陽のあたる場所2

こたろ

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色恋ストラテジー

色恋ストラテジー11

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「そんな…私のことまで…。

私は大丈夫だからさっ!」


「お前には心配ばっかかけて申し訳ねぇ…。

オヤジも幸子が無事に北海道来てくれることを望んでいる。

会社の件はオヤジと必ずなんとかする!!

とにかくまずはボスの暴走を食い止めなきゃならないっ!!


オヤジが言ってたわ…

『奴の目をみた瞬間に昔と変わってしまったのが分かった。』って!


『奴の目はもう腐っちまっている…。

金と権力を掴んで人が変わってしまった……。』とさ。


でもよ、オヤジは俺にはこう言ってくれたわっ!

『篤史、お前は社長になっても変わらないと信じてるからな!』ってさ!!!」



「お義父さんの言葉、私も嬉しいわ♪

私もさ、篤史は変わらないって信じてるからねっ!!!」


「当ったりめぇよっ!!

俺がンな事で変わるわけねぇべ!?

俺に任せなさいって!!

俺は社長どころかアメリカの大統領補佐官になっても変わら…」

「待った!w

やっぱり違う意味で篤史には変わって欲しいわっ!(笑)」


「何処がよ!?」


「そうやって褒められるとすぐに調子の乗るとこっ!!!(笑)」


「アッハハハハっ!w

俺の性格をようお分かりで♪ww


ったく、幸子さんには敵いませんわっ!!(笑)」


「アハハっ!

ま、それよりまずは喉頭癌の治療だね…。」


「いや、もうだいぶ良くなって来週頭には退院さ♪」


「え、お見舞い行こうと思って来週半ばに休みとったのに!(笑)」


「わりぃなw もう俺は退院したらすぐに仕事復帰さ(笑)」


「え…、結局社長がクビだとか言ってたのに戻るの!?」


「あの後、また2人で来てよw

『進退どうするのか決めろっ!』ってよ(笑)」


「はぁ!?

自ら解雇だと言っておきながら!?(笑)

去年もクビだの言って、コロコロ言うこと変わるねぇw

結局あの2人じゃ会社うまく回ってないわけね?(笑)」


「あぁ、会社はもうボロボロみたいさ。今の会社は潰すとはいえ、今残ってる連中を見捨てるワケにはいかねぇ。

だからとりあえず会社には在籍して、水面下でオヤジと動きだすわっ!!」



そして翌日……


『オヤジ、今日ついに外出禁止令が出たらしいわ!笑』
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