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32話 蒼 零士
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コンビニで買ったショートケーキを2切、1枚のお皿に並べる。さらに余白にチョコペンで文字を書く。
“りん♡ちづ 1ヶ月記念”
「凛くん笑ってー♡」
凛にお皿を持たせて千鶴はスマホで何枚も撮影した。
「本当に凛くんと付き合ってから毎日が夢みたい…(に、創作BLがスラスラ書けます!行きてて毎日たのしい!)」
「俺も♡」
凛の部屋で見てるほうが恥ずかしくなる会話をしていた2人をスマホの着信音が引き裂いた。
「ちっ…お兄ちゃん…」
「なんか家の用事じゃない?出ていいよ♡」
日曜日の夕方6時。たしかになんか用がありそうだ。しぶしぶ電話に出た。
「もしもし千鶴、保険証と子供の医療費無料になる紙がどこにあるか知ってる?明日、病院行ってから学校行きたくて」
「えぇ?なんで?怪我したん?」
「心臓が痛い」
「え?大丈夫?死ぬの?」
「いや…普通にしてたら痛くない。なんか、色々と思い出すと急にドキドキが早くなってヤバい」
「何を思い出すと?」
「何って…人間関係………?」
「………………。まさかレオ様のこと思い出すとドキドキするっていってる?」
ガシャ!ギターン!ゴロゴロ…
「お兄ちゃん家、雷落ちた?」
「ってぇ…千鶴が変なこというから椅子から落ちた」
「いいんだよ、もう私は幸せだし。気を使わなくても。はっちゃんからも聞いたし。高文展のあとにバラの咲き乱れる庭で、お兄ちゃんがレオ様にハグされてたって」
「あぁぁああああ????…あっれ…えっ、あ……見られてたの………違っ、あれは復讐されてて…………」
凛と付き合っているリアルタイムな経験を1日2万文字の創作BL小説を書き感情消化している千鶴は悟りを開いたように穏やかだった。
「もう切るよ。しつこ…。大事なものはお母さんの寝室の花がらのタンスにあるから、そこじゃない?でも勝手に触ったら怒られるよ」
千鶴は通話を無理やり切った。
凛は不思議そうな顔で千鶴に聞いた。
「レオ先輩と千鶴の兄ちゃんって本当に付き合ってんの?腐女子がよく騒いでるけど」
「私、ボーイズラブとか、腐女子には疎くてよくわかんな…え!!!!!!!!????????」
スマホを見た千鶴が叫び声をあげた。
「どしたの?!」
「蒼 零士(あおい れいじ)が死んだ…65歳……………心不全で………」
「月影の夜明け侍シリーズの……?!」
「うわっショック…私ふつーにファンで…この人の娘と似てるってよく言われてたし、勝手に親近感あって」
「そうなん?…へー。わ、ほんとだ似てる。蒼 千夏。名前も似てる」
「うわ~まじでつらい…凛く~~~ん」
千鶴は凛の胸元に飛び込んでいった。
同時刻、中光家
「蒼 零士が心不全…で…………。俺の心臓も大丈夫か…………………」
大翔は訃報を聞いて落ち込んでいた。
彼のスマホには人工知能と会話した跡があった。
僕は15歳男子高校生です。最近、18歳の男の先輩が近くにくると心臓が痛くなります。彼は僕のことをいきなり抱きしめてくるのでびっくりします。内側から刺されるような痛みなので痛風を疑っています。他に考えられる病気はありますか?
