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改俊の情
改俊の情19
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ガラっ!!
私は勢いよく喫煙所の扉を開けたーーー。
「はぁ…っ…はぁ……っ」
扉を開けると、見知らぬおじさんが1人と、若者の男性が1人タバコを吸っていた……。
やっぱりいないか………。
喉頭癌でさすがに喫煙所にはいないか……。
篤史なら、それでもタバコを吸っていると思っていたけど……。
『…………。』
どうする?私……?
篤史はもう空港にいないかもしれない……。
だけど、その後に行く場所も分からない……。
私はただただ空港で次の便を待つ事にしたーーー。
もしかしたら、飛行機を一便遅らせたかもしれないし……。
そう思いながらも黒田さんにメールをした…。
『ダメですね!(ノ_<)到着口が2箇所だったので、小さな出口の方から出てしまった可能性大です!』
『2ヶ所あるのですか?一つのかけだったのですね!?
後は、宿泊先ですね。連絡ないみたいです。篤史さんからは』
『荷物受け取ってから行くならと片方にかけたんですがね(ノ_<)
そろそろ次の便が到着するので一応それも待ってみます!』
それから、私は次々と新千歳空港から到着する便をずっとずっと観察していた……。
もしかしたら、篤史がいるかもしれない……。
だけど、篤史は私に会いたくないかもしれない………。
そう思うと、同時に虚しさが込み上げてきて、私は半泣き状態でひたすら出口を見つめていた………。
『お疲れ様です。幸子さん今はどちらにおりますか?』
私は勢いよく喫煙所の扉を開けたーーー。
「はぁ…っ…はぁ……っ」
扉を開けると、見知らぬおじさんが1人と、若者の男性が1人タバコを吸っていた……。
やっぱりいないか………。
喉頭癌でさすがに喫煙所にはいないか……。
篤史なら、それでもタバコを吸っていると思っていたけど……。
『…………。』
どうする?私……?
篤史はもう空港にいないかもしれない……。
だけど、その後に行く場所も分からない……。
私はただただ空港で次の便を待つ事にしたーーー。
もしかしたら、飛行機を一便遅らせたかもしれないし……。
そう思いながらも黒田さんにメールをした…。
『ダメですね!(ノ_<)到着口が2箇所だったので、小さな出口の方から出てしまった可能性大です!』
『2ヶ所あるのですか?一つのかけだったのですね!?
後は、宿泊先ですね。連絡ないみたいです。篤史さんからは』
『荷物受け取ってから行くならと片方にかけたんですがね(ノ_<)
そろそろ次の便が到着するので一応それも待ってみます!』
それから、私は次々と新千歳空港から到着する便をずっとずっと観察していた……。
もしかしたら、篤史がいるかもしれない……。
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そう思うと、同時に虚しさが込み上げてきて、私は半泣き状態でひたすら出口を見つめていた………。
『お疲れ様です。幸子さん今はどちらにおりますか?』
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