陽のあたる場所２

青春の瞬き

青春の瞬き22

「嬉しいね…ありがとう…。

でもさ、そもそも叔父さんとお義父さんは仲悪かったのに篤史の事をよく受け入れてくれたね！？」


「いや……

最初は叔父さんから門前払いさ…（笑）」


「……え！？そうだったの！？」


「オヤジの遺言書通り、とりあえず叔父さん家まで行ってインターホン鳴らしてさ……

したら『会いたくないから帰ってくれ』って言われてさ…（笑）」


「篤史もそりゃビックリだったでしょ！？w

お義父さんの弟訪ねて、まさかいきなり拒否されるとは！！」


「あぁ…だからなんでわざわざこんな事しなきゃなんないのかと思ったさ（笑）


しかもその頃はまだ前の会社の残った仕事に行っててよ……

仕事終わった後、車で１時間以上かけて寒かろうが雪が降ろうが、とにかく毎日叔父さんの家に向かったのさ。

来る日も来る日もインターホン押して…出てくれなくて、ずっと待ち続けて……


そんでちょうど叔父さん家に通い詰めて１週間経った時だな

雪が降ってる日に、たまたまちょうど叔父さんが仕事から帰って来る時に鉢合わせてさ……



『とりあえず話だけは聞いてやるから入りな。』って家に入れてくれたのさ！！」