陽のあたる場所２

魔女の条件

魔女の条件27

「マジ……！？」


「あぁ…

でも喉頭癌っつっても初期の初期らしいから大丈夫さ！」


「ホントに…？

でも無理しないでね…？」


「あぁ、大丈夫さ。

それよりボスと愛人には腹立ってしょうがねぇっ！！

彼奴らブチ殺してやりてぇわっ！！！」


「今日は愛人も一緒だったの！？」


「あぁ、そうさ！

あの女も相当調子に乗ってるわっ！」


「２人に何言われたの！？」


「俺に『熊本行くか、会社辞めるか、どっちにするか決めろ！』だとよ（笑）」


「はぁ…っ！？

何それ！？

自分が辞めなきゃならない立場だった筈なのに、何でいきなりそんなこと言い出してんの！？」


「俺が邪魔なんだろ？（笑）」


「篤史のこと今まで散々良いように使ってきて、突然そんな……。

愛人に篤史の代役やらせるって事なのかな！？」


「かもな（笑）

俺もずいぶんと舐められたモンだわ（笑）」


「で、どうするの！？熊本行くの！？」


「いや、行かねぇ！！

突然そっだら事言われて、受け入れられるワケねぇべさっ！？」


「…そりゃそうだろうけどさ

今は一応社長だから、 社長の命令には従うしかないのかなって思うし…。」


「俺は納得できねぇっ！

熊本には行かねぇっっ！！


あの女もボスの前だと調子こいて、ムカッ腹立つしよ…



俺もさすがに頭キて愛人に水ぶっ掛けてやったわっ！！（笑）」