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アナウンス
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「ギャー、、、、痛いー」「やめてー、、、いやぁー」
診察室の向こう側から子供の泣き声が止むことなく聞こえる。
(こわい、僕も何かされるのかなぁ(泣)
帰りたい、、、でも爽兄に待っててって言われたし、、)
始めの方は大人しく待てていたが、時間がたつにつれて恐怖心が大きくなり、いよいよ帰りたくなってきた。
その時、
「小山蒼くーん、小山蒼くーん、2番診察室へどうぞ。」
と運悪く呼ばれてしまった。
(い、行かなきゃっ、、、でも、行きたくない、、、)
僕がアナウンスされても一向に行かないから、アナウンスの人は聞こえてないのかと再度呼び始めた。
「小山蒼くーん、小山蒼くーん、いたら2番診察室へお入り下さい。」
それでも僕の心は重く、まったく足を進める気にはなれなかった。
(陸斗)
「君、小山蒼くんでしょう、呼ばれたよ。」
そう声を掛けてきたのはさっきの看護師さん。
身長が高くて細身の男の看護師さんで、白衣のポケットにはうさぎさんがついている。
(蒼)「はぃ、、、、、、、で、でも、、、」
僕が言い淀んでいると、その看護師さんは僕の隣の席に腰をおろした。
(陸斗)
「僕は、看護師の陸斗です。
どうしたのかなぁ~?怖くなっちゃった?」
と陸斗さんが優しく聞いてきたものだから、、、、
(蒼)
「はぃ、、、うわ~ん、行きたくない~(泣)ごめんなさい~(泣)」
僕の心は限界で、もう涙と言葉が止まらなかった。
診察室の向こう側から子供の泣き声が止むことなく聞こえる。
(こわい、僕も何かされるのかなぁ(泣)
帰りたい、、、でも爽兄に待っててって言われたし、、)
始めの方は大人しく待てていたが、時間がたつにつれて恐怖心が大きくなり、いよいよ帰りたくなってきた。
その時、
「小山蒼くーん、小山蒼くーん、2番診察室へどうぞ。」
と運悪く呼ばれてしまった。
(い、行かなきゃっ、、、でも、行きたくない、、、)
僕がアナウンスされても一向に行かないから、アナウンスの人は聞こえてないのかと再度呼び始めた。
「小山蒼くーん、小山蒼くーん、いたら2番診察室へお入り下さい。」
それでも僕の心は重く、まったく足を進める気にはなれなかった。
(陸斗)
「君、小山蒼くんでしょう、呼ばれたよ。」
そう声を掛けてきたのはさっきの看護師さん。
身長が高くて細身の男の看護師さんで、白衣のポケットにはうさぎさんがついている。
(蒼)「はぃ、、、、、、、で、でも、、、」
僕が言い淀んでいると、その看護師さんは僕の隣の席に腰をおろした。
(陸斗)
「僕は、看護師の陸斗です。
どうしたのかなぁ~?怖くなっちゃった?」
と陸斗さんが優しく聞いてきたものだから、、、、
(蒼)
「はぃ、、、うわ~ん、行きたくない~(泣)ごめんなさい~(泣)」
僕の心は限界で、もう涙と言葉が止まらなかった。
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