655 / 771
激動のスイッチ
激動のスイッチ14
しおりを挟む
大丈夫…
きっと大丈夫……
来月には一緒に住めるし、私が健康管理すればきっと…っ!
今の時代、癌だって治る時代だしっ…!!
『人生、良い事をすれば良い事が返ってくる、悪い事をすれば悪い事が返ってくる』って言うけれど…
篤史はもう公正してこんなに頑張って生きているし!!
きっと神様も見放さないでくれるはず…っ!!!
「幸子……
マジでありがとな…。
とりあえずよ、この先俺になんかあった時よ……
ま、仮に死んじまった時の話さ……?w」
「……え?やめてよぉ…」
「この先よ、お前と結婚して、もし子供生まれてよ……
その時にもし俺が死んじまってもよ?
ちゃんとお前と子供が生きていけるような保険には入ってるからよ……」
「そんなことは今どうだっていいからっ!!
とにかく篤史は長生き出来るよう一緒に頑張ろ…?」
「正直よ?長生き出来ないのは間違いねぇと思うのさ……。
だからよ、周りに聞いてみたのさ。
『仮に子供1人育てるのにいくらくらい金掛かるのか?』って言ったらよ、1人3000万くらい掛かるって言うのさ。
だからよ…
もし仮に、俺が死んでも子供3人くらいは育てられるような保険にはちゃんと入ってっからっ!
幸子、頼むっ……
こんな俺で申し訳ねぇけど……
もし俺との子供が出来たら、産んで欲しいのさっ!!」
「篤史……
もちろんそのつもりだよっ♪
篤史との子供、産みたいよっ!!
だからさ、とにかく来月からは一緒に住んで、治療に専念していこ?
保険も大事だけど、子供にとっては"お父さん"の存在の方が大事だからさっ!」
「幸子……ありがとうっ!
俺さ、正直不安だったのさ…
会社の事も…喉頭癌の事も……
こんな状況でもこんな俺の事見捨てずに居てくれて……
マジでありがとなっ!!」
それから、関西空港で篤史を見送ってから、私は夜行バスで東京に帰った。
お互い帰った後も相変わらず毎日LINEでラブラブメールをしながら愛を育んでいた…(笑)
だけど……
『篤史、大丈夫かな?(´;ω;`)』
2018年3月30日ーー
篤史と再び音信不通になった……。
更に2日後の4月1日ーーー
『叔父さん亡くなった!!』
篤史からのLINEをキッカケに、私達の歯車は再び狂い始めたのだったーーー。
きっと大丈夫……
来月には一緒に住めるし、私が健康管理すればきっと…っ!
今の時代、癌だって治る時代だしっ…!!
『人生、良い事をすれば良い事が返ってくる、悪い事をすれば悪い事が返ってくる』って言うけれど…
篤史はもう公正してこんなに頑張って生きているし!!
きっと神様も見放さないでくれるはず…っ!!!
「幸子……
マジでありがとな…。
とりあえずよ、この先俺になんかあった時よ……
ま、仮に死んじまった時の話さ……?w」
「……え?やめてよぉ…」
「この先よ、お前と結婚して、もし子供生まれてよ……
その時にもし俺が死んじまってもよ?
ちゃんとお前と子供が生きていけるような保険には入ってるからよ……」
「そんなことは今どうだっていいからっ!!
とにかく篤史は長生き出来るよう一緒に頑張ろ…?」
「正直よ?長生き出来ないのは間違いねぇと思うのさ……。
だからよ、周りに聞いてみたのさ。
『仮に子供1人育てるのにいくらくらい金掛かるのか?』って言ったらよ、1人3000万くらい掛かるって言うのさ。
だからよ…
もし仮に、俺が死んでも子供3人くらいは育てられるような保険にはちゃんと入ってっからっ!
幸子、頼むっ……
こんな俺で申し訳ねぇけど……
もし俺との子供が出来たら、産んで欲しいのさっ!!」
「篤史……
もちろんそのつもりだよっ♪
篤史との子供、産みたいよっ!!
だからさ、とにかく来月からは一緒に住んで、治療に専念していこ?
保険も大事だけど、子供にとっては"お父さん"の存在の方が大事だからさっ!」
「幸子……ありがとうっ!
俺さ、正直不安だったのさ…
会社の事も…喉頭癌の事も……
こんな状況でもこんな俺の事見捨てずに居てくれて……
マジでありがとなっ!!」
それから、関西空港で篤史を見送ってから、私は夜行バスで東京に帰った。
お互い帰った後も相変わらず毎日LINEでラブラブメールをしながら愛を育んでいた…(笑)
だけど……
『篤史、大丈夫かな?(´;ω;`)』
2018年3月30日ーー
篤史と再び音信不通になった……。
更に2日後の4月1日ーーー
『叔父さん亡くなった!!』
篤史からのLINEをキッカケに、私達の歯車は再び狂い始めたのだったーーー。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
あなたの隣で初めての恋を知る
ななもりあや
BL
5歳のときバス事故で両親を失った四季。足に大怪我を負い車椅子での生活を余儀なくされる。しらさぎが丘養護施設で育ち、高校卒業後、施設を出て一人暮らしをはじめる。
その日暮らしの苦しい生活でも決して明るさを失わない四季。
そんなある日、突然の雷雨に身の危険を感じ、雨宿りするためにあるマンションの駐車場に避難する四季。そこで、運命の出会いをすることに。
一回りも年上の彼に一目惚れされ溺愛される四季。
初めての恋に戸惑いつつも四季は、やがて彼を愛するようになる。
表紙絵は絵師のkaworineさんに描いていただきました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
桜吹雪と泡沫の君
叶けい
BL
4月から新社会人として働き始めた名木透人は、高校時代から付き合っている年上の高校教師、宮城慶一と同棲して5年目。すっかりお互いが空気の様な存在で、恋人同士としてのときめきはなくなっていた。
慣れない会社勤めでてんてこ舞いになっている透人に、会社の先輩・渡辺裕斗が合コン参加を持ちかける。断り切れず合コンに出席した透人。そこで知り合った、桜色の髪の青年・桃瀬朔也と運命的な恋に落ちる。
だが朔也は、心臓に重い病気を抱えていた。
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
同期の御曹司様は浮気がお嫌い
秋葉なな
恋愛
付き合っている恋人が他の女と結婚して、相手がまさかの妊娠!?
不倫扱いされて会社に居場所がなくなり、ボロボロになった私を助けてくれたのは同期入社の御曹司様。
「君が辛そうなのは見ていられない。俺が守るから、そばで笑ってほしい」
強引に同居が始まって甘やかされています。
人生ボロボロOL × 財閥御曹司
甘い生活に突然元カレ不倫男が現れて心が乱される生活に逆戻り。
「俺と浮気して。二番目の男でもいいから君が欲しい」
表紙イラスト
ノーコピーライトガール様 @nocopyrightgirl
ヤクザと捨て子
幕間ささめ
BL
執着溺愛ヤクザ幹部×箱入り義理息子
ヤクザの事務所前に捨てられた子どもを自分好みに育てるヤクザ幹部とそんな保護者に育てられてる箱入り男子のお話。
ヤクザは頭の切れる爽やかな風貌の腹黒紳士。息子は細身の美男子の空回り全力少年。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる