陽のあたる場所3

こたろ

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仮想と真実

仮想と真実5

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黒田さんからメールが来ていて、私はすぐに返信をした…。

『弟さんは妻子がいて東京で弁護士をしていると聞いていました!

お通夜は無事終わったのですかね!?(ノ_<)

ちなみに篤史さんのお手紙は送っていただけるのでしょうか(T-T)

弟さんとは犬猿の仲というか、弟さんが篤史さんを毛嫌いしているようなので、私は弟さんは信用できません!

とにかくお手紙で篤史さんの意思を知りたいです!

黒田さん、どうかご協力お願いします!(>人<;)』


『僕はお通夜には、行っていませんが、多分終わったと思います!

確かに、弟さんは、弁護士をしていて、篤史さんには、相当毛嫌いしてはしていたようですが、

篤史さんには、自分で保険金を掛けていて、お母様が受け取り人になっている、相当な額が入るような話をお母様から、聞いてしまいました。

手紙は、篤史さんの49日法要に車の処分に札幌に来る際に札幌駅で会う事になりました!

その時に受け取ります!

篤史さんは、最後まで、仕事して
全うしていたようです

今さっき、篤史さんのお母様から生前の篤史のご厚意厚くお礼を申し上げます) と連絡ありましたm(_ _)m

なんか詫びしさです(T-T)』


『了解しました(T-T)

なんだか自分は蚊帳の外なようで悲しいです(T-T)

49日の前に受け取ることは出来ないでしょうか?(ノ_<)

ただただ篤史さんのお手紙を早く読みたいです(><)

忙しいようでしたら、私の方からどこでも向かいますので!

正直、お母様の発言が本当なのでしたら、ドン引きです>_<

篤史さんの元奥さんとどっちもどっち過ぎて私には理解できませんね(T-T)』



『ただ、篤史さんは、一人で最後まで、頑張って生きた事敬意を表します!

僕は、篤史さんがいたから頑張ってこれた事は、事実ですし、感謝しております!』



『そうですね(><)私もそれは一緒です!感謝してます(´;ω;`)』


そして数日後……


「桜庭さんっ!

なんで彼の手紙くらいすぐに送ってくれないんですか!?

おかしくないですか!?」


国仲さんは、相変わらず篤史の周りに対しても不信感を募らせていた(笑)



「彼の部下さんが手紙は49日の時に受け取るとか言ってたので、その後になると思うんですが……

正直、もっと後になるか……


むしろ、手紙を受け取ることすら出来ない可能性もありますね(笑)」


「……えっ!?

なんでですかっ!?」


「"遺産相続"が終わるまでは、私の出る幕はありませんよ(笑)


彼は相当な額の保険をかけてましたから(笑)


もし手紙に余計な事が書かれていたら、抹消されて私は一生読めずに終わるでしょうね(笑)」
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