14 / 29
第6話【取引】
前編 *
しおりを挟む
――初めての肛門を使った性交に、真駒は生理的な涙を流す。
「い、痛い……です、痛い……ッ」
硬く反り立った椎葉の逸物が、大した準備もされていない真駒の肛門に深々と突き挿れられる。女の秘所のように濡れることがない器官で、逸物を受け入れるだなんて無茶な話だ。真駒はみっともなく泣き出しながら、自身を犯す椎葉を見上げた。
「痛い?」
「痛い……っ! 痛い、です、課長……っ」
「そうだろうね」
椎葉は逸物を引き抜くことはせず、無理矢理奥へと突き穿つ。その痛みに、真駒は体を硬直させた。
「痛くて当然だよ。痛くなるように抱いてるんだから、さっ」
「ぃあッ!」
語尾に合わせて腰を動かされ、真駒は短い悲鳴をあげながら絨毯を握り締める。
「やだ、嫌……痛いの、嫌、です……ッ」
「『嫌』? 君がそれを言うの?」
少しだけ引き抜いたかと思うと、もう一度乱暴に突き挿れられ……真駒は想像を絶する痛みから、涙をとめどなく溢れさせた。
そんな真駒を、椎葉が満足そうに眺める。
「僕の首を絞めた自分は、棚に上げるんだ?」
「ッ!」
「あはっ! いいね、その顔……最高だよ!」
「ひあッ! い、いたい、痛い……ッ!」
真駒が涙を流す度、椎葉の逸物は更に熱を帯びた。硬度を増し、大きくなる椎葉の逸物に……真駒は恐怖する。
――まるで、凶器だ。
「いだッ、痛いッ! や、いや、だ……ッ!」
「あはは! 痛いよね? いいんだよ、もっと泣いても。君が泣けば泣く程、僕は悦ぶだけだからさっ!」
「あぁッ!」
椎葉の腰遣いがより一層激しいものとなる。肛門の内側を逸物で擦られる度に、真駒の体には激痛が走った。
痛みに顔を歪めれば、椎葉は悦ぶ。
『痛い』と口に出して苦しめば、椎葉は笑う。
涙を流せば、椎葉の逸物で激しく犯される。
それでも真駒は、椎葉を突き飛ばすことができなかった。涙で視界が滲むのに、目を閉じられない理由もある。
――真駒の視線は、椎葉の首を捉えて逸らさない。
「犯されて、痛くて辛くて泣いてるのに……君のココは、こんなにも熱い」
「は、ぁ……ッ!」
椎葉の首を眺めているだけで、真駒の逸物は驚く程熱を帯びる。肛門に与えられる痛みは薄まらないのに、それでも真駒の逸物は萎えることなく反り立ったままだ。
真駒の逸物を椎葉が指で撫でると、真駒が甘い吐息を漏らす。それを聞いた椎葉は、可笑しそうに口元を緩めた。
「後ろも締まった……可愛い」
「や、あッ! 痛い、やぁ……ッ!」
「こんなに締め付けといて、何が嫌なの?」
真駒の逸物は、限界寸前だ。
――それもそうだろう。
真駒の目の前には、自身が最も興奮する椎葉の首があるのだから。
「い、痛い……です、痛い……ッ」
硬く反り立った椎葉の逸物が、大した準備もされていない真駒の肛門に深々と突き挿れられる。女の秘所のように濡れることがない器官で、逸物を受け入れるだなんて無茶な話だ。真駒はみっともなく泣き出しながら、自身を犯す椎葉を見上げた。
「痛い?」
「痛い……っ! 痛い、です、課長……っ」
「そうだろうね」
椎葉は逸物を引き抜くことはせず、無理矢理奥へと突き穿つ。その痛みに、真駒は体を硬直させた。
「痛くて当然だよ。痛くなるように抱いてるんだから、さっ」
「ぃあッ!」
語尾に合わせて腰を動かされ、真駒は短い悲鳴をあげながら絨毯を握り締める。
「やだ、嫌……痛いの、嫌、です……ッ」
「『嫌』? 君がそれを言うの?」
少しだけ引き抜いたかと思うと、もう一度乱暴に突き挿れられ……真駒は想像を絶する痛みから、涙をとめどなく溢れさせた。
そんな真駒を、椎葉が満足そうに眺める。
「僕の首を絞めた自分は、棚に上げるんだ?」
「ッ!」
「あはっ! いいね、その顔……最高だよ!」
「ひあッ! い、いたい、痛い……ッ!」
真駒が涙を流す度、椎葉の逸物は更に熱を帯びた。硬度を増し、大きくなる椎葉の逸物に……真駒は恐怖する。
――まるで、凶器だ。
「いだッ、痛いッ! や、いや、だ……ッ!」
「あはは! 痛いよね? いいんだよ、もっと泣いても。君が泣けば泣く程、僕は悦ぶだけだからさっ!」
「あぁッ!」
椎葉の腰遣いがより一層激しいものとなる。肛門の内側を逸物で擦られる度に、真駒の体には激痛が走った。
痛みに顔を歪めれば、椎葉は悦ぶ。
『痛い』と口に出して苦しめば、椎葉は笑う。