1秒も経たずに答えが返ってきた。それは大翔が欲しい返事だった。
「15歳とのこと、心身ともに成長期で、さまざまな変化が起こる時期ですね。お気持ちお察しいたします。
心臓が痛む原因について
18歳の先輩との接触で心臓が痛むとのこと、とても心配ですね。痛風は関節の病気で、心臓の痛みとは直接の関係はありません。考えられる原因としては、いくつか可能性が考えられます。
* パニック発作: 突然の緊張や恐怖を感じると、心臓がドキドキしたり、息苦しくなったり、痛みを感じたりすることがあります。先輩との接触がトリガーとなり、パニック発作を起こしている可能性があります。
* 心身症: 心のストレスが身体の症状として現れることを心身症と言います。先輩との関係がストレスとなり、心臓の痛みとして現れているのかもしれません。
* その他の病気: 心臓の病気や、他の臓器の病気などが原因で心臓の痛みを感じる場合もあります。
考えられることと、今後の対応
* まずは安心してください: 心臓の痛みは怖いですが、必ずしも深刻な病気とは限りません。
* 抱きしめられるのが怖い:突然の接触は誰しもびっくりしますし、不快に感じる人もいます。あなたの気持ちを正直に伝えてみましょう。」
自分が八王子レオと接触すると違和感がある理由がついに分かった。真相は人工知能が知っていた。
ハトハチ推しだから、ポッと出の当て馬の自分が目立つことへの違和感だと思っていたが、それは違った。それは千鶴をはじめとした過激派腐女子洗脳されていただけの結論だった。
「心のストレスが身体の症状として現れることを心身症と言います。先輩との関係がストレスとなり、心臓の痛みとして現れているのかもしれません。」
これだ。「ストレス」これしか考えられない。
大翔はこの感情の名前がついに分かった。ストレスだ、と。
大翔は自分の右手首を眺めた。
(結局、ずっと手首を握られたままだった…)
それどころか隙を見て手をどかそうとすると、指と指を絡められて、さらに身動できなくされた。
「耳の後ろにある、ハリポタのおでこみたいな傷可愛いね」そう言うレオの手は大翔の手首をしっかり掴んで離さない。
大翔が顔を熱くしながら、お願いだから、手…やめてください…と言うと、レオはそれはそれは嬉しそうに笑っていた。
「は~!お前いじめるの楽しい~!その顔、待ってたんだよな~!」
爽やかな笑顔とゲスな発言の温度差がエグい。
レオは手をさすったり、握ったり、それはもう好きに触っていた。なのに話していることは個展のことで真面目な内容だったので、聞かないわけには行かなかった。
大翔の頭は個展の設計を真剣に考えて話しているが、心臓はずっとドキドキと脈打っていたし、右手はジンジンした。頭と体と手が別々なようで怖かった。
「まず心臓の検査をして、異常がなかったら精神科に行かなければ…」
母親が大事にしている花がらの引き出しをあさりながら大翔は考えた。
すると大翔とかかれたポーチが出てきた。
「これ怪しいな…あった!」
ポーチの中には保険証と子供医療費無料券が入っていた。さらに小さな冊子もあった。
「これは…母子手帳だ。あれ、2冊ある。…………あれ?」
大翔は母子手帳を2冊持ったまま固まってしまった。
夜ご飯
「蒼 零士……………はぁ…………」
母は暗い顔でつぶやいた。
(そういえばお母さんが蒼 零士ファンだから私もファンになったんだった)
大翔の顔も暗かった。
父は家族を見渡し「皆落ち込んでるな……」と、落ち込んだ。
テレビでは蒼 零士の特集が始まる。母がポロポロと泣き出した。
「もう16年も前に…1ヶ月間だけど…蒼 零士おっかけて東京に出たこともあるくらい…好きだったのにぃ…」
父は「母さん………」と言って背中を擦った。
母は「うっ」と言って、口元を押さえてトイレに走った。
「泣きすぎて吐いてる?」と千鶴は心配そうな顔をしながらパクパクとご飯を食べた。
大翔は黙ったまま、もくもくとご飯を口に運んだ。
「お兄ちゃん、シャー芯もってる?間違えてほっそいの買ったから交換してくれない?」
