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令和の寿
令和の寿9
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2020年1月13日ーーー
成人式の夜、私は母に電話をしていたーー。
「え…ホント?
調べたの?」
"妊娠"て言葉に母の反応が薄かったのは、浅井と会った翌日に既に寅さんの話をしていたからだ。
「まだだよ(笑)
妊娠したとしてもまだ検査薬使っても結果は出ないくらい早い段階だから(笑)
でもね、なんとなく今回はホントに出来てる気がする。
毎年年末年始は太るんだけどさ、食事制限するとすぐに体重が落ちるのに、今回は全く落ちなくてさ(笑)
それに熱っぽいし、体調もいつもと違う…。」
「でもまぁ"想像妊娠"て可能性もあるからね?(笑)」
「ま、そうなんだよね(笑)
今まで浩志さんや篤史とも、何度も何度も『出来たかも!?』
って、今まで一体いくつ検査薬を買ったことか(笑)
でもね、今回は直感で『寅さんとはすぐ出来るだろうな』って思ってたからなんとなく当たってる気がする。
でもさ、今更ながらホントに妊娠してたらどうしようって不安になってきてさ。
このまま浩志さんと暮らしていていいものか……。」
「それはお母さんには何とも言えないわ…。
幸子が決めるしかないわよ。」
「妊娠していたとしたら、確実に寅さんの子なんだよ?
浩志さんの子ではないんだよ?
しかも妊娠してたら、たった一度だけで妊娠した事になる…。
そんな偶然って……嬉しいはずなのに……不安で……
この先寅さんにどう伝えよう………?
寅さんには今後どうしたいか聞いたら、『子供が出来たら子供の為にも一緒に住みたい』って言われちゃって……
私は東京離れたくないから、一緒に暮らしたくないし……
しばらく黙っていた方がいいかなと思ってさ?」
「それもお母さんには何とも言えないわ…w
幸子の人生なんだからっ!
それに幸子はいつもお母さんが何を言っても、どうせ自分の意見を貫くでしょ?ww
も~っ、そうゆう所も"峰子おばちゃん"そっくりなんだからっ!!(笑)」
成人式の夜、私は母に電話をしていたーー。
「え…ホント?
調べたの?」
"妊娠"て言葉に母の反応が薄かったのは、浅井と会った翌日に既に寅さんの話をしていたからだ。
「まだだよ(笑)
妊娠したとしてもまだ検査薬使っても結果は出ないくらい早い段階だから(笑)
でもね、なんとなく今回はホントに出来てる気がする。
毎年年末年始は太るんだけどさ、食事制限するとすぐに体重が落ちるのに、今回は全く落ちなくてさ(笑)
それに熱っぽいし、体調もいつもと違う…。」
「でもまぁ"想像妊娠"て可能性もあるからね?(笑)」
「ま、そうなんだよね(笑)
今まで浩志さんや篤史とも、何度も何度も『出来たかも!?』
って、今まで一体いくつ検査薬を買ったことか(笑)
でもね、今回は直感で『寅さんとはすぐ出来るだろうな』って思ってたからなんとなく当たってる気がする。
でもさ、今更ながらホントに妊娠してたらどうしようって不安になってきてさ。
このまま浩志さんと暮らしていていいものか……。」
「それはお母さんには何とも言えないわ…。
幸子が決めるしかないわよ。」
「妊娠していたとしたら、確実に寅さんの子なんだよ?
浩志さんの子ではないんだよ?
しかも妊娠してたら、たった一度だけで妊娠した事になる…。
そんな偶然って……嬉しいはずなのに……不安で……
この先寅さんにどう伝えよう………?
寅さんには今後どうしたいか聞いたら、『子供が出来たら子供の為にも一緒に住みたい』って言われちゃって……
私は東京離れたくないから、一緒に暮らしたくないし……
しばらく黙っていた方がいいかなと思ってさ?」
「それもお母さんには何とも言えないわ…w
幸子の人生なんだからっ!
それに幸子はいつもお母さんが何を言っても、どうせ自分の意見を貫くでしょ?ww
も~っ、そうゆう所も"峰子おばちゃん"そっくりなんだからっ!!(笑)」
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