陽のあたる場所3

運命と運勢

運命と運勢35

2020年9月28日ーーー


結局、お昼前に馬場さんが高円寺にやってきたーーー。


この日、私は誕生日だったけどもうこの歳にもなると祝ってもらうのも照れくさくてw

いつの間にか周りには言わなくなっていた（笑）


私の誕生日なんかより新しい命の方がめでたいワケでーーー


「そういえば馬場さんそろそろ……と思ったら既に生まれていたんですね！？（笑）

今Facebookでみましたよ（笑）おめでとうございます♪」


昼休憩になると、私は久々に馬場さんと２人で話をしていたーーー。



「そうなんですよ（笑）ありがとうございます♪無事産まれましたよ♪」


「女の子だと、も～っ可愛くてしょうがないんじゃないですか！？（笑）」


「その通りなんですよ（笑）もう可愛くて可愛くて（笑）」


「気をつけてくださいね？w せっかくの女の子なんで私みたいに道を外さないように（笑）」


「アッハハハハハっ！（笑）

何言ってるんですかw 福永さんは福永さんで素敵な人生ですよ♪（笑）」


そういえば馬場さんは私が女に戻っても、とくに動揺もせずに普通に受け止めてくれていた。


馬場さんはどんなセクシャリティーも受け入れられる、そんな柔軟性がある人だーー。



「アハハw ありがとうございます♪」


「ところで福永さん、最近は毎日ココ（高円寺）で働いてるんですか？」


「まぁ毎日ってほどではないですけど、だいたいココにいますね♪

実は今は失業手当もらってるんでw 週20時間未満しか働けなくて（笑）」



「あ、そうだったんですね！？（笑）」



「そうなんです（笑）

あと、実はこれから自分でお店をやろうとしていまして……（笑）」


「え、どんなお店なんですか？」


「ちょっと変わったお店で……まぁ簡単に言いますと、女装さんと男性の出会いの場でして……（笑）」


「へぇ、また福永さんらしい面白そうなお店ですね（笑）」



「そうなんですけど………実は本当は後々……


あ、そう！


まさにショートバス（Shortbus）のようなお店をいずれやりたいんですっ！！（笑）」