お風呂上がりでフェイスタオルを首にかけ、半袖長ズボンのさくらんぼ柄のパジャマをきた千鶴が大翔の部屋にやってきた。
大翔は慌てて机の上にあったものをうつ伏せになって隠した。
「なに今の………まさか………レオ様の裸の写真とか………?」
「そんなわけあるか!!!!」
と大翔が思わず起き上がると、千鶴は彼が隠したものヒョイと取り上げた。
「なにこれ。母子手帳じゃん。蒼 千鶴…誰の?」
母親
蒼 祥子
父親
蒼 零士
千鶴はペラペラと中身を見た。千鶴と同じ誕生日。母親の名字は違うが同じ名前。父親の名前はまるっきり違っていた。父親の名前は有名俳優と同じだった。
「もしかして、これ私の母子手帳だったりする………?」
大翔は頷いた。
「俺の保険証と一緒に入ってた。俺の母子手帳はふつーに中光でオトンとオカンの名前が書いてあって」
千鶴と顔がにている、蒼 零士の娘、千夏の存在
蒼 零士が亡くなったことに吐くほどショックを受けている母親
16年前に東京にいた母親
全てのパズルのパーツが組み合わせられた。
「私の本当のお父さんは、俳優の蒼 零士ってこと………?」
“りん♡ちづ 1ヶ月記念”
「凛くん笑ってー♡」
凛にお皿を持たせて千鶴はスマホで何枚も撮影した。
「本当に凛くんと付き合ってから毎日が夢みたい…(に、創作BLがスラスラ書けます!行きてて毎日たのしい!)」
「俺も♡」
凛の部屋で見てるほうが恥ずかしくなる会話をしていた2人をスマホの着信音が引き裂いた。
「ちっ…お兄ちゃん…」
「なんか家の用事じゃない?出ていいよ♡」
日曜日の夕方6時。たしかになんか用がありそうだ。しぶしぶ電話に出た。
「もしもし千鶴、保険証と子供の医療費無料になる紙がどこにあるか知ってる?明日、病院行ってから学校行きたくて」
「えぇ?なんで?怪我したん?」
「心臓が痛い」
「え?大丈夫?死ぬの?」
「いや…普通にしてたら痛くない。なんか、色々と思い出すと急にドキドキが早くなってヤバい」
「何を思い出すと?」
「何って…人間関係………?」
「………………。まさかレオ様のこと思い出すとドキドキするっていってる?」
ガシャ!ギターン!ゴロゴロ…
「お兄ちゃん家、雷落ちた?」
「ってぇ…千鶴が変なこというから椅子から落ちた」
「いいんだよ、もう私は幸せだし。気を使わなくても。はっちゃんからも聞いたし。高文展のあとにバラの咲き乱れる庭で、お兄ちゃんがレオ様にハグされてたって」
「あぁぁああああ????…あっれ…えっ、あ……見られてたの………違っ、あれは復讐されてて…………」
凛と付き合っているリアルタイムな経験を1日2万文字の創作BL小説を書き感情消化している千鶴は悟りを開いたように穏やかだった。
「もう切るよ。しつこ…。大事なものはお母さんの寝室の花がらのタンスにあるから、そこじゃない?でも勝手に触ったら怒られるよ」
千鶴は通話を無理やり切った。
凛は不思議そうな顔で千鶴に聞いた。
「レオ先輩と千鶴の兄ちゃんって本当に付き合ってんの?腐女子がよく騒いでるけど」
「私、ボーイズラブとか、腐女子には疎くてよくわかんな…え!!!!!!!!????????」
スマホを見た千鶴が叫び声をあげた。
「どしたの?!」
「蒼 零士(あおい れいじ)が死んだ…65歳……………心不全で………」
「月影の夜明け侍シリーズの……?!」
「うわっショック…私ふつーにファンで…この人の娘と似てるってよく言われてたし、勝手に親近感あって」
「そうなん?…へー。わ、ほんとだ似てる。蒼 千夏。名前も似てる」
「うわ~まじでつらい…凛く~~~ん」
千鶴は凛の胸元に飛び込んでいった。
同時刻、中光家
「蒼 零士が心不全…で…………。俺の心臓も大丈夫か…………………」
大翔は訃報を聞いて落ち込んでいた。
彼のスマホには人工知能と会話した跡があった。
僕は15歳男子高校生です。最近、18歳の男の先輩が近くにくると心臓が痛くなります。彼は僕のことをいきなり抱きしめてくるのでびっくりします。内側から刺されるような痛みなので痛風を疑っています。他に考えられる病気はありますか?
