陽のあたる場所2

こたろ

文字の大きさ
上 下
684 / 771
永遠の白線

永遠の白線12

しおりを挟む
「……っ!

……つまりは、彼が私に言っていた話は嘘だと……?

私は彼の事をそうゆう風には思ったことはありません……。

ただ、彼の事を"アスペルガー"か"発達障害"かと疑ってはいましたが……。」



「………。


私にも本当のことは分かりません。

彼の言っていることが本当かもしれませんし…

もしかしたら、彼の部下が言うように、本当に末期癌かもしれませんし……


でも、だとしたらなぜその遺書を貴方に見せてくれないのでしょうか…?w」


「私にもそれが謎なんですっ!

"ワープロで書いてあるし、彼の意思じゃないと思うから"と言う理由で渡してくれないのが不思議で…っ!」


「そんなの彼が書いたか分からなくても、その遺書が嘘でもなんでもとりあえず貴方宛ならば見せるだけ見せてくれって話ですよね?(笑)」


「私もそう思うんですっ!

その黒田さんも何を考えているのか…?それも全て本当は嘘なのか…?私にはもう何も分からなくて……。」


「あの、彼の写真をもう一度見せていただけませんか?」


「はい…っ!」



それから私は一番最近…つまりは最後に篤史と会った3月の大阪の写真を占い師さんに見せた…。


「なるほど(笑)

失礼ですが正直、この写真を見る限り彼は大したことない格下の者に見えますね(笑)

身につけているメガネといい、服装といい…w


本来、彼らは見栄っ張りですから、もっと質の高いモノを身につけている筈です!」


「確かにそうだと思いますっ!

彼も元々そうでしたっ!!


出会った時は全身ブランド品で、分かりやすいくらい見栄っ張りで……


でも彼は私と付き合ってから価値観が変わったんですっ!

見栄を張らなくなって、ブランド品にも興味なくなったんです!!

だから、普通の格好になっただけなんですっ!!!」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした

亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。 カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。 (悪役モブ♀が出てきます) (他サイトに2021年〜掲載済)

キンモクセイは夏の記憶とともに

広崎之斗
BL
弟みたいで好きだった年下αに、外堀を埋められてしまい意を決して番になるまでの物語。 小山悠人は大学入学を機に上京し、それから実家には帰っていなかった。 田舎故にΩであることに対する風当たりに我慢できなかったからだ。 そして10年の月日が流れたある日、年下で幼なじみの六條純一が突然悠人の前に現われる。 純一はずっと好きだったと告白し、10年越しの想いを伝える。 しかし純一はαであり、立派に仕事もしていて、なにより見た目だって良い。 「俺になんてもったいない!」 素直になれない年下Ωと、執着系年下αを取り巻く人達との、ハッピーエンドまでの物語。 性描写のある話は【※】をつけていきます。

あなたの隣で初めての恋を知る

ななもりあや
BL
5歳のときバス事故で両親を失った四季。足に大怪我を負い車椅子での生活を余儀なくされる。しらさぎが丘養護施設で育ち、高校卒業後、施設を出て一人暮らしをはじめる。 その日暮らしの苦しい生活でも決して明るさを失わない四季。 そんなある日、突然の雷雨に身の危険を感じ、雨宿りするためにあるマンションの駐車場に避難する四季。そこで、運命の出会いをすることに。 一回りも年上の彼に一目惚れされ溺愛される四季。 初めての恋に戸惑いつつも四季は、やがて彼を愛するようになる。 表紙絵は絵師のkaworineさんに描いていただきました。

同期の御曹司様は浮気がお嫌い

秋葉なな
恋愛
付き合っている恋人が他の女と結婚して、相手がまさかの妊娠!? 不倫扱いされて会社に居場所がなくなり、ボロボロになった私を助けてくれたのは同期入社の御曹司様。 「君が辛そうなのは見ていられない。俺が守るから、そばで笑ってほしい」 強引に同居が始まって甘やかされています。 人生ボロボロOL × 財閥御曹司 甘い生活に突然元カレ不倫男が現れて心が乱される生活に逆戻り。 「俺と浮気して。二番目の男でもいいから君が欲しい」 表紙イラスト ノーコピーライトガール様 @nocopyrightgirl

【 よくあるバイト 】完

霜月 雄之助
BL
若い時には 色んな稼ぎ方があった。 様々な男たちの物語。

消えない思い

樹木緑
BL
オメガバース:僕には忘れられない夏がある。彼が好きだった。ただ、ただ、彼が好きだった。 高校3年生 矢野浩二 α 高校3年生 佐々木裕也 α 高校1年生 赤城要 Ω 赤城要は運命の番である両親に憧れ、両親が出会った高校に入学します。 自分も両親の様に運命の番が欲しいと思っています。 そして高校の入学式で出会った矢野浩二に、淡い感情を抱き始めるようになります。 でもあるきっかけを基に、佐々木裕也と出会います。 彼こそが要の探し続けた運命の番だったのです。 そして3人の運命が絡み合って、それぞれが、それぞれの選択をしていくと言うお話です。

皇帝陛下の愛娘は今日も無邪気に笑う

下菊みこと
恋愛
愛娘にしか興味ない冷血の皇帝のお話。 小説家になろう様でも掲載しております。

後悔と快感の中で

なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私 快感に溺れてしまってる私 なつきの体験談かも知れないです もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう もっと後悔して もっと溺れてしまうかも ※感想を聞かせてもらえたらうれしいです

処理中です...