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3話
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「おいっ!ここ間違ってんじゃねぇかっ!仕事舐めてんじゃねぇよっ!」
社内に響き渡る怒鳴り声の主は、後輩たちや同期から鬼と恐れられている蒼井くん。彼のモットーは『自分に厳しく、他人にも厳しく』というようなものだ。
そんな彼には、想像もつかない本性がある。
それは昨日の事だ。
なんやかんやで俺の息子が男を抱いているのを見て、息子に恋したという。
今考えても理解できない。なぜ男が男を抱いているのを見て、その男を好きになるのだろうか。
後輩を絞り終えた蒼井が少しもじもじしながら近づいてくる。
「あの、今日、課長の家行ってもいいですか?」
少し内向きながら恥ずかしそうにそう言う蒼井。普段見せない表情のせいか周りがザワついている。
「まさか。息子に会うたm「べ、別に息子さんに会うためではなくっ!昨日の課長の悩みまだ解決してないんで、相談の続きをしようと思いましてっ」
図星を突かれそうになった途端慌てて否定する蒼井があまりにも面白くて少し頰が緩む。
「わかったよ。そうなら早く仕事終わらせないとな。」
そう言うと、仕事に取り掛かる。蒼井が尋常じゃないほどの勢いで仕事を終わらせた事は言うまでもない。
ーーーーーーーーーー
「あ。」
今日は一段と早く帰ってきた。すると、そこにはちょこんとソファにもたれ掛かる息子の姿があった。
「お帰り。父さん。今日も会社の人も一緒?」
そう言うと蒼井に笑顔で会釈をする息子は、昔と変わらない愛らしい天使だった。蒼井は顔を真っ赤にして固まっている。その状況にたまらず切り出す。
「俺、風呂入ってくる。」
素早く自分の下着、パジャマを取ると風呂場へ逃げる。
シャワーを頭から浴びている時、悩みも洗い流されているように感じとても心地いい。
癒された。………そう言えば息子と蒼井二人っきりにして大丈夫だっただろうか。まさか、二人でイチャラブしているのでは。
ガチャッ
「あっ。」
やはりそうだったか。案の定、ソファの上で、息子は蒼井に覆いかぶさり、今にも始まりそうな体勢だ。
「……お前ら…。」
俺は呆れたような顔をした。息子がこちらをチラリと見ると、蒼井は両手で息子の顔を掴み、自分の方を向かせると、
「俺だけを見て。まお。」
おい。なんで呼び捨てなんだよ。
風呂入ってたの10分くらいだぞ。なんでそんなに仲良くなってんだ。
心の中ではツッコミんでいるが、止められないでいると、自分の存在は忘れてられていってしまった。
息子は蒼井に顔を近づけてそのまま深いキスをする。
「んっふぅ、ふぁっすきぃっ、まぉすきぃ!」
蒼井の男前の顔がどんどんメスになっていく。目の前のショックな状況に俺は呆然と見ているしかなかった。
フリーズする俺に対し、二人は更に盛り上がっていった。
ーーーーーーー
すっかり出来上がった蒼井は股を自ら開くようになっていた。太ももを持ち上げ、真央を誘う。
「まお、入れて。」
その姿は会社にいる時の彼からは想像できないほど淫らな姿だった。
真央が腰を落としていき、蒼井は真央のものをどんどん飲み込んでいく。
ジュプッ……
「ぁあっ!」
待ちかねていたものに蒼井の身体は大きくそり、口からは甘い喘ぎしか出なかった。
快感に浸っている蒼井の身体を、揺さぶり出す。最初は緩やかな動き、だんだんとその動きを早くしていく。
パチュグチュ…
「ぁ、あんっ。まおっ、まおっ!」
体格差のせいか、蒼井が真央の身体にしがみつこうとしても、届かず、首の後ろに腕を回した体勢になっていた。
すると、蒼井は舌を出し、キスをねだり始めた。
「ぁ、まほ、きふぅひてぇ…」
この体勢じゃ無理だと思ったが、蒼井の腰を更に曲げて、キスの届く距離まで顔を近づけた。真央のものが更に深い所まで入り、蒼井の身体は痙攣する。
その影響で中を締め付けたのか、真央が苦しそうに顔を歪める。もうイきそうになっているのを感じたのか、真央は蒼井の口を塞ぐ。
「んんっふぁ、まぉっんんんっ!」
深いキスをしたと思うと、真央は蒼井の中で射精した。それと同時に蒼井の身体はビクビクと痙攣し、果てた。
