陽のあたる場所3

改俊の情

改俊の情10

浩志さんと私は離婚してからというもの、いつもこんな感じだ（笑）


既に50を過ぎた浩志さんがもう変わらないのも変われないのも百も承知で私は一緒にいる（笑）


だからこそ、お義母さんの気持ちも分かる…。


たとえ自分の息子だからと言って、『50過ぎのおじさんに今更何を言っても無駄』と考えるのもまた普通のことでもある……。


私も既にアラフォーだし、お互いいい大人だからこそ、お義母さんに助けを求めるのもまたお門違いなのだろう……。



それよりなにより、『相手に不満があるならば縁を切ればいい』ただそれだけのことなのだからーーー。





『幸子さんお疲れ様ですm(_ _)mお話あります

実は篤史さん、退院して来月東京に、行く情報が、来てました。』





2019年2月14日ーーー


バレンタイン当日の夜、黒田さんからメールがやってきた。


黒田さんとはなんだかんだでずっとメールが続いていていつも細かな情報も教えてくれていたーー。




『本当ですか！？

もし日程が分かればぜひ教えていただきたいです！m(_ _)m』



『どうも、来月の4日みたいと聞いております。』




『そうなんですね!?(＞＜)

では3月4日は休もうかと思います！』



『あまり無理せずにして下さい！僕は、同席できませんが、今回こそ、篤史さんと会えれば、光栄です！m(_ _)m』


黒田さんは相変わらず篤史と私を応援してくれているようで、一番頼れる存在でもあったーーー。




それから3日後……


『お疲れ様です！幸子さん今日はお仕事ですか？』