの!
ほら、キノコちゃんの国造るし!
農業区域は、畑耕して野菜植えたり
工業区域に鍛冶場作ったりするし?
街並みはちゃんと造るって~(汗)
「リョウゴさん!戻りました。
この島素晴らしいですよ!
奥の方へ行くと、色んな野菜や果物が
そこら中にあるんです!
これと鉱山!あの山、洞窟になってましてね!
中が複数に枝分かれしてましてね!
鉱石やら魔石が沢山あったんです!
ミスリル!オリハルコン!アダマンタイト!
これは、同胞も絶対喜びますよ!」
「エンザイムさん、おつかれ~!
野生の野菜や果物ですか!?
それに、ミスリルとかオリハルコン!
出たよファンタジー!
それは見に行かないと!
この模型作り終わったら案内して下さい~!」
「これが<街づくりキット>なる物ですね!
これも素晴らしい!私も一緒にやっていいですか?
いえ!是非やらせて下さい!」
「ええ、是非一緒にやりましょう~
アチャさん達、鉱石たくさんあるって聞いたら
喜びそうだよね~
まだ、来るかわからないけどね~」
ミスリルとかオリハルコンなんて
ドワーフが喜びそうじゃん?
「アチャ達ですか?来ますよ彼等は。
弟子達の手前、ああ言わないと、
示しがつかないですからね。
私1人先に来ましたけど、
レーガーのあの顔見ませんでした?
行きたくても行けない悔しそうな顔!
鼻で笑ってやりましたよ!フフフ」
レーガーさん?
.........あ~、確かに表情が“絶望”って感じだったかも?
エンザイムさんの黒い一面見たり!!
「そうか~。
じゃあ、ここの山の付近に鍛冶場とか工場、
エンザイムさんの研究室を作りましょう~!
建物は現場行ってから造りましょうか~。
先ずは、この整地してある所に
道を造ろうと思ってるんですよ。
家は、後で建てるとして。先ずは道ですね」
「鍛冶場に工場ですって!?造って頂けるのですか!
ありがとうございます!!
建物造りが得意な同胞もいるのです!
今まで造れなくて燻ってたんですよ。
これは喜びます!早く連れて来たくなりました!
道を造るですか?石畳にしますか?
石工も同胞にいますよ!」
石畳か!馬車で走るとガッタガタして
ケツが割れそうだな!元から割れてますけど~(笑)
アスファルトに出来ないかな~
街づくり終わったら、
自転車で見て回りたいから、
走りやすい道が良いんだよなぁ~
車も考えたんだけどね~
環境にも悪いし、キノコちゃん達踏みそうじゃん!
だから、危ないからやめたのだ!
「石畳じゃなくて、アスファルトって言って、
アスファルト混合物、
原油とか砕石とかの材料で造る人工道の事ね!
ドワーフなら、綺麗に作れそうだよね~」
「アスファルト?ですか?知らないですね。
研究の材料にいいですね!
私は、未知な鉱石や資材があると
ワクワクしましてね。
リョウゴさんといると研究心がウズウズします!
ドワーフは物作りのプロですからね、
きっと作れると思いますよ。
それよりリョウゴさん、お腹が空いてきましたね
お酒があれば食べなくてもいいんですが、
ここにお酒は無さそうですしね」
「あ!さっき聞こうと思ってたんですよ!
俺は先に食べちゃいました。
酒も有りますよ~
ちょっと休憩がてら、飲みますか!
サンドイッチと唐揚げ、パリキャベね
それと、ビール!」
パリキャベ!これ美味しいんだよね~
酒のツマミにピッタリ!
キャベツを適当に毟って、
塩昆布とごま油、塩と醤油に白ごまと
細切り唐辛子と一緒にポリ袋に入れて
もみもみもみで、出来上がり~!
「.........ビミ…ニオイ…クンクン…タベル…」
「おや?さっきの精霊様ですね。
先程はありがとうございました。
それにしても、こちらの料理は初めて見ますね。
このサンドイッチでしたか?パニーノに似てますね
唐揚げ?はお肉ですか?
パリキャベのこの野菜はカヴォロですね?
それとビールですか?エールではなく?
このグラスはガラスですか!
これを作った職人は.....」
「はいはいはい!ストップ!エンザイム!
止まって!研究心は、あっちに置いといて!
先ず食べようか!飲もうか!ね?
ほら、オスクリタも食べよう~!」
やめてよね~(汗)
エンザイムって、普通に喋ってる分には
良い奴なんだけどさ、
学者肌だから、気になりだしたら
止まらないもんな~
「リョウゴさん、すみません。
気になったら止まらなくなるんですよ。
グビッグビッ.........!?!?
こ、これは!エールでは無いのですか!
なんという喉越し!芳醇な香り!
泡立つ金色の美酒、ビール!
これは芸術品!大地の恵み!お酒の神様!
一口飲めば、舌の上で踊り出す!
ビール、それは喜びを彩る酒!」
「…………オスクリタ、エンザイムが壊れた
なんか語り出したな…グビッ…
ビールは美味いな…グビッ…」
「…………ククク…ビール…オドリダス…
サケ…カミサマ…ククク…」
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ふつつかものですが鬼上司に溺愛されてます
松本尚生
BL
「お早うございます!」
「何だ、その斬新な髪型は!」
翔太の席の向こうから鋭い声が飛んできた。係長の西川行人だ。
慌てん坊でうっかりミスの多い「俺」は、今日も時間ギリギリに職場に滑り込むと、寝グセが跳ねているのを鬼上司に厳しく叱責されてーー。新人営業をビシビシしごき倒す係長は、ひと足先に事務所を出ると、俺の部屋で飯を作って俺の帰りを待っている。鬼上司に甘々に溺愛される日々。「俺」は幸せになれるのか!?
俺―翔太と、鬼上司―ユキさんと、彼らを取り巻くクセの強い面々。斜陽企業の生き残りを賭けて駆け回る、「俺」たちの働きぶりにも注目してください。
僕たち、結婚することになりました
リリーブルー
BL
俺は、なぜか知らないが、会社の後輩(♂)と結婚することになった!
後輩はモテモテな25歳。
俺は37歳。
笑えるBL。ラブコメディ💛
fujossyの結婚テーマコンテスト応募作です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる