陽のあたる場所3

こたろ

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本能の策励

本能の策励9

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「ま、そりゃボーダーの母親はボーダーか(笑)

なんか話聞いてると、父親も怪しいよね?(笑)」


「ね?w ボーダーじゃないにしても似たようなモンすよ(笑)

義父も義父で、『娘は確かに異常ではありますが、病気ではありません!』とかメールして来ましたからね(笑)」


「アハハハハっ!w

"異常"とは認めてるんだ!?(笑)」



「"異常"ってw それが病気なんだってのっ!(笑)」



「まぁ病気と認めたくないにしてもその返しはヤバいね(笑)

なんかさぁ、父親は歯医者だし、ちゃんと仕事はしていてるワケじゃん?

だから三葉ちゃんや母親よりはまだ社会性はあるだろうし、

もうちょっと理解力あると思ってたんだけどね?」


「そうなんスよねっ!?

歯医者なんて患者がいなきゃやってけないわけで…

ちゃんと患者がいるって事は、それなりに社会性のある人な筈なんスけどね?

だからこそ、話せば分かると最初は思ったんスけど……


まぁ、なんせ自分の体裁ばかり気にしてますからね?ww

そうゆう人って、肩書きのある人や権力ある人に弱いんスよね?(笑)」


「あ~、いわゆる"御山の大将"タイプね?(笑)

地元では偉そうにしていて、地元から一歩外に出ると権力ある人にゴマ擦りしちゃう感じ?(笑)」


「そうそう!w

まさにそうゆうタイプっすよ!!(笑)


だから義父に敢えて言ってやりましたよw

三葉が『◯◯大学の指導教授にまでメールをして迷惑をかけている』って話をww


実際その指導教授も、三葉からのメールは『自分を正当化するばかりで客観性に欠ける』って事、俺に言ってきましたからね(笑)」


「あ~ぁ……

三葉ちゃんも周りにメールをすればするほど味方を減らしてしまうのに……。」



「ま、それに全く気が付いていないところが病気なんスよ(笑)」
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