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診察
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(健介)「おっ!やっと顔が見れたなあ。
小児科医の田中健介です。お前のことは爽希に頼まれてるからこれから主治医としてよろしくな!」
眩しい位の笑顔で僕に話しかけてくるもんだから、僕は思わず顔をプイッと横に向けた。
(健介)「ははははは(笑)仲良くしようぜ。」
先生は怒ることなく豪快に笑っていた。
(健介)
「じゃあ、そろそろ診察していこうかあー。
まずは聴診から、、、。おーい、蒼こっち向け。」
とうとう診察が始まった。
(陸斗)
「蒼くん、まだ痛いこと何にもしないから健介先生の方向いて、蒼くんの身体の音聞いてもらおうね。」
陸斗さんが優しく言ってくれたが、やっぱり「嫌だなあ~」と思っていると、ふいに僕の手から力が抜けたタイミングでクルッと身体を反転させられた。
小児科の看護師は侮れない。
(健介)
「よし、蒼やっと目があったなあ。
じゃあ、さっそく身体の音を聞かせてくれ。」
(い、いやだ)
(蒼)「うわーん(泣)」
さっきまで止まっていた涙がまたとめどなく出始めた。
(健介)
「おいおい、泣くなよー。
大丈夫だぞ、胸の音を聴くだけだから痛くないぞー。」
それでも僕にとって嫌なことにかわりなく泣き止めない。
(泣き止ま気配がないし、しょうがない!)
(健介)「よし北村、固定頼む!」
(陸斗)「わかりました。蒼くん、ごめんね~。診察中に動くと危ないから僕に少しギューとさせてねー。」
2人は僕を無視して会話を完結させ、陸斗さんが謝りながらぼくの足と手を動かないように固定し診察準備を整えた。
小児科医の田中健介です。お前のことは爽希に頼まれてるからこれから主治医としてよろしくな!」
眩しい位の笑顔で僕に話しかけてくるもんだから、僕は思わず顔をプイッと横に向けた。
(健介)「ははははは(笑)仲良くしようぜ。」
先生は怒ることなく豪快に笑っていた。
(健介)
「じゃあ、そろそろ診察していこうかあー。
まずは聴診から、、、。おーい、蒼こっち向け。」
とうとう診察が始まった。
(陸斗)
「蒼くん、まだ痛いこと何にもしないから健介先生の方向いて、蒼くんの身体の音聞いてもらおうね。」
陸斗さんが優しく言ってくれたが、やっぱり「嫌だなあ~」と思っていると、ふいに僕の手から力が抜けたタイミングでクルッと身体を反転させられた。
小児科の看護師は侮れない。
(健介)
「よし、蒼やっと目があったなあ。
じゃあ、さっそく身体の音を聞かせてくれ。」
(い、いやだ)
(蒼)「うわーん(泣)」
さっきまで止まっていた涙がまたとめどなく出始めた。
(健介)
「おいおい、泣くなよー。
大丈夫だぞ、胸の音を聴くだけだから痛くないぞー。」
それでも僕にとって嫌なことにかわりなく泣き止めない。
(泣き止ま気配がないし、しょうがない!)
(健介)「よし北村、固定頼む!」
(陸斗)「わかりました。蒼くん、ごめんね~。診察中に動くと危ないから僕に少しギューとさせてねー。」
2人は僕を無視して会話を完結させ、陸斗さんが謝りながらぼくの足と手を動かないように固定し診察準備を整えた。
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