涙を流せば、椎葉の逸物で激しく犯される。
それでも真駒は、椎葉を突き飛ばすことができなかった。涙で視界が滲むのに、目を閉じられない理由もある。
――真駒の視線は、椎葉の首を捉えて逸らさない。
「犯されて、痛くて辛くて泣いてるのに……君のココは、こんなにも熱い」
「は、ぁ……ッ!」
椎葉の首を眺めているだけで、真駒の逸物は驚く程熱を帯びる。肛門に与えられる痛みは薄まらないのに、それでも真駒の逸物は萎えることなく反り立ったままだ。
真駒の逸物を椎葉が指で撫でると、真駒が甘い吐息を漏らす。それを聞いた椎葉は、可笑しそうに口元を緩めた。
「後ろも締まった……可愛い」
「や、あッ! 痛い、やぁ……ッ!」
「こんなに締め付けといて、何が嫌なの?」
真駒の逸物は、限界寸前だ。
――それもそうだろう。
真駒の目の前には、自身が最も興奮する椎葉の首があるのだから。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説

ハルとアキ
花町 シュガー
BL
『嗚呼、秘密よ。どうかもう少しだけ一緒に居させて……』
双子の兄、ハルの婚約者がどんな奴かを探るため、ハルのふりをして学園に入学するアキ。
しかし、その婚約者はとんでもない奴だった!?
「あんたにならハルをまかせてもいいかなって、そう思えたんだ。
だから、さよならが来るその時までは……偽りでいい。
〝俺〟を愛してーー
どうか気づいて。お願い、気づかないで」
----------------------------------------
【目次】
・本編(アキ編)〈俺様 × 訳あり〉
・各キャラクターの今後について
・中編(イロハ編)〈包容力 × 元気〉
・リクエスト編
・番外編
・中編(ハル編)〈ヤンデレ × ツンデレ〉
・番外編
----------------------------------------
*表紙絵:たまみたま様(@l0x0lm69) *
※ 笑いあり友情あり甘々ありの、切なめです。
※心理描写を大切に書いてます。
※イラスト・コメントお気軽にどうぞ♪
ヤンキーDKの献身
ナムラケイ
BL
スパダリ高校生×こじらせ公務員のBLです。
ケンカ上等、金髪ヤンキー高校生の三沢空乃は、築51年のオンボロアパートで一人暮らしを始めることに。隣人の近間行人は、お堅い公務員かと思いきや、夜な夜な違う男と寝ているビッチ系ネコで…。
性描写があるものには、タイトルに★をつけています。
行人の兄が主人公の「戦闘機乗りの劣情」(完結済み)も掲載しています。
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました
葉月めいこ
BL
紳士系ヤクザ×ツンデレ大学生の年の差ラブストーリー
最悪な展開からの運命的な出会い
年の瀬――あとひと月もすれば今年も終わる。
そんな時、新庄天希(しんじょうあまき)はなぜかヤクザの車に乗せられていた。
人生最悪の展開、と思ったけれど。
思いがけずに運命的な出会いをしました。
僕たち、結婚することになりました
リリーブルー
BL
俺は、なぜか知らないが、会社の後輩(♂)と結婚することになった!
後輩はモテモテな25歳。
俺は37歳。
笑えるBL。ラブコメディ💛
fujossyの結婚テーマコンテスト応募作です。
思い出して欲しい二人
春色悠
BL
喫茶店でアルバイトをしている鷹木翠(たかぎ みどり)。ある日、喫茶店に初恋の人、白河朱鳥(しらかわ あすか)が女性を伴って入ってきた。しかも朱鳥は翠の事を覚えていない様で、幼い頃の約束をずっと覚えていた翠はショックを受ける。
そして恋心を忘れようと努力するが、昔と変わったのに変わっていない朱鳥に寧ろ、どんどん惚れてしまう。
一方朱鳥は、バッチリと翠の事を覚えていた。まさか取引先との昼食を食べに行った先で、再会すると思わず、緩む頬を引き締めて翠にかっこいい所を見せようと頑張ったが、翠は朱鳥の事を覚えていない様。それでも全く愛が冷めず、今度は本当に結婚するために翠を落としにかかる。
そんな二人の、もだもだ、じれったい、さっさとくっつけ!と、言いたくなるようなラブロマンス。


好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる