陽のあたる場所２

心のシェルター

心のシェルター9

2017年10月15日ーーー


私は浩志さんの車で成田空港まで送ってもらった…。


成田空港に向かう途中……


「さっちゃん、

篤史とは連絡取れたの？」


「昨日の夜から返事はないですね…。」


「ったく…っ

何考えてんねんっ！？


さっちゃんの事どうする気やねんっ！？」



「……。


お義父さんまで倒れて篤史も今大変な時なので……

多分私の事まで考えられない状況なんだと思います……。

私も私で篤史には内緒で勝手に引っ越しを決めてしまったので、篤史を責める気はありません…。」


それからそのまま成田空港に向かっていると……


『おはよう。今日も仕事だわ』


やっと篤史から連絡がきた。



『おはよう！今日もお仕事頑張ってね(>_<)

私は今日から完全にニートなので今日から職探し頑張ります（笑）(￣▽￣;)』



私はすぐに返信したけど、その後成田空港に着くまで篤史からの返信はなかった……。


成田空港に着くと、私はなんだか期待より不安が襲ってきた……。


浩志さんは空港の中まで送ってくれて、遂に浩志さんとの別れの時がやってきた……。


「さっちゃん、大丈夫やねんか？」


「大丈夫です…。」


「さっちゃん、ホンマ大丈夫やねんか！？（笑）

しっかりしいやっ！！

俺もさっちゃんが篤史と無事に札幌で会える事を祈ってますから！！！」

「浩志さん、本当にありがとうございました。

こんなところまで送っていただいて……

本当にすみませんっ！！


今となっては本当に浩志さんに感謝しかないです…っ！

今までありがとうございましたっ！！！」


私はそう言って浩志さんに頭を下げならがも寂しさと不安で声は震えていた……。



「さっちゃん…？

さっちゃんならきっと大丈夫っ！！

きっと札幌でも元気にやってけるって♪


大丈夫やねんからっ！！

もしなんかあっても、ちゃんと帰る家がさっちゃんにはあるねんからっ！」


「……え？」


「札幌で困ったらまたウチ帰ってくればええしっ！！w

ま、俺んちには戻りたくないかもしれへんけど…（笑）

俺じゃなくても実家にお母さんもいるねんからっ♪

ちゃんとさっちゃんには帰るトコあるねんからっ！！

何も心配せんでええからっ！

気をつけて行ってきいやっ！！！」