「あおい。」
「まお。」
二人は向かい合い抱きついた。
俺は何を見せられているのか。
社内に響き渡る怒鳴り声の主は、後輩たちや同期から鬼と恐れられている蒼井くん。彼のモットーは『自分に厳しく、他人にも厳しく』というようなものだ。
そんな彼には、想像もつかない本性がある。
それは昨日の事だ。
なんやかんやで俺の息子が男を抱いているのを見て、息子に恋したという。
今考えても理解できない。なぜ男が男を抱いているのを見て、その男を好きになるのだろうか。
後輩を絞り終えた蒼井が少しもじもじしながら近づいてくる。
「あの、今日、課長の家行ってもいいですか?」
少し内向きながら恥ずかしそうにそう言う蒼井。普段見せない表情のせいか周りがザワついている。
「まさか。息子に会うたm「べ、別に息子さんに会うためではなくっ!昨日の課長の悩みまだ解決してないんで、相談の続きをしようと思いましてっ」
図星を突かれそうになった途端慌てて否定する蒼井があまりにも面白くて少し頰が緩む。
「わかったよ。そうなら早く仕事終わらせないとな。」
そう言うと、仕事に取り掛かる。蒼井が尋常じゃないほどの勢いで仕事を終わらせた事は言うまでもない。
ーーーーーーーーーー
「あ。」
今日は一段と早く帰ってきた。すると、そこにはちょこんとソファにもたれ掛かる息子の姿があった。
「お帰り。父さん。今日も会社の人も一緒?」
そう言うと蒼井に笑顔で会釈をする息子は、昔と変わらない愛らしい天使だった。蒼井は顔を真っ赤にして固まっている。その状況にたまらず切り出す。
「俺、風呂入ってくる。」
素早く自分の下着、パジャマを取ると風呂場へ逃げる。
シャワーを頭から浴びている時、悩みも洗い流されているように感じとても心地いい。
癒された。………そう言えば息子と蒼井二人っきりにして大丈夫だっただろうか。まさか、二人でイチャラブしているのでは。
ガチャッ
「あっ。」
やはりそうだったか。案の定、ソファの上で、息子は蒼井に覆いかぶさり、今にも始まりそうな体勢だ。
「……お前ら…。」
俺は呆れたような顔をした。息子がこちらをチラリと見ると、蒼井は両手で息子の顔を掴み、自分の方を向かせると、
「俺だけを見て。まお。」
おい。なんで呼び捨てなんだよ。
風呂入ってたの10分くらいだぞ。なんでそんなに仲良くなってんだ。
心の中ではツッコミんでいるが、止められないでいると、自分の存在は忘れてられていってしまった。
息子は蒼井に顔を近づけてそのまま深いキスをする。
「んっふぅ、ふぁっすきぃっ、まぉすきぃ!」
蒼井の男前の顔がどんどんメスになっていく。目の前のショックな状況に俺は呆然と見ているしかなかった。
フリーズする俺に対し、二人は更に盛り上がっていった。
ーーーーーーー
すっかり出来上がった蒼井は股を自ら開くようになっていた。太ももを持ち上げ、真央を誘う。
「まお、入れて。」
その姿は会社にいる時の彼からは想像できないほど淫らな姿だった。
真央が腰を落としていき、蒼井は真央のものをどんどん飲み込んでいく。
ジュプッ……
「ぁあっ!」
待ちかねていたものに蒼井の身体は大きくそり、口からは甘い喘ぎしか出なかった。
快感に浸っている蒼井の身体を、揺さぶり出す。最初は緩やかな動き、だんだんとその動きを早くしていく。
パチュグチュ…
「ぁ、あんっ。まおっ、まおっ!」
体格差のせいか、蒼井が真央の身体にしがみつこうとしても、届かず、首の後ろに腕を回した体勢になっていた。
すると、蒼井は舌を出し、キスをねだり始めた。
「ぁ、まほ、きふぅひてぇ…」
この体勢じゃ無理だと思ったが、蒼井の腰を更に曲げて、キスの届く距離まで顔を近づけた。真央のものが更に深い所まで入り、蒼井の身体は痙攣する。
その影響で中を締め付けたのか、真央が苦しそうに顔を歪める。もうイきそうになっているのを感じたのか、真央は蒼井の口を塞ぐ。
「んんっふぁ、まぉっんんんっ!」
深いキスをしたと思うと、真央は蒼井の中で射精した。それと同時に蒼井の身体はビクビクと痙攣し、果てた。
「あおい。」
「まお。」
二人は向かい合い抱きついた。
俺は何を見せられているのか。
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