1秒も経たずに答えが返ってきた。それは大翔が欲しい返事だった。
「15歳とのこと、心身ともに成長期で、さまざまな変化が起こる時期ですね。お気持ちお察しいたします。
心臓が痛む原因について
18歳の先輩との接触で心臓が痛むとのこと、とても心配ですね。痛風は関節の病気で、心臓の痛みとは直接の関係はありません。考えられる原因としては、いくつか可能性が考えられます。
* パニック発作: 突然の緊張や恐怖を感じると、心臓がドキドキしたり、息苦しくなったり、痛みを感じたりすることがあります。先輩との接触がトリガーとなり、パニック発作を起こしている可能性があります。
* 心身症: 心のストレスが身体の症状として現れることを心身症と言います。先輩との関係がストレスとなり、心臓の痛みとして現れているのかもしれません。
* その他の病気: 心臓の病気や、他の臓器の病気などが原因で心臓の痛みを感じる場合もあります。
考えられることと、今後の対応
* まずは安心してください: 心臓の痛みは怖いですが、必ずしも深刻な病気とは限りません。
* 抱きしめられるのが怖い:突然の接触は誰しもびっくりしますし、不快に感じる人もいます。あなたの気持ちを正直に伝えてみましょう。」
自分が八王子レオと接触すると違和感がある理由がついに分かった。真相は人工知能が知っていた。
ハトハチ推しだから、ポッと出の当て馬の自分が目立つことへの違和感だと思っていたが、それは違った。それは千鶴をはじめとした過激派腐女子洗脳されていただけの結論だった。
「心のストレスが身体の症状として現れることを心身症と言います。先輩との関係がストレスとなり、心臓の痛みとして現れているのかもしれません。」
これだ。「ストレス」これしか考えられない。
大翔はこの感情の名前がついに分かった。ストレスだ、と。
大翔は自分の右手首を眺めた。
(結局、ずっと手首を握られたままだった…)
それどころか隙を見て手をどかそうとすると、指と指を絡められて、さらに身動できなくされた。
「耳の後ろにある、ハリポタのおでこみたいな傷可愛いね」そう言うレオの手は大翔の手首をしっかり掴んで離さない。
大翔が顔を熱くしながら、お願いだから、手…やめてください…と言うと、レオはそれはそれは嬉しそうに笑っていた。
「は~!お前いじめるの楽しい~!その顔、待ってたんだよな~!」
爽やかな笑顔とゲスな発言の温度差がエグい。
レオは手をさすったり、握ったり、それはもう好きに触っていた。なのに話していることは個展のことで真面目な内容だったので、聞かないわけには行かなかった。
大翔の頭は個展の設計を真剣に考えて話しているが、心臓はずっとドキドキと脈打っていたし、右手はジンジンした。頭と体と手が別々なようで怖かった。
「まず心臓の検査をして、異常がなかったら精神科に行かなければ…」
母親が大事にしている花がらの引き出しをあさりながら大翔は考えた。
すると大翔とかかれたポーチが出てきた。
「これ怪しいな…あった!」
ポーチの中には保険証と子供医療費無料券が入っていた。さらに小さな冊子もあった。
「これは…母子手帳だ。あれ、2冊ある。…………あれ?」
大翔は母子手帳を2冊持ったまま固まってしまった。
夜ご飯
「蒼 零士……………はぁ…………」
母は暗い顔でつぶやいた。
(そういえばお母さんが蒼 零士ファンだから私もファンになったんだった)
大翔の顔も暗かった。
父は家族を見渡し「皆落ち込んでるな……」と、落ち込んだ。
テレビでは蒼 零士の特集が始まる。母がポロポロと泣き出した。
「もう16年も前に…1ヶ月間だけど…蒼 零士おっかけて東京に出たこともあるくらい…好きだったのにぃ…」
父は「母さん………」と言って背中を擦った。
母は「うっ」と言って、口元を押さえてトイレに走った。
「泣きすぎて吐いてる?」と千鶴は心配そうな顔をしながらパクパクとご飯を食べた。
大翔は黙ったまま、もくもくとご飯を口に運んだ。
「お兄ちゃん、シャー芯もってる?間違えてほっそいの買ったから交換してくれない?」
お風呂上がりでフェイスタオルを首にかけ、半袖長ズボンのさくらんぼ柄のパジャマをきた千鶴が大翔の部屋にやってきた。
大翔は慌てて机の上にあったものをうつ伏せになって隠した。
「なに今の………まさか………レオ様の裸の写真とか………?」
「そんなわけあるか!!!!」
と大翔が思わず起き上がると、千鶴は彼が隠したものヒョイと取り上げた。
「なにこれ。母子手帳じゃん。蒼 千鶴…誰の?」
母親
蒼 祥子
父親
蒼 零士
千鶴はペラペラと中身を見た。千鶴と同じ誕生日。母親の名字は違うが同じ名前。父親の名前はまるっきり違っていた。父親の名前は有名俳優と同じだった。
「もしかして、これ私の母子手帳だったりする………?」
大翔は頷いた。
「俺の保険証と一緒に入ってた。俺の母子手帳はふつーに中光でオトンとオカンの名前が書いてあって」
千鶴と顔がにている、蒼 零士の娘、千夏の存在
蒼 零士が亡くなったことに吐くほどショックを受けている母親
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